北陸の伝統工芸は奥が深い、と思う2日目 …A803 粟津温泉の旅(4)

ゆのくにの森入口
さて2日目の観光ですが、ゆっくりのんびりしていたい方たちは「Aのんびり10時出発」組で、頑張っていろいろ見たい方々は「B9時出発」の「ゆのくにの森」観光コースにと、二手に分かれます。
結論を言えば、体力がOKなら「ゆのくにの森」に行くことがお奨めです。
写真は「ゆのくにの森」の入口部分ですが、奥が深いですよ、ここは。


マップ
まずは、こちらのマップ(村内案内図)をご覧ください。
入口を入ってすぐのところにある看板ですが、このように「〇〇の館」が何か所も点在しています。
こちらでの予定滞在時間は50分弱くらいだと思いますが、このように各館を覗きながら行くと、どんどん奥に入り込んで行くことになります。
これが案外距離があるのと、各館がそれぞれなかなか見るところが多いので、普通に見ていくと恐らく「金箔の館」あたりで、Uターンして帰り道に「のれんの館」「茶の湯の館」を見るくらいが限界かと思われます。
当日のガイドさんのアドバイスをぜひご参考に。


伝統美術の館例えば、こちらが一番最初に寄ることになる「伝統美術の館」です。
外観はこんな田舎の庄屋さんの家のようですが、


伝統美術の館内部中に入ると、こんな具合でなかなかどっしりとした立派な屋内です。
このような室内の雰囲気に加え、家具調度品が目を引くものが多く、ゆっくり見ていると時間がどんどん過ぎていきます。


九谷焼の館実演伝統美術の館は、大きな施設ではありますが、順路に沿って歩く「輪島塗の館」「友禅の館」は、山道を軽く登るコースにあり(雪があったら行けないかも)、また写真の「九谷焼の館」のように、ここの11の館はみな体験コースがあるので、興味のある方は覚悟を決めて“ココだけでイイ”としないと、とっても回り切れません。
この先の館のうち、ぜひおすすめは「お菓子の館」でしょうか。ここの施設でしか売っていない『伊助饅頭』※試食あり、などお土産選びの穴場です。
とにかく、入口でもらえる案内図入りのパンフレットを持って、頑張ることになりそうです。


お菓子城 加賀藩文化村
そして、2班に分かれていた一行が合流して、次に立ち寄るのが「御菓子城 加賀藩文化村」です。
写真は、国道から施設内の駐車場に入って、内側から御菓子城加賀藩の建物を見ているところです。
このお城の(ような)建物の中に、金沢の御菓子文化の粋と、工芸品、そして2階に展開する世界最大の「折り紙ミュージアム」があるのです。


折り紙ミュージアムこちらが、5000種、10万点の折り紙が展示されている世界最大の「折り紙ミュージアム」です。
この館内には、世界の折り紙展のほか、純金シートで折られた「折鶴」や、折り紙で作られた「恐竜ランド」、世界最小(顕微鏡で見る)の折鶴などが展示されています。


人間国宝館・川北良造の間また、御菓子城から外に出ると見えるドーム型の建物の連なりは、内部がこの写真のように、ひとつひとつが人間国宝の工芸家の作品と履歴が展示された「人間国宝館」になっています。
皆さんは、折り紙ミュージアム、人間国宝館を見学して、加賀銘菓や工芸品のお土産を選ぶという濃い時間を過ごすことになります。


やべ清昼食会場
北陸伝統の加賀文化を満喫した後、バスは北陸自動車道を使って敦賀湾沿いの、かにで有名な「やべ清敦賀店」に立ち寄ります。
こちらで昼食になりますが、この昼食会場で頂くのが「カニ一杯(1匹)付き雑炊膳」です。


やべ清店内お食事後には、越前ガニを始め日本海の新鮮な魚介が格安で並んでいる店内で、財布のひもを緩めることになるのでしょうか。
お宅に帰っての夕餉もまた、うまし日本海の幸、ということになるんでしょうね。


小牧かまぼこ店内そして、帰路に着く寸前、最後の最後にもうひとつ寄るのが、敦賀インターのすぐそばにある「小牧かまぼこ」です。
先ほどの「やべ清」が鮮魚系中心なら、こちらは魚の加工品“かまぼこ”です。
かまぼこだって、原材料が新鮮な方が旨い。ということで、ここでもお買いもの、ということになります。
かまぼこのラーメンとか、スイーツとかおもしろいものもあるのでお楽しみに、です。

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A803 粟津温泉 法師

部屋から風呂からどこからも見事なお庭が …A803 粟津温泉の旅(3)

至誠堂 楽々庵昨夜の続きです。
夕食の宴会がお開きになった後、皆さん三々五々館内に散っていくわけですが、
1階のフロント・ロビーから奥に行くとある「夏の館(大浴場入口の反対側)」の「小いき横丁」で、カラオケやラーメン屋さんのほか、
写真の焼き物絵付け体験教室「楽々庵」で絵付けを楽しんだ方もみえると思います。


朝のお話
楽しかった夜が明け、朝湯へと向かった方は、時間が合えばロビー前の茶室「松風」で、四十六代「法師善五郎」の深い法話が聞ける「朝のひととき」(6:45~7:10)に参加できます。


湯上りお休み処から能舞台が見える朝見ると、大浴場前のお休み処から、立派な能舞台が見えます。


朝の大浴場「豊明」朝早くの大浴場は、湯気に満ちて、窓の外には露天風呂と中庭が見えています。


朝の露天風呂
外に出て露天風呂に入るとき、寒気が肌を刺激し、お湯のぬくもりが満足感をさらに増してくれます。


朝食
お風呂上がりのほかほか状態で、朝食会場に行けば、伝統的な日本の朝餉が湯気を立てて待っています。
赤い味噌汁椀の前は「いかそうめん」で、黒塗りの長方形の入れ物には「海苔」、その上に見える卵は「半熟卵」です。


笹がれいバター焼き「いかそうめん」も旨いのですが、冬場の火のものはやはり一味違います。
笹がれいを魚の形の鉄板でバター焼きすると、ご飯が進んじゃいます。


豆腐鍋左上の「豆腐鍋」は、だし汁がホントにいい味してます。
温まった豆腐は、とってもなめらかで喉を滑り落ちます。(アツイのでご注意を!)


海産物朝市
朝食が済んで部屋に戻る途中、土産物売店の前に名物「海産物朝市」が荷を広げています。
男性従業員の方の威勢の良い呼び込みと、その声に呼応する奥様方のかけあいが、傍で聞いているとなかなか面白く、これも旅の一興だなぁ、と思える出発前のエピソードでしょう。


土産物売店そのお土産物売店は、なかなかに規模が大きく、お菓子類や海産物などばかりではなく、九谷焼や入浴用品、化粧品など、女性陣の足を引き留める力はすごいものです。
恐らく、皆さんは前夜にゆっくり品定めをされていることでしょうね。


お庭の眺めさて、それではバスの出発時刻まで、ゆっくりお庭を眺めましょうか。
写真の場所は土産物売店のそばにあるお休み処ですが、
この「法師」は、全体として大きなロの字に建物が配置されているので、館内をぐるりと廊下伝いに歩けば、広い日本庭園の様々な景色が楽しめるんです。

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A803 粟津温泉 法師

日本一歴史あるお宿「法師」に泊まる …A803 粟津温泉の旅(2)

法師
越前竹人形の里を出て、しばらく走るとバスは粟津温泉に到着します。
今宵のお宿「法師」は、大変長~い歴史のあるお宿です。(※ギネスブックにも「日本最古の宿」として認定されています)
今から約1300年前(718年~奈良時代!)に、泰澄(タイチョウ)大師が白山大権現の夢のお告げでこの粟津の地に霊泉を掘り当て、弟子の雅亮(ガリョウ)法師(=初代・善五郎)に命じて一軒の湯治宿を建てさせ、その湯守りをお任せになったと云うことです。
それが、この『法師』と呼ばれる四十六代にわたる長い歴史のある、お宿の始まりになります。


ロビー
玄関を入ると、落ち着いた日本の良さを感じる和風のロビーが私たちを出迎えてくれます。


部屋部屋に案内されて、いつものようにまずは浴衣に着替えます。
部屋の明かりでぼんやり見える窓の外のお庭の佇まいが、良さそうで明日の朝が楽しみです。


大浴場入口早速出かけるお風呂は1階にあり、向かって右に女性用の「艶明」、左側に男性用の「豊明」となっています。
男女の入れ替えはなく、ほぼ同じような造りとなっているようです。


大浴場男性用「豊明」の大浴場は、インド砂岩と地元産の「芍谷石(シャクヤイシ)」が使われていて、足裏に優しくフィットして、よくある滑りそうな危うさはありません。
さすがに冬場の内湯は湯気で曇ってしまいますが、この温かさを感じてください。


夜の露天風呂かわりに露天風呂は湯気では曇りませんが、星空以外周囲はあまりよく見えません。
内湯から、外気に震えながら足早に歩いて入るお湯の温かさは、なにものにも代えがたい気持ちの良さですね。
この温泉の泉質は、ナトリウム硫酸塩泉(芒硝泉)で、無色透明ですが成分が濃く、浴用、飲用ともに多くの効能があるそうです。


夕食会場、座敷タイプお風呂に入って、体がほかほかして、昼間の疲れも取れるとなれば、さあお待ちかねの夕食です。
いそいそ集合する先は、こんなお座敷タイプの宴会場か、その日によってはお座敷に椅子・テーブルを置いた、和様折衷タイプの会場になります。


夕食フルセット
はい、こちらが越前加賀の海と山野の食材を、板さんが腕によりをかけて作ったお料理です。
目を引く青竹の中にあるお野菜は、この後熱湯を注いで作る竹蒸し「加賀野菜のせいろ蒸し」で、(マグロ、ぶり、イカ、甘海老の)お造りの上に見えてる「酢味噌か塩」で頂きます。
台物は「つみれ鍋」、その上に見えるのは「石川こしひかりの銀しゃり釜飯」です。
もちろん全部が膳に並ぶ訳ではなく、竹の隣の天ぷらや茶わん蒸し、デザートは後から出て参ります。


前菜なかなか味わい深いのが写真の「前菜」で、さすがに板さんが腕の冴えを最初に見せる料理だけあって、繊細なお味です。
イチョウの形は「柿の上にバター」、その隣の金色の四角は「煮こごり」、そして甘く煮た海老、四角な器は「山芋の賽の目切りに三つ葉」、その横は「バイ貝」で、殻が柔らかく簡単に割れるのでしっかり中身が取り出せます。
いずれも薄めの上品なお味です。季節の食材なので、この宿を訪れた時季によって変わるのも楽しみです。
隣にちょっと見えているのは、凌ぎの「おっしょべ蕎麦」です。


茹ずわい蟹そして、ありますよ、冬の北陸の味覚の王様「茹ずわい蟹」。
蟹の身掘りの「カニスプーン」があるところが、しっかり食べたい蟹好きには嬉しいのです。
こちらはオーソドックスに二杯酢で頂きます。(蟹の身が甘い!)
それにしても綺麗な器ですねぇ。


つみれ鍋そうこうしているうちに、鍋の湯気が強くなってきました。
これが食べごろの合図、ということで蓋を撮ればふわ~っと良い匂い。
イワシのつみれなのですが、三河のと違って随分なめらかで柔らかいのです。
出汁がよく効いて、体も温まります。やはり、冬は鍋ですねぇ。
最後に締めで頂くご飯も、さすがコシヒカリの本場だけあって米粒が旨いのです。
今夜だけは〇とるのを忘れて、しっかり食べまくりましょう!

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A803 粟津温泉 法師

九頭竜湖から越前伝統文化を訪ねる1日目 A803 粟津温泉の旅(1) 

九頭竜湖とダム
東海北陸道の白鳥インターからバスは「油坂峠道路」を通って、山道を快調に走ります。
やがて、左側にいかにも山の湖といった風情の「九頭竜湖」が、道路沿いに見え隠れします。
この写真の「九頭竜ダム」でせき止められたダム湖が九頭竜湖です。
高さ128mのロックフィルダム(岩石や土砂を積み上げて建設するダム)で、
この写真の景色を通り過ぎて振り返ると、堤のようなダム部分がよく見えます。


昼食場所・ホテルフレアール和泉レストラン九頭竜ダムからしばらく大野市に向け走ったバスが立ち寄るのは、1日目の昼食場所「ホテルフレアール和泉」の別棟レストランです。


レストランの窓の景色レストランの大きな窓からは、標高1524mの日本百名山のひとつ「荒島岳」が雄大な姿を見せています。
こちらで「特選和膳」の昼食を頂きます。


大野散策マップ
1575年に築城が始まった大野城(マップでは七間通り下側の図外)と、短冊状に区切られた町並み、
そして、寺院が甍を連ねる「寺町通り」と、城下町誕生のころから続くとされる「七間朝市」など、
400年を超える歴史ある町が、奥越地方の中心地大野市の中心部「越前おおの」です。


七間通り「伊藤順和堂」と露店上のマップの中央部[P]から近い「七間通」からぶらついてみましょうか。
すぐに目につくのが写真の「伊藤順和堂」さん。「いもきんつば」の立て看板が目立っています。
店頭で焼いている「いもきんつば@130円」は、多少の順番待ちがあったとしても食べてみる価値ありです。
また、店先にある露店は、名物「七間朝市」なのですが、雪の多い冬場は残念ながらお休みになっています。


笑人堂七間通りをそのまま「二番通」の方向に歩くと、大吟醸が評判の「南部酒造場 花垣」や、手作り工房「もっこ」
そして写真の「笑人堂」などの店があります。
小さなお店ですが、中で休むことができ、
名物の「里芋コロッケ@120円」のアツアツを頂きながらお茶を飲めるのがいけてます。
ちなみに里芋コロッケは、まるでクリームコロッケのような食べ心地で、観光客に受けています。
この店の先あたりで前方(マップでは下の方)を見ると、「大野城」が小山の上に建っているのが望めます。


長勝寺よりの寺町通の眺め笑人堂のあたりから、マップの左側「石灯籠通」に出て、「本伝寺」、「浄勝寺」を回って、写真の「長勝寺」あたりまでやってくると、前方の突き当りが「善導寺」などの寺院が建ち並ぶ「寺町通」になります。
各寺院の門前には、寺の由緒を記した石碑などがあるので、歴史好きの方には興味深いものでしょう。


越前竹人形の里城下町大野を出たバスが次に立ち寄るのが、このスマートな建物「越前竹人形の里」です。
ここは、竹で作った人形を製作・展示している日本で唯一の場所です。
最大の特徴は、長くつややかな人形の髪にあると云われています。


竹人形作り実演建物の中に入ると、早速竹人形を作っている竹人形館に案内されます。
最初の区画では、竹人形の制作実演が見られるのですが、その精緻な技には誰もが驚かれるでしょう。
この写真の作業で、真竹を0.2㎜まで割いて1体につき5,000~7,000本ほどを竹人形の頭部となる部分に植え付けるのだということです。


創作竹人形館「黎明」制作実演を見た後、実習室、作品展示コーナーと回って、この「創作竹人形館 黎明(レイメイ)」の部屋があります。
竹人形作家の「師田黎明」氏の作品が静かに並び、まるで女性そのものの姿を写したかの竹人形は、やはりそのつややかな髪の表現力の魅力を物語っているようです。


竹製品売り場展示室を一巡して、再び本館に戻ると、そこには今見てきたばかりの竹人形や、竹の工芸品、あるいは「笹かすていら」や、笹を酒々(ササ)にかけた「酒々ショコラ」「酒々しぐれ」などの、
美味しいお菓子類が並んで、あなたのお買い上げを待っています。

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A803 粟津温泉 法師