奥飛騨・本陣、自在かぎのある夕食風景 …B302 薬師温泉の旅(2)
乗鞍スカイラインで、高山の清涼さに身も心も(?)洗われた後、バスは緑深き山間を徐々に下って、奥飛騨温泉郷新平湯温泉の北端、「薬師の湯・本陣」に到着します。

見るからに山間の旅籠、それも大名などが泊る「本陣」の風情を感じさせる印象は、単に建物や玄関、ロビーのしつらえだけでなく、夕食会場である宴会場にもありました。
山小屋風の宿などで見る“自在かぎ”が、広い宴会場にずらり。しかも、この部屋だけでなく、大中小全部の宴会場にあるのです。

で、これが取材の後でできた秋の夕食です。ご覧の通り、イメージ写真ですが、もちろん本物もこの通りですからご安心ください。
全ての料理が山里らしさを保ちつつ、一工夫した調理がされているので、ゆっくりお召し上がりください。
それから、季節によって若干内容に違いが出るのは、どこも同じです。念のため。

取材時のお料理と共通しているものは、この「薬膳スープ」です。体に良い七種の具材を40分以上蒸しあげたものだと言うことで、すごく美味しくって、体に滋養が浸み込む感じで、夏バテに効きそうです。
このツアーに参加する方は、心してお召し上がりを。量が少しなのですが、そこがまたありがた味がある感じなんです。

いろいろお料理を食べているうちに、自在かぎから吊るされている「蕎麦の実雑炊」が煮えてきます。
鍋の周りには「串の囲炉裏焼き」が刺さっていますので、熱々をほおばりましょう。
それから、美味しそうになってきた雑炊といきましょう。

「蕎麦の実」というものは食べたことがなかったので、興味津々でした。
この鍋は、他の料理を食べている間、かなり長いこと煮込んでいたのに、蕎麦の実はちっとも煮崩れていず、ぷちぷちぽろぽろと舌の上で踊ります。
こんな食感は初めてで、山里の冬の味はこんなかなぁ、と感じ入りました。

お腹一杯になって、夕食会場を出て館内を散歩していると、三味線の音が…。
これは、この本陣の従業員さんのお一人が三味線の名手で、時々(勤務時間が合うと)こうして、喫茶室でお客様のリクエストに応じて、津軽三味線から歌謡曲に至るまで、楽しい三味線コンサートを開いているのだそうです。
この夜も、津軽三味線の解説を入れながら、大変上手(全くプロです)な演奏を聴かせていました。この奥飛騨ツアーに参加された方は、運が良いと聴けますので、本陣に到着されたらフロントで尋ねられると良いでしょう。

三味線コンサートを覗いた後、しばしの館内散歩と洒落込みます。玄関ホールに飾られた“本陣”らしさの漂う品々に、歴史を感じるひとときを過ごしましょう。
真中にあるのは、国の重要無形文化財指定の「越し太鼓」です。

館内散歩のついでに、売店へ。
明日の出発の前に、じっくりお土産選びをするのもよいのでは。
それからお土産物と云えば定番の、部屋にあったお茶うけのお菓子も狙い目ですね。

奥飛騨名物の「栃の実せんべい」や「塩せんべい」など、素朴で懐かしいお土産が印象に残ります。
そして、こちらがお部屋に用意されていたお菓子の「栃もち」です、と表示されています。
お土産物選びはこれくらいにして、ちょうど売店の隣が今夜の男性用のお風呂「権現の湯」のようですから、ちょっと入りにいきましょう。
◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
「B302 三つの源泉・奥飛騨の名湯」
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。

















































