静かにお庭を眺め、高尚なわたしに変身 …A063 三朝温泉の旅(4)

新館

今回のバス旅の目玉である「足立美術館」は、昭和45年秋の開館以来、特に庭園美で有名な美術館です。
枯山水庭をはじめ、5万坪におよぶ6つの庭園は、四季折々の自然と人工の調和美をご覧ください。
こちらの写真は、バスの着く駐車場からまず先に見える昨秋オープンしたばかりの「足立美術館新館」です。


足立美術館本館

狭い道路を渡ると、すぐ「足立美術館本館」があります。
見学は、新館を通りすぎてまずこちらの本館から始まります。


館内図

本館だけでも庭園や美術収蔵品が多く展示されていて、どこをどう廻っているのかわからなくなるので、
まずはこの館内図をご覧ください。
新館へは、本館を観終わった後、地下通路を通って戻るような形になります。


ロビーから枯山水庭

米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」(JOJG)の「2010年日本庭園ランキング」の発表によると、
「足立美術館」の庭園は2003年から8年連続で「庭園日本一」に選ばれています!
この賞は、日・米・豪の専門家たちが日本全国の日本庭園を調査し、庭そのものの質、建物との調和、利用者への対応などを総合的に判断し順位がつけられるもので、本年度は全国841ヶ所の名所旧跡が対象だったということです。
ちなみに写真は、本館を1/3ほど巡った正面に「枯山水庭」右側に「苔庭」を臨むロビーの様子です。


枯山水庭

窓に寄って観た「枯山水庭」は広々とした空間と、遠くの山々を借景して縁取っている景観が、造園設計者の力量を物語っているようです。


喫茶室 翠

ロビーから少し歩くと「喫茶室 翠(ミドリ)」があります。
コーヒーが1,000円となかなかのお値段ですが、枯山水を観ながら、
味をまろやかにするという竹炭を使いながら飲む一服は、お金で得られない満足感に浸れます。
特に、いすの豪華さと室内の雰囲気はGoodです。


額縁のお庭

喫茶室を出てすぐに、大変なじみのある光景に出会います。
全体に、館内の窓越しに見せるお庭は、一幅の絵画のように見せる演出になっていますが、この窓から見えるお庭は、手前の太い樹の幹とのバランスが秀逸で、思わずう~んと唸ってしまいそうです。


喫茶室 大観

額縁の庭園を観終わって少し歩くと「喫茶室 大観」があります。こちらの方は食事もできるレストランです。
この後、蒜山高原で昼食ですから残念。でも、またいつの日にかここを訪ねることがあったら、お食事したいな、と思わせる喫茶室です。
ここまでで、やっと足立美術館の半分。まだまだ様々な美術品と趣向の変わったお庭や茶室やショップがありますが、それはこのバス旅に参加してからのお楽しみということに致しましょう。


ヒルゼン高原センター

お昼を頂く「ヒルゼン高原センター」は、大山隠岐国立公園域にある標高5~600mの高原地帯で、関西(中国)地区の軽井沢とも呼ばれる蒜山高原にある規模の大きなドライブインです。
敷地内の「ジョイフルパーク(遊園地)」は冬季期間中(~3月25日迄)は、天候による閉園の場合が多く、
バスの出発時間もあるので、遊ぶのはちょっと無理でしょう。


ひるぜん焼きそば

蒜山の新名物がこの「ひるぜん焼きそば」です。
お味噌の混じったピリ辛のソースが、太めの焼きそばと
地産のキャベツ、中国地方名物の¨ひね鶏”にからんで、
あのB1グルメ第2位の自慢の焼きそばです。
昼食時に興味のある方は、ガイドさんに訊いてみると出してもらえるかも、です。


店内売り場

館内はお土産物陳列が多く、最後のお土産物ゲット場所としては優秀です。
蒜山高原はジャージー種(赤毛の牛)の放牧が盛んで、コクのある乳製品が数多くあります。
お腹の心配のない方には、ビンで飲む搾りたて牛乳がお奨めです。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらから↓
A063 日本屈指の癒しの温泉・三朝温泉と日本一の庭園足立美術館 

さすが冬の日本海の味!カニがうまっ …A063 三朝温泉の旅(3)

夕食フルセット

さあ、お待ちかねの夕食です。
冬の旅の楽しみのうち、最大(?)と言ってもいいかも知れないのが¨カニ”じゃないでしょうか。
さすがの日本海側の老舗旅館、立派な松葉ガニが一人1パイずつ付いてます。


宴会場

夕食会場は、このような宴会場か、グループだけになれるお食事処(※2000円の追加料金が必要)のいずれかを選べるようになっています。


前菜

まあ、どちらを選んでも美味しいお料理に間違いはありません。
こちらは前菜3品。
その土地の季節の食材が、様々な料理技で生まれ変わる前菜は、お客様への板さんの名刺のようなものでしょうか。


お造り

カニも楽しみですが、日本海の活きのいい魚や甘エビのお造りも、ぷりぷりの歯触りやじんわり広がる甘味に舌が喜ぶ逸品です。


カニしんじょ

煮物は「かにのしんじょ」です。
とろっとしたあんとカニの身のマッチングが、柔らかな「しんじょ」のよさをうまく引き出しています。


ぶり養老焼

焼物は一見すると天ぷらにも見える「ぶり養老焼き」です。
大根おろしが、ぶりの腰の強い旨味を優しいものにして、日本海で獲れた魚の元気が頂けます。


カニすき

冬の醍醐味「カニすき」も味合わなければいけません。
コンロの下のパラフィンに火をいつ入れてもらうか、熱々を食べたいあなたはちょっと悩むかも知れません。
きらきら光るステンレスの鍋がぷくぷく泡立つのは、案外早いものです。


松葉がに

カニをこの順番まで待ったあなたは、本物のカニ好きなのかもしれませんね。
いやいや、絶対先に食べるよ、と云う方だってやっぱりカニ好き。
そもそもカニが好きでない方って、希少な存在ですよね。そんな方がみえれば、カニ好きの我らは大歓迎です。
だって、そんな方と同席できたら、…ですもんね。


かにつみれ土瓶蒸し

そろそろ宴も終盤、「カニつみれの土瓶蒸し」です。
カニのだしが効いたおつゆは、飲んでも飲んでも後を引きますね。
ところで、さっき頂いたのは「カニしんじょ」、これは「カニつみれ」。しんじょとつみれの違いってご存知でした?
魚肉などの種につなぎとしてでん粉や卵などを入れたものが「つみれ」で、山芋をつなぎに使った練り物が「しんじょ」なのだそうです。
「しんじょ」は漢字にすると真薯で、薯が山芋のことなんです。


梅酒バー

などとゆっくり頂いているうちに、お腹いっぱいになり宴はお開き。
それでも、旅の夜は大事に大事に味わいたいものです。
お風呂に行く途中に見かけた「梅酒バー」に行ってみましょうか。
(様々なボトルは、皆梅酒ばかり。こんなバーは日本でここだけではないでしょうか)


ラウンジ漁火

それとも大人にナイトラウンジ「漁火」に繰り込みます?
斉木別館の夜は、長~いですから。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A063 日本屈指の癒しの温泉・三朝温泉と日本一の庭園足立美術館 

老舗旅館の余裕が醸し出す居心地のよさ …A063 三朝温泉の旅(2)

斉木別館 外観

創業明治10年という老舗旅館「斉木別館」は山陰三朝温泉にあって、昔ながらの広いお庭のあるゆったりとした和風の観光ホテルです。


ロビーからラウンジを見る

とても大きな窓ガラス越しに日本庭園が眺められるロビーからラウンジの光景は、バスから下りてこの宿に着いたばかりの私たちの心を和ませてくれます。


ラウンジ

そればかりではなく、思わず座って振り仰ぐ吹き抜けの空間に、日頃の生活をすっかり忘れさせてくれる、伸びやかさが感じられるはずです。


庭からさつき苑を臨む

ラウンジ横の出入り戸から簡単に出られるお庭から、今宵ハニットアゼリアツアーのお泊まり棟「さつき苑」が見えます。


さつき苑の部屋

係の方の案内で通されたお部屋は、いまどきは贅沢なお庭に面したいかにも和風旅館のお部屋です。
まるで、別荘(?)感覚で高層のホテルでは味わえないゆとり感が素敵です。


殿の湯大浴場

それでは早速浴衣に着替えて、お風呂お風呂。
ここ三朝温泉は、全国でも珍しい高濃度のラドン含有量を有する世界で有数の温泉です。
ラドンとは、ラジウムが崩壊してできる元素で常温ではガス体のため、温泉が地下から湧出後、湯中のラドンは気化して空気中に拡散します。
ラドンの放射線(α線)は皮膚を通過しにくいため、呼吸で体内に取り込まれ、肺から血液に溶け込み全身の細胞に刺激を与えるのだそうです。
もちろん、放射線とは言っても大変弱いので、体にはいい影響しか与えませんのでご安心を。


殿の湯大浴場壁側

上の写真は「殿の湯」の大浴場を入口から見たところで、反対側の壁側はこんな風です。
基本的に男性は「殿の湯」で、宿に着いたときから真夜中の1時までは、こちらです。
逆に、女性の皆さんはお隣の「姫の湯」で、男女入れ替わりは、翌朝5時から10時までの交替になっています。


露天風呂1

大浴場の内湯から外に出ると、露天風呂があります。
殿の湯、姫の湯は、規模的には大体同じですが、殿の湯の方がいわゆる男性的な印象に、姫の湯は女性的に柔らかな感じになっているようです。


露天風呂2

ここで詳しくラドン温泉のお勉強を。
ラドンのような弱い放射線を微量受けると、細胞が刺激を受け活性化して毛細血管が拡張するので新陳代謝が向上して、免疫力や自然治癒力を高める効果が出るという理屈です。これを放射線の「ホルミシス効果」と言うのだそうです。
それでラドンを吸うと「抗酸化機能」が高まり、それが老化や生活習慣病の原因と言われる体内の「活性化酸素」を消去して、抗酸化物質SODの働きが活性化して、動脈硬化症などの予防が期待できるのだそうです。(おお難しい!)


売店

お風呂からあがって、夕食までもう少し時間があったら、お土産物を見ておきましょうか。
ここ「斉木別館」は大きな観光ホテルなので、土産物売店もかなり広いスペースがあります。


一番人気「因幡の白兎」

鳥取銘産らっきょう製品コーナーや、げげげの鬼太郎ものなど、種々ありますが、一番人気はこのリニューアルした「因幡の白うさぎ」というお菓子だということです。
御自分の好みと、お土産を待つ方の好みも考えてしっかり下見しておきましょうか。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A063 日本屈指の癒しの温泉・三朝温泉と日本一の庭園足立美術館 

大砂丘にロマンを白兎神社でメルヘンを …A063 三朝温泉の旅(1)

鳥取砂丘
東三河を出て、最初の立寄り地の鳥取「砂丘センター」は、鳥取砂丘のすぐそばです。
鳥取砂丘は、東西16km、南北2kmの広さの中にある「福部(フクベ)」「浜坂」「小山」の3つの砂丘の総称です。
普通よく写真で紹介される「鳥取砂丘」は、その中の「浜坂砂丘」のことで、写真の通りです。
写真の左奥に見える第2砂丘列・通称「馬の背」が、最高地点92mの高さのある日本最大の砂丘の起伏で、人々のイメージにある砂漠の景観を思わせ、観光客の人気を集めています。


砂丘マップ
砂丘の入口にある案内図の一部です。
図の右下角にある「砂丘センター」にバスが着くと、小山の上から砂丘に向かって設置されているリフトで移動(風が強くなければ)します。


砂丘センター
「砂丘センター」はこんな建物で、内部には鳥取ならではの『らっきょう』をはじめとするお土産物売り場があります。
※写真は取材時(夕方)のものです。


リフト
「リフト」は、こんな感じで途中道路を跨いで、砂丘センターから鳥取砂丘をつないでいます。


馬の背側からオアシス越しに入口方面
第2砂丘列の馬の背あたりから、やってきた入口方面を見ると、
「オアシス」と名付けられた池のような水のたまっているところが見えます。


ラッキョウ各種
砂丘センターに戻ってから、バスの出発まで時間があったら、お土産物を選びませんか。
さすが鳥取砂丘、名物のラッキョウの漬物が何種類も並んでいます。
試食もできるので、周りの方に気兼ねしつついろいろ味わってみたいものです。梨味のもあるんですよ。


お菓子類
梨味、と云えば二十世紀梨の本場だけあって、お菓子には梨の風味を謳い文句にしているものも数多くあります。


大国主命と白兎の白兎海岸
鳥取砂丘を後にして、国道9号線をもう少し西に行くと、うさぎ年の象徴のような「白兎海岸」と「白兎神社」に行き着きます。
大国主命(オオクニヌシノミコト)が、わにに悪戯をして皮を剥がれた白うさぎを直してやったという神話伝説にちなんだ像があります。
国道を隔てた向こう側が、日本海(白兎海岸)です。


鳥居と白兎神社への石段
すぐそばの石の鳥居と、小高い丘にある石段が「白兎神社」に私たちを誘っています。


白兎神社
石段を登り切ると、石畳の参道の脇に続く可愛らしいうさぎのモニュメントが、道の奥にある「白兎神社」までお供してくれます。
この小高い丘こそが、神話のわにに赤裸にされた白兎が大黒様に教えられて、真水の池で身を洗い(参道の途中にある「御身洗池」)、体を乾かしたという「身干山」と云われています。
その参道の一番奥にあるのが、この「白兎神社」で御祭神は白兎神です。
皇室の紋章である菊花を型どった菊座石が社殿の土台に使われているので、皇室にも関係のある神社と云われています。


道の駅「しろうさぎ」と白兎海岸
うさぎ年の今年は、特に霊験あらたかなのでしょう、と念入りに願いを込めてお祈りしたら、来た道を戻ります。
可愛いうさぎのモニュメントの向こうに、道の駅「しろうさぎ」と、白兎海岸が見えています。
バスの出発時間まで、時間を過ごす場所には事欠きません。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A063 日本屈指の癒しの温泉・三朝温泉と日本一の庭園足立美術館