2日目は加賀百万石・金沢市を探訪します …A707 崋山温泉の旅(4)

ひがし茶屋町
2日目の朝は、9時出発とゆったりスケジュールです。
それもそのはず、今日の目的地「金沢市」は崋山温泉のある福光から、西北西にさほどの距離はないからです。
まず一番目の立ち寄り先「ひがし茶屋街」は、金沢市東山の加賀藩時代の、落ち着いた上品なまちなみが残る「卯辰山(ウタツヤマ)山麓寺院群」を中心としたエリアを言います。


箔座歴史色の漂う街並みに似合うお店が多く、なかでも金箔細工で有名な「箔座」のあぶらとり紙は、国宝修復などにも使われる高品質の純金箔をつくる技術をいかしてつくられており、吸収力・肌ざわりともに抜群だと云います。
この「ひがし茶屋街」については、このバス旅ガイド左側のカテゴリー欄にあるB250「ホテル日航に泊まる旅(4)や、A016「和島温泉の旅(4)でも紹介していますので、よろしければご覧ください。


近江町市場続いて立ち寄る金沢名所「近江町市場」では、約1時間の買い物タイムが取ってあります。
賑やかなアーケード街には、水産物のお店のほか八百屋さん肉屋さんなども並んでいます。
金沢市民にとっても日常のお買いものスポットになっているので、日本海の活きのいい魚介類を中心に見て回りたい処です。
飲食系では寿司屋さんが多いのも特長ですが、時間の関係でそれはこの後の兼六園・金沢城跡界隈にされる方がよさそうです。
「近江町市場」については、さきほどご案内のB250「ホテル日航に泊まる…」でも紹介しております。


金沢城マップ「近江町市場」からバスは、金沢市内を「金沢城跡」・「兼六園」のエリアに移動します。
金沢観光と言えば必ずというほど立ち寄る「兼六園」の向かい側「金沢城跡」は、意外に紹介されていないので今回は少し丁寧にご案内をば。
城内は広いので、まずはこのマップで見当をお付けください。
※マップ内の「現在地」は、この絵地図が掲示されていた場所です。


五十間長屋と河北門兼六園側から見てすぐにあるのが「石川橋」~「石川門」のルートです。
1788年に再建された石川門をくぐると「観光案内所」の建物が見え、左に目を転じるとこの「河北(カホク)門」があります。
その「河北門」の左に見えるのは「橋爪門続櫓・五十間長屋」です。
平成22年4月完成の「河北門」の上は「二の門」となっていてこの金沢城の建築構造などを無料公開しています。


鶴の丸広場河北門の反対側に行くと、土塀の奥にこの「鶴の丸広場」があります。
休憩所もあり、また橋爪門続櫓が見えるこのお庭は晴れていれば絶好の撮影ポイントになるでしょう。
このまま奥に歩を進めると、現在の修復工事現場を往時の石垣を積む工法の説明などがあって、知らずにお城造りの知識が入ってきます。


二の丸広場から「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」
五十間長屋の建物を回り込む形で歩くと、やがて「二の丸広場」に出ます。
ここから見える「菱櫓(ヒシヤグラ)・五十間長屋・橋爪門続櫓」は、平成13年に安政頃の景観を再現して復元されたものです。
金沢城は、築城以来何度も火災消失の憂き目にあっていて、文化5年(1808年)の二の丸火災の後再建、明治14年(1881年)に再び焼失しています。
天守閣は慶長7年(1602年)の落雷消失を機に再建されず、その後は実用性を重んじて二の丸だけを整備しています。
こちらには、画面向かって右にある(灯りの点いている)案内所で入城券(300円)又は「兼六園」共通の「プラス1利用券(500円)」を購入すれば、左端にある「菱櫓」から入館できます。


兼六園マップ
「金沢城跡」を観光した後、やはり「兼六園」も観ておきたいもの。
季節季節、時々で、表情を変える名園には何度も足を運ぶことをお奨めします。
入園(300円)は、金沢城五十間長屋共通の「プラス1券(500円)」を求めるのもよいでしょう。


ことじ灯篭園内は、今の時季なら雪吊りが施されていて、運がよい(?)方は雪景色にも出会えるかも。
この「ことじ灯篭」は外せないでしょうが、上のマップを参考に園内各所にある名所を今回は数を絞ってじっくり観るのもお奨めです。


兼六園園外「さくら茶屋」今回のバス旅は、この「兼六園・金沢城」エリアで、自由昼食となっています。
金沢市街に行って、味の名店を探すのもよし、観光に徹してこうした兼六園のお隣にある「さくら茶屋」などで、観光地昼食もよしでしょう。
参考までに「兼六園」の情報は、左のカテゴリーのA024「氷見温泉の旅(4)」にも載っているので、ご一読ください。


軽食・白鳥さくら茶屋のお隣の「軽食・白鳥」だったら、観光客というより市民感覚で軽く昼食、なんて感じでしょうかね。

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A707 華山温泉

ブリしゃぶ、カニの夕食とこれまた旨い朝食 …A707 崋山温泉の旅(3)

夕食フルセット
お待たせしました!お待ち兼ねの豪華夕食です。
カニもブリもある会席料理だから、日本海が近いのが分かりますね。
こんなとき、まずカニから取り掛かる方と、カニは後に回す方に分かれますね。あなたはどちら派?


宴会場
夕食会場は、基本的には2階か3階のこんな感じの広間です。
砂風呂の砂もお風呂で落として、なんだかつやつやしっとりしたお肌の皆さんが三々五々集まって来るお部屋です。


ほたるいか黒造りお酒を飲まれる方なら、まずはこんなところから箸を付けるかも知れませんね。
珍味「ほたるいか黒造り」です。これ、お酒に合うんですよね。


ブリしゃぶカニは後、と決められたなら、ブリしゃぶなどいかがでしょう。
仲居さんが火を着けてくれたら、湯の沸き始めに野菜を入れて、煮立ち始めたらブリの薄造りをしゃぶしゃぶさせて、薄紅が差しているくらいのをポン酢で頂きます。
これもお酒に合う。よほどのビール党でない限り、日本酒がよいですよ。


五箇山豆腐朴葉味噌焼きお酒に合うと言えば、こちらも同じく。
五箇山豆腐が朴葉の上で味噌とコラボして、ネギを乗せて食べるとクイクイいけちゃうんです。
どんどん焦げていくので、ブリしゃぶと、ちょっと時間差をつけて着火してもらうのがベターです。


甲羅を外すいよいよカニさんにかかります。
この甲羅をめりめりっと外すとき、なんだかプレゼントの箱を開けるときに似てません?
みその詰り具合がプレゼントです。


朝の部屋からの景色
楽しい一夜が明けて、朝の景色が窓から見えます。
さあ、2日目がスタートです!
まずは、朝風呂ですね。


大浴場内湯昨夜はよく分からなかった湯の色が、かなり緑色なのが分かります。
泉質は、ナトリウム−塩化物(低張性・弱アルカリ性・高温泉)で、別名“あたたまりの湯”。豊富に含まれた天然ミネラル成分が皮膚の表面に膜をつくるので、長時間、からだを保温してくれることが由来だとか。
弱アルカリ性である、ナトリウムイオン・カルシウムイオンが多く、温度が高すぎないなど、全国の名だたる美人の湯の条件に合致しているようです。
※浴室の入口からは湯気で撮れないので、露天風呂側からの写真です。


露天風呂露天風呂からは砺波平野が見えて、のんびり湯に浸かっていると時間がゆるやかに流れているのが分かります。
この温泉は、二本の天然温泉を混ぜ合わせたもので、湯あがりは肌がしっとりすべすべになると評判のものです。


朝食の情景
お風呂から出ると、おなかが空いているのがわかりますね。
昨夜、仲居さんから教えられていた朝食会場に急ぎましょう。
この光景こそが、日本の温泉宿の朝食風景なんだなぁ、と思いません?


11-dsc_0053e69c9de9a39fこの宿の朝食は、正しい(?)日本旅館の朝餉です。
焼きサバは温かく、皮がぱりっとして身はふっくら。味噌汁はおぼろ昆布でした、この朝は。で、美味です。
ほたるいかの塩辛は、昨夜の黒造りよりやや甘めでご飯によく合います。
着席してから火を着けてもらえる「豆腐鍋」は、トーフも美味、一緒に入っているエビのすりものもいけてます。
お腹が満ちたら、出発時刻までどうぞご自由に。忘れ物なさいませんように。

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A707 華山温泉

なんと言っても、名物・砂風呂を体験しなきゃ …A707 崋山温泉の旅(2)

丘の上の崋山温泉
富山と石川県の県境の医王山(イオウゼン・939m)のふもとのまち福光(フクミツ)の丘の上に、今夜の宿・崋山(ハナヤマ)温泉が建っています。
周囲には小高い山々と、のどかに広がる散居村(サンキョソン)が見えます。
農村の原風景、そして、日本の原風景ともいうべきその眺めは、春夏秋冬、美しさと穏やかさに溢れています。
※散居村とは、広大な耕地の中に民家(孤立荘宅)が散らばって点在する集落形態で、反対語は集村(シュウソン)です。国内最大とされる砺波平野では現在、約220平方㎞に7000戸程度が散らばっています


崋山温泉玄関口
丘の上にバスが着くと、玄関がやさしく迎えてくれているようです。
赤いこの宿の消防車が、入口に置いてあるのが珍しくも印象的です。


ロビーラウンジまずは、ロビーのラウンジで一息でしょうか。
そのあと、各自、各グループに分かれてお部屋に向かいます。


部屋さあ、やっとお部屋に着きました。
仲居さんの挨拶と、館内案内、夕食・朝食時刻を聞いたらさっさと浴衣に着替えて、お目当ての「砂風呂」体験しに行きましょ、行きましょ♪


砂風呂の入り方
南砺平野が一望できる最上階(6F)にあるのが、医王山の山砂を源泉の蒸気で温めている名物「砂風呂」です。
恐る恐るといった感じでやってくると、そこに貼ってあるのがこの砂風呂の入り方です。
裸足の足裏に、少しこぼれている砂がざらつくのが分かります。


ガウン男性も女性(多分)も、更衣室で普通のお風呂と同じく、すっかり裸になってこの砂風呂用ガウンに着替えて、砂風呂室に入ります。
着心地は悪くありません。


砂風呂1砂が敷き詰められている砂風呂室に入ると、やせたおじさんがシャベルを持って待機しています。
砂風呂用のスペースは、こちら側と反対側に約10人分くらいずつでしょうか。
反対側は、どうやら女性用で入口は違っていても、混浴(?)ということです。
もっとも、ガウンを着ているので岩盤浴のイメージが近いかな、といったところです。
場所を決めて(ガウンのまま)横たわると、おじさんがシャベルでざっざっと砂をかけてくれます。なんだか昔、海水浴に行って砂山にされた感覚が甦ります。結構ずっしりした感じと、抱きしめられている(?)ような感じがします。


砂風呂2砂をかけられ終えると、自分で持ってきたタオルを額に乗せて、じっと40℃の砂布団にくるまれること約20分、からだはすみずみまでぬくもり、汗がどっと噴きだすのは新陳代謝の活性化の証拠です。
その汗で体内の毒素や老廃物が排出されるので、自然治癒力の向上と、体に浸透した天然ミネラル成分で、しっとりすべすべのお肌が期待できそうです。
ちなみに写真の男性は、ちょうどいらしたお客様でワタシではありません。

す。
シャワーおじさんに声をかけられて掘り出されるんですが、時間は人によってまちまちで15分くらいで出る方も多いようです。
とにかく砂だらけなので、砂風呂室を出たらガウンを所定の籠に入れ、取りあえずシャワーを浴びます。
頑張っても完全には落とし切れないので、直後に1階にある大浴場に参ります。


みやげもの売店お風呂でさっぱりして(お風呂のことは次回ご紹介)、夕食の集合時刻まで売店でも覗いてみましょうか。


売店店内ここのお土産物売店はスペースもかなりあり、着るものからお酒、地産品、お菓子類と幅広くお土産品の目見当だけでも付けておければ、といったところでしょうか。
だって、砂風呂とお風呂でしたからお財布持ってないですもんね。
お楽しみの夕食、お風呂、朝食のご案内は次回です。よろしくお願い致します。

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A707 華山温泉

越中五箇山から絹の道を辿って城端へ …A707 華山温泉の旅(1)

五箇山相倉合掌集落
このバス旅の最初の立寄り地「相倉合掌造り集落」は、合掌造りの建物が新旧民家と寺、道場、合掌小屋を合わせて24棟からなっています。
そのうち人が住んでいる民家は11棟で、空家が10棟もあるのです。
五箇山(世界文化遺産=相倉・菅沼・白川郷)と称するこの地方は、古い時代から峠を越えた山向こうの城端(ジョウハナ)町との交易によって生計をたててきました。
昔の相倉(アイノクラ)集落はその街道筋に位置していたので、人の往来が絶えなかったといいます。
それが昭和初期の自動車道開通後は往来筋からはずれた形になって時がストップしたかのような穏やかな里になっています。
写真は、バスが着く駐車場の石垣の上にある「秋篠宮様ご歌碑」広場からのものです。


広場
駐車場のところにも1軒土産物屋さん(相倉屋)がありますが、まずは道筋を辿って集落の中心部にある広場に行ってみましょう。
写真は、一旦広場に入ってから右の小路(地主神社への参道)から広場を見たものです。
向かって左から「宿・庄七」、白い土蔵が「土産物・庄八」、右の大きな建物が食堂・土産物屋の「まつや」です。


まつやこちらが「まつや」です。
実際に生活を営んでいる相倉集落ですが、ほとんどが民宿か土産物屋さんをやっています。
なかでも座るところがあり、食事のできるこの「まつや」さんは、わたしたち観光客にとって外せないお店でしょう。


民俗館1号館広場を抜けてそのまま行くと「宿・五ヨ門」の次に「相倉民俗館1号館」があります。
こちらでは先住民が使用していた生活道具や農機具が展示され、五箇山の四季を写したビデオが放映されています。※入館料¥200.
この先を50mほど行けば「民俗館2号館」(伝統の和紙・塩硝の資料と五箇山民謡ビデオ放映)があると案内板が教えてくれています。


くらしのある風景より観光地化している「白川郷」に比べると、規模の小さな「相倉合掌造り集落」は、少し歩けば集落全域を歩けそうです。
こんな山村の日常にのんびり触れることができれば最高ですね。
ちなみに、合掌造りは屋根雪がすべり落ちるように急勾配になっていると聞いた気がしますが、
実際には、寒中の雪は茅(カヤ)の先にくっついて離れないので雪がずれないで止まっているから、冬は雪おろしが必要なのだそうです。(春になれば雪がゆるんで自然に滑り落ちるらしいです)


城端マップ
先程寄った五箇山地方は、養蚕も盛んで採れた絹から絹織物を作った町「城端(ジョウハナ)」に街道は続いています。

城端の街は、加賀藩が「加賀絹」の生産地として庇護してきたため大いに栄え、山間の街としては雅さもあり、文化の香りも漂っています。
折角訪れたのなら、外せない5つの施設が入っているこのマップを意識して散策してみましょう。


曳山会館まずはこの「曳山会館」の見学となります。
入口から入った感じは、そんなに立派な施設に感じませんが、曳山(彫刻と漆の塗りが素晴らしい!引き回し屋台)が並んでいる展示室に入ると、


曳山間近に見るその豪華さに圧倒されます。
6つの町内の「山」が展示され、昼間の姿と夜の姿が再現されます。
写真は西上町の「竹田山」で、御神像は恵比寿さまです。
そして、曳山会館の奥は4つの土蔵をとてもうまく活かした美術館「蔵回廊」になっています。
回廊に入っただけで、その雰囲気が心の中に眠っていた”芸術心?”を呼び覚ましてくれるようです。


織館次に立寄るのは、曳山会館の向かい側にある「じょうはな織館(オリヤカタ)」がよいでしょう。
こちらは入場無料で、しんと落ち着いた館内には「加賀絹」の伝統を展示、体験コーナーや喫茶ぎゃらりーや小物ショップがあります。


善徳寺「じょうはな織館」の次は曳山会館の裏手にある大きなお寺「善徳寺」に向かいましょう。
この善徳寺は、広い境内に写真の「山門」、入って「本堂」「鐘楼」「経堂」「太鼓堂」「宝物収蔵館」が並び、山門の横には普段は閉じている「勅使門」もある格式高い寺院です。
この城端の街が栄えたのも、1559年に当時の城主に招かれて福満(フクミツ)から移転してきた浄土真宗のこのお寺の門前町となったからだということです。


じょうはな座最後に立寄るのが、南砺市市役所城端庁舎のお隣の「じょうはな座」(時間が足りない場合は寄れなくても…)です。
芝居小屋のイメージを取り入れた多目的ホールで、この地の名物の「むぎや踊り」などの定期公演(観覧料¥1500、入館だけなら無料)や公開練習をやっています。
さて、後は城端から少しの今宵のお泊り「華山(ハナヤマ)温泉」に向かいます。

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A707 華山温泉