
六華苑(ロッカエン)は、山林王と呼ばれた桑名の実業家、二代目諸戸清六の邸宅だった建物です。
全体で18000㎡余の広大な敷地に洋館、和館、蔵などの建物が建っています。

六華苑を特徴づける一部4階建ての木造洋館は、鹿鳴館を設計したことで有名な英国人ジョサイア・コンドル博士の設計で、明治44年着工~大正2年に竣工したものです。
この写真は、「池泉回遊式」の日本庭園側から撮ったもので、洋館の左に和館が長く延びています。

洋館の右側に和風の玄関があり、邸内の見学用の入り口になっています。
中に入ると正面に喫茶ルームがあり、右側には「離れ」と「お蔵」、左側に「和館本館」と「洋館」の広い邸内を見て回るコースになっています。

右側の離れだけでも、大きな屋敷だなと思う方が多いはずですが、左に入った和館本館はさらに広く、写真は二の間辺りから一の間方向を右に見て、左側に庭園を臨む長い畳廊下を撮ったものです。
この数寄屋造りの豪壮な日本建築に、圧倒される方が多いと思います。

和館の規模に驚いた後、洋館に入ると「風と共に去りぬ」の屋敷を連想させるような眺めに感激です。
写真はゲームテーブルのある一間で、主な各部屋にそれぞれ暖炉があるのには驚かされます。
またこの洋館は、ただ今(2月現在)上映中の映画「人間失格」のロケ場所になったことが、大きくアピールされています。

六華苑の近くに、旧桑名藩の城跡でもある「九華公園」があります。
写真の左の看板辺りが有名な「七里の渡し」跡で、右奥に見えている櫓(ヤグラ)が「蟠龍(バンリュウ)櫓」です。
桑名藩の初代藩主は、三河でおなじみの本多忠勝公と云うことでなにやらご縁がある場所なのです。

桑名を出て、伊勢湾岸道~東名阪自動車道・亀山インター近くの「安全文化村ドライブイン」で昼食休憩を摂った後、伊勢自動車道~伊勢二見鳥羽ラインを経由して、鳥羽市の「ミキモト真珠島」に立寄ります。
陸側から長い屋根付きの橋を渡って着いた真珠島には、この島で真珠養殖を世界に誇る日本を代表する産業として確立した、御木本幸吉翁の巨大な銅像(上野の西郷さんより大きいと云う)が迎えてくれます。

銅像のそばには、最近海女さんが偶然見つけたと云うハート形の石があり、その海女さんが寒中でも海に素潜りする実演が観られます。
なお、海女さんたちが入口改札所で出迎えてくれることもあるのです。

海女さんたちの実演が見られる観覧席の反対側には、真珠博物館があります。
この博物館には、真珠貝の種類や真珠の養殖法、加工法などが展示されていて、漠然と知っていたつもりの養殖真珠のことがよく分かります。

養殖真珠についていろいろ説明されているコーナーのなかでも、これを見逃しては、というコーナーがこの「美術工芸品コーナー」です。
フィラデルフィアで開かれた万博で、世界を驚かせたと云う「御木本五重塔」を始めとするパール製美術工芸品の数々が、気品高く静かに輝いています。

私は2度目なの、という方は真珠博物館からさらに右に歩を進め、瀟洒な和風の建物「御木本幸吉記念館」を訪ねるのもよいかもしれません。
ここでは、御木本幸吉その人について、詳しい紹介展示がされています。
この建物からさらに右に行けば、最初に入った入口の前に出られ、ちょうど島を一周することになります。
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