半島の先端で歌人の眺めた大海原を一望できる「真鶴半島」
JR東海道本線・真鶴駅前から右に折れ、街中~海辺~森を抜けて延びている道(約4.8 ㎞)が、真鶴半島の先端までバスをいざなってくれます。
やがてたどり着いた「ケープ真鶴」の奥庭のような風情で、半島の先端「三ツ石海岸」と太平洋の広がりが展開します。
歌人・与謝野晶子の歌碑が向き合っている大海原が、壮大なパノラマビューを私たちにも見せてくれています。
こちらが林の中に建っている「ケープ真鶴」の建物です。
2階部分は「真鶴町立遠藤貝類博物館」になっています。
館内は、ご覧のように明るく広い空間で、1階部分は土産物売場と喫茶室と休憩室があり、
そして、2階の「遠藤貝類博物館」に上る階段があります。
2階にある、真鶴町立の「遠藤貝類博物館(入館料300円)木曜休館」は、同町の貝類研究家、遠藤晴雄氏寄贈の約5万点のコレクションを保有し、
写真の「第1展示室」のほか、希少なオキナエビスガイを展示する「第2展示室」、世界各地の貝標本を展示している「第3展示室」に分かれ、約5千点の貝標本が一般公開されています。
こちらは、1階の奥にある「喫茶リップル」。
生乳を使った3種のソフトクリーム(バニラ・アップルマンゴー・ミックス)が売りで、
さらに、そのソフトクリームをアレンジした「きびもちソフト」「ラスクソフト」(どちらも400円)などがあります。
喫茶店内は、外の景色が眺められる気持ちのよいスペースです。
その窓の外に広がっている景色の中に出るのは簡単です。
まるで「ケープ真鶴」のお庭みたいなロケーションの広場は、松林と海風と大海原の世界です。
ここに立っている与謝野晶子の歌碑には、
『わが立てる 真鶴崎が二つにす 相模の海と 伊豆の白波』と刻まれています。
歌碑のところまで行くと、下の「三ツ石海岸」に降りられる階段が続いているのが分かります。
下れば必ず上りがあるから…なんて言ってないで、下りてみましょう。
素敵な景色に出会えるかも、なんですから。
階段を下りて行くと、海岸までの途中に、潮風にさらされた風合いが、なんとも気になる「カフェ 真鶴見晴らし台」があります。
地元の方のお話しでは、ちょっぴり風変わりなマスターがやっている喫茶店で、運が良ければ営業していることがあるそうです。
やっていたら、ここの眺めは素晴らしいかも(取材日は閉店で中に入れませんでしたが…)です。
※海岸までは、もう少しあり、干潮のときには「三ツ石」まで歩いて行けるそうです。
海岸まで下りた方も、途中で引き返した方も、ちょっと一息つきたくなるかも知れませんね。
再び戻った「ケープ真鶴」には、嬉しいことに喫茶店のほか、このような休憩室もあるのでご利用ください。
もちろん、土産物売り場には、いかにもここらしい「貝殻」のお土産や、
写真の「かもめサブレ」を始め、お菓子類、海産干物類などが沢山並んでいるので、ゆっくりお選び頂けます。
◆使用した写真は、「遠藤貝類博物館第1展示室」以外は、全て2015年12月8日撮影のものです。