松本城、旧開智学校、味噌蔵に日本を見る …B324 白骨温泉の旅(4)

黒門と松本城
白骨温泉を朝8:30(予定)に出発したバスは、再び乗鞍高原の緑の間を抜けて、長野市に次ぐ大都会(山から来るとそう思えます)の松本市に入ります。
ここでは、国宝「松本城」が最初の観光先になっています。
文禄(1593~1594)年間に建てられたという五重六階の天守閣は、日本のお城の中で最古のもので、「姫路城」「彦根城」「犬山城」とともに四国宝城のひとつに数えられています。
写真は、正面入口から見た黒門と天守閣の景観です。
※撮影位置(1)


「松本城」撮影場所マップ
長い歴史を持つ「松本城」は、戦に備えることが第一だった戦国の城備えと、平和な江戸時代の増築部分が絶妙のバランスを取っています。
(※この形式のお城を「連結複合式」城郭と呼んでいます)
その姿を、ぐるりと城を囲むお堀の様々な位置から眺めることができるのが最大の特徴でしょう。
マップ内の矢印は、姿の変わるお城の撮影位置を示しています。


撮影位置(2)の松本城天守閣撮影位置(2)から見た天守閣です。
大天守・辰巳附櫓・月見櫓のまとまりは「複合式天守」と呼び、平和な時代に築城されたため、戦うための備えはなくなっています。


撮影位置(3)からの松本城天守閣
続いて、お堀の角からのショットです。


撮影位置(4)埋橋越しの松本城大天守、小天守撮影位置(4)から、埋橋(赤い橋)越しに大天守閣と小天守閣を眺めています。
大天守(高さ29.4m)・渡櫓・乾小天守(高さ16.8m)のまとまりを「連結式天守」と呼び、戦いに備えた「石落し」や「狭間」が多く、窓が少ない守りやすい構造になっています。
お堀の外からお城を眺めたご案内でしたが、天守閣・本丸庭園を観る場合は、別途(個人・大人600円)の入場料が必要になります。


旧開智学校
続いて、お城から歩いてでも行ける「旧開智(キュウカイチ)学校」を訪ねます。
重要文化財「旧開智学校」は、明治9年(1876年)に新築。文明開化を象徴する洋風木造2階建、寄棟造、棧瓦葺(サンガワラブキ)の建物です。
昭和39年(1964年)に現在地に解体‐移築‐復元、昭和40年より教育資料館として公開されています。(※入館料大人300円)


旧司祭館見逃してしまいそうですが、旧開智学校の敷地エリアの外にある「旧司祭館」も県下最古の明治の洋館として知られている建物です。
明治22年にフランス人のクレマン神父によって建てられ、平成3年に現在位置に移築復元されたものです。


信州味噌蔵「石井味噌」
旧開智学校から同じ松本市内を南に移動すると、「信州三年味噌」で有名な「石井味噌」に到着します。
こちらで味噌蔵見学と、お待ちかねの昼食が用意されています。
写真は、観光バス駐車上から工場建物に沿って味噌蔵に入る小路です。


味噌蔵最初に、この味噌蔵を見学します。
大きな杉桶は、今では珍しい桶職人が作った桶で、竹の箍(タガ)も同じくなかなか手に入りにくい状態だとのことです。
なんと言っても、天然醸造の味噌には桶に付いている酵母菌の存在が欠かせないとのことです。
また、ひとつひとつの味噌桶にはそれぞれ、最初に仕込んだ年月日や、その後に行う蔵の移動や天地返し(寝かしている味噌の酵母菌に空気を与える上下入替えの作業)の記録が書いてあります。
3年もの間、味噌を桶に寝かすことこそが、どこにもない石井味噌ならではの味を育てるのだということです。


食事処お食事は、味噌蔵の向かい側の建物1階に用意されています。
和の昼食のよさをご堪能ください。


売店コーナーお食事場所の向かい側がこのような売店になっているので、最後のお土産をゆっくり時間をかけてお選びください。

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B324 風光明媚な安曇野と涼やかな乗鞍高原 白骨温泉

緑と絶妙の湯、そして山の幸 …白骨温泉「白船グランドホテル」の旅(3)

白船グランドホテル
「ゑびすや」から少しだけ坂を下ったところに、同じく緑に包み込まれた「白船グランドホテル」があります。
今回は、こちらのお宿を選ばれた方のためにご案内を。


ラウンジから見える緑が美しい
ホテルに足を踏み入れた方は、このラウンジを染める緑の木立の美しさに、思わず息を飲む、といったところでしょうか。


ダイニングルーム「信濃」
どこも周囲の緑の美しさをうまく活かしています。
こちらは「ダイニングルーム 信濃」


内湯
こちらももちろん、乳白のお湯が溢れています。
ホテルの方に聞くと、昔、地元の方がここに湧く湯を川舟に溜めて利用していたところ、
湯の成分でその舟が白く変わってしまい、そこから「白船(シラフネ)」→「しらほね」→「白骨(小説・大菩薩峠で)」に変わったのだとか。


風呂床の模様
このように、浴槽や床には水に溶けにくい温泉成分が沈殿、凝固した不思議な紋様が見られます。


露天風呂
しかし、なんと言っても白骨温泉の醍醐味は露天風呂でしょう。
山の緑の息吹を身体一杯胸いっぱいに浴びてください。


夕食フルセット
ゆ~ったりお湯で心身が解けたら、お腹も空いてきます。
さて、おまちかねの夕食ですね。
お約束のフルセットでのご紹介ですが、
こちらは夏のメニューなので、秋にお出かけの方は内容が少し変わるはず、その場合はご参考ということで。
内容をご案内すると、手前の箸のそばにあるのが「食前酒」の山葡萄酒で、
その右斜め上の蓋で隠れた「蒸し物」のさらに右斜め上が「凌ぎ」の信州蕎麦です。


前菜、焼物ほか
ひし形の器の「前菜」を細かくご案内すると。
公魚(ワカサギ)の南蛮漬け、逆時計廻りに山独活(ヤマウド)の胡麻和え、岩魚(イワナ)の卵、川鱒小袖寿司、青豆真丈(シンジョウ)です。
左側の青い器は「揚げ物」の温泉粥コロッケとししとう、「焼物」は正統派の岩魚塩焼き。
その右は「焚き合わせ」の揚湯葉法書となっています。


お造り
こちらは、いかにも山ならではの「お造り」、
信州サーモンのお刺身と、生湯葉というにくい趣向になっています。


粒蕎麦蒸し
信州らしい山らしさ、と言えば「蒸し物」の粒蕎麦蒸しです。
随分素朴な味ですが、昔この山里を訪ねた客にも供されただろうなと、思うと時を遡る感覚も味わえます。


温泉豆乳鍋
最後にご紹介するのは「小鍋」の温泉豆乳鍋です。
これはただの豚肉ではありません。信州飯田が誇る幻の豚肉「千代幻豚(チヨゲントン)」なのです。
ぜひ、心してお味わいくださいね。
なんだか、お風呂とお料理のご案内ばかりになってしまいましたが、さすが「グランドホテル」の格式がある素敵なお宿です。

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B324 風光明媚な安曇野と涼やかな乗鞍高原 白骨温泉

乳白色の湯に優しく抱かれて …B324 白骨温泉「ゑびすや」の旅(2)

ゑびすや
乗鞍高原からしばらく走ったバスは、曲がりくねった山道の先に今夜の宿泊先「白骨温泉」に辿り着きます。
こちらで、写真の「ゑびすや」と後でご案内する「白船グランドホテル」に分かれます。
まずは「ゑびすや」お泊りの方々から、ご案内いたしましょう。
白船グランドホテルからもう少し奥にある「ゑびすや」は、緑に囲まれた静かなお宿です。


ロビー、ラウンジ
バスを下りて、ロビーのラウンジでちょっと一息つきましょう。


部屋
そして案内されたお部屋で、しばし旅装を解いてお茶を飲みながら、どうしようか?などと同宿の方とお話しする、それこそが温泉バス旅の醍醐味ではないでしょうか。
部屋でごろごろしてるか、館内をぶらぶらするか、お風呂に行くか、夕食まで“それくらいしかすることがない”…この気分が贅沢!なんですよね。


内湯
で、結局お風呂に行くわけですが、
ここのお湯は、今回のハニットアゼリアツアーの最大の楽しみのひとつです。
大浴場の扉を開けて、一歩足を踏み入れると、微かな硫黄の匂いと乳白色のたっぷりしたお湯!
およそ700年の歴史を有する白骨温泉は湯治場として、地元の人々に利用されていましたが、
中里介山の小説「大菩薩峠」によって、一躍全国に知られることになったことはご存知の通りです。
それが、このお湯です!
肌に柔らかく優しいお湯であることは、男性の皆様でもよくわかる入り心地
、まして女性陣にはなおさらでしょう。


露天風呂
ゆったり内湯に入ってから、湯冷ましも兼ねて外の露天風呂へ。
この白骨温泉の泉質は、含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(硫化水素型)で、
実は原泉の色は、無色透明。ただし原泉が空気に触れる浴槽では、乳白色 になるのです。
(※気温・気候により色は変化します)
内湯は41℃、露天風呂は39℃(原泉は46℃)と、露天風呂の方がよりのんびり入っていられるようですね。


宴会場
なんだか、いつまでも入っていたくなるお風呂ですが、そろそろ夕食のお時間です。
それでは、宴会場にまいりましょうか。


夕食フルセット
さあ出ました、これからが今夜のクライマックス(!?)
山の中のお宿らしい、ご馳走が並んでいます。(※このお料理は夏バージョンなので、秋にはまた秋の味覚が楽しめるはずです)


お造り・前菜
こちらは「前菜」と「お造り」「蒸し物」が写っています。
「お造り」は、信州サーモンと刺身蒟蒻ですが、飾りの花の下にある「わさび醤油ジュレ」で召し上がります。
赤っぽい器のオレンジ色に見える料理は、蒸し物の「かぼちゃまんじゅう」です。


凌ぎ、焼物
こちらの方は、信州サーモンと信州丸茄子の「焼物」、信州蕎麦の「凌ぎ」に、福見鶏(長野県の地鶏)の陶板焼きに、白骨名物の「おかゆコロッケ串」です。


豆乳鍋
さらに「鍋もの」として、安曇野豚の豆乳鍋があたかも白骨温泉らしさを、マイルドな味に込めてお召し上がりを待っています。


土産物処
楽しいお食事時間もいつしか終わり、後はのんびりお土産物でも探しましょうか。
次回は「白船グランドホテル」にお泊りの場合をご案内します。

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B324 風光明媚な安曇野と涼やかな乗鞍高原 白骨温泉

安曇野、乗鞍高原で避暑地気分を満喫 …B324 白骨温泉の旅(1)

安曇野・スイス村
岡谷ジャンクションから長野自動車道に入ると、俄然山の旅らしさが盛り上がってきます。
豊科インターを下りてすぐ、バスは昼食場所でもある「安曇野スイス村」に到着します。


スイス村売店
こちらでは、2階で昼食の「安曇野そば定食」を召し上がった後、1階の売店で最初のお買物タイムが取られてます。
また広い敷地内には、多目的ホールの「サンモリッツ」や「ワイナリー」、「ホースランド」などが点在しています。
ただし、バスの出発集合時刻にはくれぐれもお気を付けを。


マップ
続いてバスは第2の立寄り地、安曇野「大王わさび農場」に到着します。
信州安曇野の古き良き開拓時代の面影を残しているこの農場は、広い園内のあちこちに見どころがあるので、まずはマップでご紹介。


水車小屋と蓼川
最初に観ておきたいのが「蓼川(タデガワ)」のほとりにある「水車小屋」。
このようにどこから取っても絵になる場所なので、多くの観光客(内外の)が、ここで記念写真を撮っています。
この蓼川沿いにわさび園から少し離れる方向に歩くと、


「おひさま」セット
朝の連続ドラマ「おひさま」のセットがあります。
現代の主人公の若尾文子さんが斉藤由貴さんとお話しをしている、あの川沿いのおしゃれなテラスのある建物です。
(まあセットなので、画面に映らない部分はちょっとがっかりな感じですが)


わさび田
大王わさび農場の見所はいろいろありますが、やはりこのわさび田は見事なものです。
黒い寒冷紗(カンレイシャ)の下を覗くと、きれいな流れに沢山のわさびが植えられています。
写真のわさび田は、道祖神のある道から観水広場に向かう橋が架かっている「北畑」です。


いわな茶屋
「親水広場」から「わさび田の小径」を歩いて「大王神社」、そこから「幸いのかけ橋」を渡って、「大王の洞窟・開運洞」から石段を登ると、
この「いわな茶屋」があります。
ここから眺める景色もなかなかのものですから、時間がありそうだったら足を伸ばすとよいでしょう。


売店とわさびソフトを買う人の列
さて、バスの出発時刻も気になるでしょうから入口近くの売店に戻りましょうか。
もちろん、この売店以外にも大王神社前にも売店はあるし、先程の「いわな茶屋」にもお土産はありますが、一番大きな売店と云うことで、やはりここが人気のスポットですね。
また、わさびソフトクリーム(330円)のショップには、買い求める観光客の列ができています。
(わさびソフトはいわな茶屋にもあります)


売店内部
売店の中には、昔ながらのわさび漬けから、わさび味の沢あんやわさび入りのお菓子などなど、
多種多様のお土産品が揃っています。


牛留池への林間道
大王わさび農場を出発したバスは、乗鞍高原の山道を走って1日目最後の観光先「乗鞍高原・牛留池(ウシドメイケ)」に到着します。
乗鞍高原は、北アルプス乗鞍岳(3026m)の東側の裾野に広がる高原です。
乗鞍の北側に位置する上高地とは違い、高原までは車で入れる上に高低差もあまりないので、足腰に自信の無い方にも安心です。
シラビソやコメヅカなどの針葉樹が多く、さえずる小鳥の声を聞きながらこの散策用の小路を5分ほども歩けば、木立の中に池を眺められる「見晴し小屋」を見つけることができます。


見晴し小屋と牛留池
見晴し小屋から全容が眺められる「牛留池」は、池の周囲500mほどの小さな池です。
晴れていれば、水面にくっきり映る乗鞍岳が一服の絵になってくれるでしょう。
この後、バスは今宵の宿泊先「白骨(シラホネ)温泉」に向かいます。

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B324 風光明媚な安曇野と涼やかな乗鞍高原 白骨温泉