南国のきらめきに満ちた南紀を満喫です …B507 すさみ温泉の旅(4)

三段壁

2日目は南紀の最南端近くにあるすさみ温泉から、北西方向にある白浜温泉手前の三段壁を目指します。
長さ2km、高さ50m – 60mの断崖絶壁が続く「三段壁」は、近くの「千畳敷」と並んで南紀白浜の名勝として知られています。
写真は三段壁の看板がある展望台から左側の眺望です。


三段壁右側眺望
今度は、展望台から右側を見たところです。
右側方面には狭い散策道を4~5分行くと、写真で見えている断崖の上の荒々しく岩が積層している場所に行けます。


三段壁洞窟入口建物
その展望台の横にある建物は、三段壁洞窟の入口になっています。
三段壁洞窟とは、この建物からエレベーターで地底36mに降下すると、かつての熊野水軍の舟隠し場であった浸食洞窟(数千の波紋漣が見もの)に行けます。
バスの出発時刻まで15分ほどもあれば一通り見ることができる、と案内看板に書いてあります。
※入場料は別途1,200円(個人・大人)


中野酒造清酒タンク
2番目の立寄り先「中野酒造」に到着すると、まずはお酒の製造工程の見学となる訳ですが、一番印象に残るのが、清酒の貯蔵庫でしょうか。
室温は1年中約15℃と一定していて、薄暗い貯蔵庫の中には、高さ9m、直径4mの32本の大型タンクが林立しています。
タンク1本には、それぞれ約64,570㍑ 一升瓶換算で約35,000本分の清酒が入っているという説明を聞くと、ほぉ~っという嘆声が起こります。


長久邸大広間
昭和33年に創業者中野利生の住まいとして建てられた「長久邸(チョウキュウテイ)」には、昭和58年に作られたこの120畳の大広間と、3千坪と云われる庭園があります。
その庭園の見ものは昭和27年に作られた1千坪あると云う池で、白鳥や大きな錦鯉が泳いでいる様はそれは見事なものです。
また、この大広間では製品説明のほか、大吟醸「紀伊國屋文左衛門」の試飲(大ぶりな ぐい呑み1杯500円)ができますので、日本酒好きな方はお楽しみに。


売店試飲コーナー
庭園を見学した後、これこそが酒造工場見学の醍醐味(?)試飲コーナーのある中野酒造ご自慢の製品展示即売棟の出番です。
しかし、お酒に強い方でもご用心。
20種類もある試飲製品は、清酒も梅酒も焼酎も各種あるので、結構きちゃうそうですよ。
なお、正面の垂れ幕「貴梅酎(キバイチュウ)」は、梅酒をさらに蒸留したお酒(梅酒の甘さは微かにしかないそう)です。


黒潮市場
続いて3番目の立寄り先、というよりお腹がすいてきた方々お待ちかねの、和歌山マリーナシティ「黒潮市場」に到着です。


バイキング会場
大きな建物の中は、鮮魚を中心にした海産物売場が並んでいますが、とりあえず通過して2階にある昼食バイキングの会場「ゴンドワナ」に入ります。
なんか海賊船風で楽しくなるのは私だけではないはず。


マグロ食べ放題
こんなマグロ食べ放題や、


バイキング料理
海鮮料理中心のバイキングを存分に頂きまくっちゃってください。


1階店内
思いっ切り頂いたら、さっきから気になっていた1階のお土産物フロアに出撃です。
写真のようなお魚屋さんが軒を連ねているほか、紀州名産の梅酒、梅干しコーナーなど、買物心が満足するまで“三昧”し放題ですよ~!!

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B507 地中海風リゾートと和歌山マリーナシティ すさみ温泉

お洒落なホテルの豪華なお食事 …B507 すさみ温泉の旅(3)

花かいろう入口

お風呂を出て美男美女になったら、今宵最大の楽しみ(!?)のお夕食のお時間になります。
この「ホテル ベルヴェデーレ」の夕食は、①あわび舟盛り付き会席(和食処または宴会場)
②フレンチディナー(館内レストラン Le Ciel ルシェル)
③ガーデンバーベキュー(ウッドデッキ展望台)※お天気がよければ
のいずれかを選べるという自由度の高いシステムです。

今回は海の幸を堪能できそうな①料理を和食処「花かいろう」で頂くことに。
写真はレストラン「花かいろう」に2階連絡通路から入ってエレベーターから出たところです。


和会席夕食フルセット
この夕食は「紀伊の旅情御膳」と名付けられています。
もちろんいつものように、フルセットで並べてもらっているので卓上を大きく占めています。
それにしても大変品数が多い豪勢な夕食です。
真中少し右寄りに「お豆腐屋さんの美味しい豆乳」「大女将の手づくり梅酒」のグラスが見えています。
蓋を外している鍋は、ここで飼っている「イノブタ鍋」です。肉と脂の紅白が目をひきますね。
また炊き込みご飯のミニかまどの下のピンクの蓋ものは「海鮮グラタン」です。帆立とオニオンのホワイトソース仕立てです。


お造り、前菜ほか中央部お料理
それではもう少しアップしてお料理を見てみましょう。
真中あたりに並んでいるのは、前菜(板さんの季節の工夫の集大成?)は「山海珍味」とお献立に記されています。
中でおもしろかったのがふわっとした白い丸いもの。なんだと思います?
表面に白い粉チーズがかかったクリーミーなチーズでした。
前菜の左の鉢は「豚バラ肉大和煮と小芋、筍土佐煮などの煮物」です。
また上にある「お造里」の赤身の刺身は「すさみのケンケンかつお」という珍しいもので、残念ながらめったに食材にならないものだそうです。
※ケンケンとは擬餌(ギジエ)で釣る漁法だとか。
かつおの臭みがないさらっとした食感で、私も初めての味でした。
さすが醤油の発祥の地らしく、お醤油が四角い小皿の「自家製梅醤油」で丸い小皿の「溜まり醤油」の2種類が用意されています。


イノブタ鍋出来上がり
そうこうしているうちに、火のものが次々に出来上がってきます。
まずは、イノブタ鍋です。ちょっぴり唐辛子の効いた特製だし汁で煮立てた鍋は、イノブタくんの脂が地野菜にからんで美味しいのですが、うどんまで入っているので他の料理のことが気になり始める方が多いでしょうね。


あわびバター焼き
上のフルセットの写真でミニかまどの横にある緑色の木の葉形の器に隠れているのが、目玉料理でもある「あわびのバター焼き」です。
厚みのあるあわびは本当に美味しく、適度に歯応えはあるが柔らかく、そして味にコクがあるという優れものです。
この会席料理を選ばれた方にはこの選択が正しかった、と思わせる逸品です。
しかし、他の選択肢も試してみたくなる(あと2泊しないといけない!)そんな出来栄えです。


野菜蒸し
まだまだあるんですよね。
お次は、湯気を盛んに挙げていた「温野菜」です。
このカラフルな野菜を見ると、肉や魚でややお疲れの食欲が復活するはずです。
ここ「すさみ」が日本のレタス栽培の発祥の地でもあったなんて、知ってる方は恐らくいないでしょうね。
このお野菜はやはりお醤油王国らしく「いしりたれ(醤油の原型)」と「自家製みそたれ」で頂きます。


鯛釜めし
最後に(と言っても豪華茶碗蒸しや吸物、デザートもありますが)ミニかまどで美味しそうに炊き上がった「紀州鯛釜めし」を頂きます。
多分この辺りになると「もう入らない…」とかいう声が、そこここで聞かれるでしょう。
でも結構食べれちゃうんですね、炊き込みご飯って。


売店コーナー
やれやれ、やっと食べ終わってお腹をさすりながら館内散策です。
お土産物は夜の内に探しておきましょう、ということでフロントわきの売店コーナーなど廻ってみましょうか。
再びお風呂に行く方、スナック「NOIR ノワール」に出撃する方などそれぞれの旅のナイトタイムになる訳ですね。
※スナックNOIRの特別割引券を利用すると2,000円で2時間歌い放題&飲み放題(ビールは別)のサービスがあります。


花かいろう目玉焼き
楽しい夜がいつしか明けて、朝風呂に行ったりしているうち待ち遠しくなるのが朝7時からの朝食バイキングです。
会場はレストラン「花かいろう」。
こんな風に板さんが目玉焼きなど焼いています。
和洋中のバイキングが並んでいるところをひとまわりして、2日目の腹ごしらえといったところです。


私の朝食
ちなみにこちらは私が選んだパン食系の朝食です。
そうめんがあったり、干物焼きがあったりしますが基本洋食ですね。
右上の白いスープカップは「パンプキンのポタージュ」です。その右は「フルーツ」です、念のため。
和食にされた方は、まぐろの「づけ」などあったり、本場の梅干し軍団があるので、そちらが正解だったかも。


レストラン花かいろう
昨夜は2階の通路から入った「花かいろう」の外観です。
ね、お洒落でしょ。

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B507 地中海風リゾートと和歌山マリーナシティ すさみ温泉

リゾート気分が盛り上がる!ベルヴェデーレ …B507 すさみ温泉の旅(2)

ベルヴェデーレ外観

お醤油と道成寺で和風になり切って到着した今宵の宿は、なるほど地中海風リゾート気分が盛り上がってきます。
この落差というか、場面転換こそわが日本の観光が千変万化、多種多様の証明みたいなもの、でしょうか。
とにかく、この瀟洒な丘の上のホテルを目の当たりにして、なんだか嬉しくなってきませんか?


入口
この入口を入るとき、期待感はさらに高まります、でしょう。
そもそもこのホテルの名前「ベルヴェデーレ=Bellvedere」の語源は、belle(美しい)とvedere(見る)の合成語なのですから。
また、しばしば宮殿や庭園の総称としても用いられるということです。
なお、写真玄関わきの赤紫色の花は、ブーゲンビレアです。


ロビー
館内に足を踏み入れると、ロビーもこんな風にすっきりお洒落ですし、


廊下の絵
お部屋に行くまでの館内のいたるところに、こうして絵が飾られているのもいい感じです。


部屋
しかし、部屋は和風ですので、ご安心を。
お茶うけに、お菓子だけでないなにかが置いてあったら、あなたはラッキーです。


お風呂への通路
備え付けの浴衣(フロントの前に女性用の貸出浴衣もあります)に着替えたら、夕暮れ気分も楽しみながらホテル自慢のお風呂に向かいましょう。
お風呂への通路もなかなかお洒落で、


シーベル
途中の庭園に、こんな「シ-ベル」が建っているのが見えます。
結婚式もできるホテルならではの景観で、お洒落な気持ちはどんどん増していくようです。


大浴場
男性側の大浴場・内湯です。
このホテルは、男女入れ替え制ではないので、女性用はまた少し違うしつらえかと思いますが、基本的なところは同じようですので、ご参考までにご覧下さい。
そして窓の外には、太平洋が臨める“地中海風露天風呂”も見えています。


桶露天風呂
地中海風な庭園に、ちょっと和風な桶の露天風呂があるのは男性用の方で、女性用には「ドーム型バラ風呂」と「館風呂」そして、男女とも岩風呂があります。
泉質は、アルカリ性単純硫黄泉で、入浴後は肌にしっとりとした質感を持たせてくれる「美人湯」とも呼ばれている、うれしい温泉です。


岩風呂から桶風呂と内風呂を見る
岩風呂から、桶風呂と内湯側を眺めたところです。


露天風呂・岩風呂
お天気が良ければ、太平洋に沈む夕陽も素晴らしいのですが、さらに夕闇に点る岩風呂のムーディーな照明!
これは女性の皆様はもちろんのこと、男性の方々でもうっとりされるに違いありません。
また、湯面が満々としてなんの障壁もなく見渡せる太平洋の大海原が渾然一体となった景観は、これまで経験したことがなかったような解放感を味あわせてくれるでしょう。

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1日目は歴史ある和歌山の各処を訪ねます …B507 すさみ温泉の旅(1)

湯浅醤油

今回のバス旅の最初の立寄り先「湯浅醤油蔵」は、日本の醤油の発祥地と云われている紀州湯浅にある、明治14年創業の名門醤油醸造元です。
写真の右側、道路に近い方からバウムクーヘン専門店(醤油バウムクーヘンがある!)の「MAHALO」~お城風の新売店~売店「醤(ヒシオ)館」と並んでいます。


九曜蔵
醤油の醸造工場「九曜(クヨウ)蔵」は、上の写真の建物の反対側に建っています。

この紀州湯浅の醤油発祥の起源は鎌倉時代(1254年)にまで遡ります。
紀州由良禅寺「興国寺」の開祖が、中国(南宋)の「金山寺」から持ち帰った金山寺味噌(経山寺味噌)は、野菜と大豆から作られていたので、栄養バランスのよい食品として、この地で盛んに醸造されました。

その金山寺味噌に添加された瓜や茄子などの野菜から、余分な水分(=たまり)が浸み出てきます。
初めは捨てられていたこの「たまり」がなかなか美味で、この「たまり」から「新しい醤(ヒシオ)=調味料」を造ろうと改良を重ね、醤油の誕生をみたということです。
この工場では、その伝統を踏まえた製法で醤油をじっくりと製造しています。


仕込み桶の上部
「九曜蔵」の1階で醤油造りの基礎知識を得た後、工場の2階に上がると、このような仕込み桶(杉樽)が上から見られます。
あたりには、味噌蔵と同じ芳香が漂っています。
この樽には、蒸した大豆と炒った小麦をほぼ等量混合し、種麹を加えて3~4日かけて「醤油麹」をつくり、さらに4日間寝かせ、食塩水と一緒に杉樽に仕込んだ「諸味(もろみ)」が入っています。
そして、攪拌を重ねながら約1年3ヶ月~2年程寝かせるうち、麹菌の酵素や酵母菌などの働きで分解・発酵が進み、それが熟成されて醤油特有の色・味・香りが生まれるのです。

この写真の「もろみ」の熟成したものを布に入れ、槽(ふね、絞り機)で搾り出てきた汁が生(ナマ)醤油、もしくは生揚(キアゲ)醤油といい、火入れ殺菌し不純物を取り除いて瓶詰めしてできたものが湯浅醤油です。


仕込み桶
こちらは「仕込み樽」を1階から見たところです。
この杉樽は作られてから120年ほど経っているものだそうです。


新店(蔵風建物)内部
それらの製品を始めとする土産物類は、「醤館」とお城風の新店舗でどうぞ。
さすが発祥の地だけに、「金山寺味噌」のバリエーションは豊富で、そのほか珍しいものとして各種の「もろみ」や、「湯浅醤油」(昔懐かしいお醤油の味です)、「紀州南高梅」「天然醸造味噌」「米麹(コメコウジ)」そして、地元の「くろさわ牧場」の生乳+生一本黒豆醤油のコラボレーションから生まれた「醤油アイスクリーム」(※醤油っぽさは感じられない、美味しいアイスクリーム~250円★お奨め!)等々が並んでいます。


醤油バウム
さらに、入口脇にあったワンボックスカー風の店舗「MAHALO」の「湯浅醤油ばうむ」(680円、直径・高さ共10cm)を試食させてもらって、可愛らしいお嬢さんたちから買うのも楽しいかも、です。


道成寺門前

湯浅醤油の次にバスが立寄る「道成寺」は、能や歌舞伎の演目で有名な『安珍・清姫』のあの道成寺です。
門前に並ぶ土産物屋さんの先にある62段ある石段は、能「道成寺」の乱拍子がこの石段を登る姿を表わしていることで有名なのだそうです。


つりがね饅頭
この参道のはずれの土産物屋さん「雲水」の銘菓「つりがね饅頭」は、いかにもな道成寺のお土産として人気があるようです。


道成寺本堂
重要文化財の仁王門をくぐると眼前に現れる「本堂」は、南北朝時代(1357年の墨書が現存する)の竣工と思われる同じく国指定の重要文化財です。


安珍塚
本堂に向かって右側の、なかなかに大きな木が円を描くように中空に生えているところが「安珍塚」です。
こちらが初代の釣鐘を清姫の化身した大蛇が燃やしてしまった跡と言われる場所で、少し離れたところにある二代目の釣鐘があった鐘楼の跡地にもこれらの故事のいわれの説明書きが立っています。
このような物語の所縁の寺として、今でも能楽師や歌舞伎役者の参拝が絶えないと言われています。


境内全景
こちらが「道成寺」の境内全景です。
右端の赤い「仁王門」、真中奥に「三重塔」その仁王門と三重塔の中間の奥に、写ってはいませんが「二代目鐘楼跡」があります。
そして、左端が斜め横から見た本堂です。

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