美味しい朝食と花回廊と蒜山高原が待っている2日目
三朝館の朝食は美味しかったです。が、これは春の料理。初夏には初夏の工夫が凝らされた朝食が、きっと貴方を待っているはず。
はたはたは冬の魚でしょうね。でも、観光バス旅の朝食のうちでも、生干し系の魚が付いていることは、案外なかったと思います。
これが旨かったので、朝食の印象点がアップしたくらいです。もちろん、かにの味噌汁や、他のおかずも美味しかったのですが、初夏になってこの魚の代わりになにが付くか、お楽しみです。
腹ごしらえが出来たら、バスの集合時間まで、館内の土産物店を見回ります。そこに行かなければ手に入らない品が見つかったとき、その品を誰にお土産にしようかと、考えるのも楽しいものです。
ありましたねぇ、昨日お部屋に通されたときにお茶請けにあったお菓子「銘菓いなばのしろうさぎ」。これなんか誰にでも喜ばれそうです。
東京土産の「ひよこ」に似てますが、もっとしっとり系の上品な白あんの甘さがいいです。
山陰ではメジャーな可愛いお土産です。写真はお尻から撮っちゃいました。前側には可愛い赤い目が付いてます。ちらっと見えてるでしょ。
バスに乗り込む前に、昨夜泊った三朝館を写真に収めます。
いい温泉と美味しい料理が心に残っています。
バスは三朝館を出発すると、国内最大級のフラワーパークのひとつ「とっとり花回廊」に向かいます。案内図をお借りしたので、事前に全体配置をざっと把握しておくと便利です。
中央のドーム大温室は規模も大きく、見応えがあります。イベントとして、5月下旬から6月にかけて、「ばらまつり」~「ゆりまつり」と移り、7月中旬からの「ひまわりパーティー」とつながっていきます。
この温室、フラワードームは、直径50m、高さ21mあり、冬でも約20℃に保たれいて、熱帯・亜熱帯の植物が生い茂る中、千株以上の洋ランや、珍しい観葉植物類がトロピカルムードを醸し出しています。
また、ドーム内には、二十世紀梨のソフトクリーム(250円)が販売されているので、ソフトクリーム好きの方はぜひどうぞ。
また、案内図上側の「花の丘」は、季節の花がスケール感豊かに咲く丘で、背景に鳥取を代表する大山(ダイセン)が見えるシャッターチャンス一杯のゾーンです。
写真は「とっとり花回廊」さん提供の6月下旬からの花「ルドベキア」の丘です。
続いてさらに開放感、スケール感のある「蒜山高原」に立ち寄ります。
一口に蒜山高原、と言ってもこのように広く、様々な見どころポイントがあります。
とは言っても、高原の風景とバックに必ずある「蒜山三座」とのマッチングの妙でしょう。
例えばこんな風に。左から「上蒜山」1202m、「中蒜山」1122m、「下蒜山」1100mです。
三つの山の総称が「蒜山」なのですが、この“ひるぜん”という呼称は、日本にひとつしかない珍しいもので、その語源は諸説があって定説はないのだそうです。
こんな絵に描いたような景色があり、また山間での酪農に適していると言われるジャージー種が多く飼われ、日本の同種牛約8,000頭のうち、なんと約2,000頭がこの蒜山で飼われているのです。
ミルクが濃厚で、この味のフアンも多いんだとか。必ずどこかで出会うはずですから、お味逃しのないように。