瀬田川~石山寺の紅葉巡り、彦根で街歩き …C943 琵琶湖南 日帰り旅

C943 瀬田川リバークルーズ | 火曜日 10月 11 2011 7:48 PM |

外輪汽船「一番丸」
最初のお楽しみ「瀬田川リバークルーズ」は、「石山寺山門」のすぐ近くの船着き場から乗降できるようになっています。
明治2年(1869年)、琵琶湖に始めて登場した蒸気船「一番丸」の名の付いた、外輪船(船腹の左右に装着された大きな水車のような推進機で航行)の姿を残しています。
船の長さ (18.715m)幅(4.6m)総トン数(38t)で、速力は10ノット、旅客の定員は100名になっています。
船上からの風景を楽しみながら、船内ガイドが瀬田川周辺の歴史や文化、地元民話、近隣の寺社仏閣、史跡などを案内してくれるのを聞けば、ぐっと歴史が身近なものになるでしょう。


瀬田川リバークルーズ
琵琶湖から流れ出る唯一の河川「瀬田川」は、下流の京都府で「宇治川」、大阪府に入れば「淀川」と名前を変えつつ、大阪湾に流れ込んでいきます。
古くから北陸と大和地域とを結ぶ水路として「東大寺」造営用の木材も運搬され、旧東海道の「瀬田唐橋(セタノカラハシ)」など重要な交通路が集中している全長15㎞の河川です。


昼食処「洗心寮」瀬田川クルーズを楽しんだ後、石山寺港で「一番丸」を降りて、徒歩ですぐ近くにある「洗心寮」に向かいます。


洗心寮「湖国御膳」
目の前に瀬田川が流れる「洗心寮」では、待望の昼食タイムが待っています。
「湖国御膳」と名付けられた和食御膳は、さすが都の至近にあるお食事処らしく、板さんが腕をふるった本格的な日本食が味わえます。


八寸
例えば、この六角形の重箱に詰まっている料理は「八寸」にあたるものでしょう。
工夫の凝らされた料理をご紹介すると、上の大きい区画は「しじみ時雨煮」「卵焼き・蒲鉾・昆布巻き」「笹麩饅頭」「しじみ天」が入っています。
下の区画の左は「丁子麩酢味噌和え・牛蒡細切り乗せ」右は「川海老と大豆の海老豆」です。


「お造り・鯉洗い」と天ぷらこちらは「お造りの鯉洗い」(…酢味噌で頂きます)とカラッと揚がった天ぷらです。


しじみご飯ご飯はこの地の特徴が生きている「しじみご飯」になっています。
いずれも、季節の旬の食材を活かした料理なので、その日の条件で一部違う料理が出ることもあるようです。
それもまた楽しみに思える、美味しい「湖国御膳」にご期待下さい。


1階土産物売り場お食事は大体、景色のよい2階宴会場になります。
お食事後、石山寺に行く前後に時間がありましたら、この1階のお土産物売場で琵琶湖らしいお土産を求めることができます。
特に、「しじみ」を使った様々な食品などがお奨めでしょうか。


石山寺山内案内図
「洗心寮」から、今回の最大の目的地「石山寺」は目と鼻の先です。
まずは「山門」に向かいましょう。
(※図中の赤文字「現在地」は、この地図の案内板が立っている場所です。山門の手前にも絵地図案内板がありますが、各建物の位置関係が分かり易い、この図でご案内します)


「山門(東大門)」「石山寺」は、京都の清水寺や奈良県の長谷寺と並ぶ、日本でも有数の観音霊場で、天平19年(747年)良弁(ロウベン)僧正が、聖武天皇の勅願により開基されたところから始まります。
また、大河ドラマの三姉妹の長女、淀殿(茶々)と深いご縁があるお寺です。
写真の「山門(東大門)」[重要文化財]は1190年(鎌倉幕府開府2年前)の建立ですが、近世初期に大幅な修理が施されています。


大黒天堂「山門(東大門)」を入って真っ直ぐの参道の左右には、「事務院」、庭園が美しい「公風園」、お茶席があるお休み処「拾翠園」などが並んでいます。
その先にあるのが、この「大黒天堂」で、庭先の紅葉とのバランスを楽しめる最初のスポットです。
また、賽銭箱の横には僅かな金額で運を試せる“おみくじ”が用意されているので、お好きな方はぜひお試しあれ。


毘沙門堂と観音堂大黒天堂、くぐり岩と過ぎてから石段を登ると「毘沙門堂(左)」「観音堂(右)」があり、


蓮如堂その向かいにあるのが、重要文化財の「蓮如堂(レンニョドウ)」です。
蓮如堂は、「硅灰石(ケイカイセキ)」の崖にせり出した形で建つ懸造(カケヅクリ)の建物で、慶長期に三十八所権現社の拝殿として建てられ、後に蓮如上人が祀られるようになったということです。


本堂蓮如堂からさらに奥の石段を登ると「本堂」があります。
国宝の「本堂」の内陣は平安時代中期の建築で、外陣(礼堂)は慶長7 年(1602年) あの淀殿の寄進により増築されたといわれています。
本堂の内陣に安置されているのは、安産・福徳・縁結びの観音さまとして信仰を集めるご本尊の「如意輪観世音菩薩」さまです。
また、相の間には、紫式部が『源氏物語』を起筆したことにちなむ「源氏の間」があります。


硅灰石と工事中の多宝塔その本堂を過ぎると、石灯籠の後ろが奇岩「硅灰石」(石灰岩が地中から地表に現れた花崗岩と接触し、その熱作用で変質したもの)です。
石山寺のように雄大な硅灰石となっているのは大変珍しく、国の天然記念物に指定されています。
なお、「石山」という名称はこの硅灰石に由来しています。
さらにその後ろに、グレイの工事用ネットに覆われているのが、国宝の「多宝塔」(塔は見えませんが)です。


多宝塔工事現場国宝の「多宝塔」は、1194年(鎌倉幕府が開府して間もなく)に建立された日本最古の多宝塔です。
多宝塔とは、仏塔(お釈迦様の墓所を表わす塔・ストゥーバ=卒塔婆を略したもの)の一種で、円筒状の塔身に宝形(ホウギョウ)の屋根をのせた「宝塔」の周囲に裳層(モコシ)=庇(ヒサシ)をつけた形式の建物のことです。
現在、石山寺の多宝塔は裳層の桧皮(ヒワダ)の葺き替え工事中のため、美しい外観が見えませんが、代わりに工事現場に入れるため、普段では絶対に見られない距離で裳層を見ることができます。


石山寺紅葉イメージこれから11月にかけての境内は、天然記念物の硅灰岩や山中の諸堂が紅葉の彩りに映え、天下の紅葉名所として観る者の心に、今年の秋の記憶を残してくれるでしょう。


夢京橋キャッスルロード
最後の観光探訪地の「夢京橋キャッスルロード」は、慶長8年(1603年)の彦根城築城とともに城下町の町割りがここから始められたという歴史ある町です。
その後、徐々に時代に取り残されそうになっていたこの町は、1985年の都市計画で町の再生を図ることになり、1999年に全ての整備を完了して、古くて新しい町並みに生まれ変わったのです。
写真は、彦根城の濠に架かる「京橋」から見たキャッスルロードの状景です。


和菓子食べ歩きチケットと「ひこどら」このキャッスルロード観光は、“和菓子3品食べ歩きチケット”という企画があるので、楽しい散策になること請け合いです。
写真は、スタート地点の「彦根キャッスルホテル」で配られる「食べ歩きチケット」と、1番目の和菓子「ひこどら」です。
ちなみにこの「ひこどら」は、ふわっとタイプの口当たりの優しい美味しいどら焼きくんですよ。


どら焼き「虎てつ」こちらが、キャッスルホテル敷地内にある、「ひこどら」を試食できる「どら焼き虎てつ」です。


「いと重菓舗」店内「どら焼き虎てつ」から、彦根城のお濠に沿って、歩いて行くと、最初にご覧に入れたキャッスルロードの見える「京橋」のある交差点に出ます。
そこから左側の歩道を少し歩いて「千成亭」という店のあるところで左に折れて小路を少し行くと、創業して約二百年の「いと重菓舗」があります。
店内に入ったら、チケットを見せれば2番目の和菓子「埋れ木」が頂けます。
この「埋れ木」は、「手芒豆(テボウマメ)」=真っ白な小粒のインゲン豆
の白餡を求肥で包み、和三盆糖に抹茶を加えてまぶしてある品の良いお菓子です。


キャッスルロード町並み「いと重菓舗」を出て、また元のキャッスルロードに戻ります。
3番目の和菓子「三十五万石」のある「菓心おおすか」は、大通りを渡った向かい側ですが、楽しみは取っておいて、
少し町並み散策といきましょうか。
この広い歩道を歩いて行くと、先程の「いと重菓舗」がやっている「ギャラリーショップ糸屋重兵衛」があるので、ちょっと覗いてみましょう。
昔の和菓子の型や、歴史の展示があります。


四番町スクエア「彩菜館」その先を左に折れると、キャッスルロードに負けないくらい個性のあるお店が並ぶ「四番町スクエア」があります。
なかでも、このポケットパークにある「彩菜館」は、彦根の地場商品も並ぶこれまたなかなかのお買物スポットです。


「菓心おおすが」
おおっと、回るところ見るところが多くても、このお店には寄らなきゃいけません。
「菓心おおすが」では、3番目の和菓子「三十五万石」の試食が楽しめます。
外観同様、きれいな店内にはきれいな売り子さんが対応してくれています。
「三十五万石」は米俵をイメージした最中で、風味豊かなつぶ餡と白い求肥餅を包み込んだ、しっとりさらりとした甘さが魅力の逸品です。
以上の3店の他にも、個性あふれるお店が一杯あるキャッスルロードと四番町スクエアには、キャッスルホテルで用意してくれたマップが必携です。
地図を片手に、食べ歩き、買い歩きを存分にお楽しみください。


キャッスルホテル内の売店最後に、もしも運悪く雨などであまり散策が楽しめそうもなかったら、キャッスルホテルの売店に食べ歩きの3種のお菓子を扱っているので、ぜひご利用下さいとの
ホテルの方のメッセージでした。

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C943 瀬田川リバークルーズ