盛り沢山な2日目コースの立寄り先 …A017 宇奈月温泉の旅(4)

魚の駅・生地

2日目に最初に寄るのが、黒部漁協の直売所「魚の駅・生地(イクジ)」です。黒部漁港の旧名「生地港」から取った名称です。


店内

店内は、文字通りすぐそばの漁港から揚がったばかりの新鮮ぴちぴちな魚介と人とで、大賑わいです。


尾崎かまぼこ館

こちらも海の幸、出来たてのかまぼこを製造して販売する「尾崎かまぼこ館」が、2か所目の立寄り先になっています。
ここでは、富山湾の海の幸を使って練り上げられた伝統的なかまぼこの製造過程を、展示やビデオ紹介のほか、午前中ならガラス越しに工場を見学できます。


祝儀かまぼこ一式

また、特に目を引く鯛や鶴亀などの、結婚式の引出物に使われる細工かまぼこは、富山の慶弔時に欠かせないもので、その細工はまさに職人技。渦巻き形のかまぼこは富山の特徴的なものです。
ちなみに写真の「祝儀かまぼこ一式」の価格は、22,350円となっています。


細工かまぼこ

もちろん、そんな高いものばかりではありません。
1階の売店では、このように500円から1000円ほどの細工かまぼこも多く、富山以外ではなかなかない細工かまぼこは、お土産には最適でしょう。


高岡大仏

続いて3か所目の立寄り先は、奈良、鎌倉と併せて日本三大大仏と謳われる「高岡大仏」です。
「高岡大仏」は、現地の案内板によれば、1745年の建立時は木製だった大仏が、たびたびの火災で焼失した後、「銅器のまち」「ものづくりのまち」の象徴として、現在に至っていると云うことです。


台座

この大仏様が背負っている¨円輪光背”がある姿は、世界的にも珍しいものです。全体の高さは15.85mあります。
また、台座の内部には回廊があって、中央の部屋には1900年に焼失した木造大仏の頭部が飾られています。


美男大仏

かの与謝野晶子さんが立寄った際「鎌倉の大仏様より美男では」と言われたとか。
それでは、じっくりご覧頂きましょう。


繁久寺

4か所目の立寄り先は、大仏様と同じ高岡市にある「繁久寺(ハンキュウジ)」です。
曹洞宗 仙寿山(センジュザン) 繁久寺は、前田利長墓所の廟守の寺として造営されたお寺で、見所は回廊に安置された五百羅漢です。


五百羅漢像

五百羅漢とは、釈迦の滅後、その教えを広めようと集まった、修行を積んで悟りに達した阿羅漢(アラカン)と呼ばれる人々のことです。
喜怒哀楽さまざまな表情の五百羅漢は、よく見ると知っている人に似た像があるかも知れませんね。


球体石灯籠

繁久寺から道路を隔てた反対側に、加賀藩祖・前田利家の長男(嫡男)前田利長公の墓所があります。
利長の母はNHK大河ドラマにもなった「利家とまつ」のまつです。
バスの時間があれば、ちょっと入るとこの「球体灯篭」があり、さらに奥に進むと、もうひとまわり大きい石灯籠などがあります。
さらにその奥が、利長公の廟所ですが、普段は入れないようになっています。
この後、高岡市内で「海鮮丼」の昼食を摂り、バスは高速道路になって懐かしの東三河を目指し帰路に着きます。

再び美肌のお湯、そして館内散策 …A017 宇奈月温泉の旅(3)

翠の湯、紅の湯入口

朝から、昨夜とは違うお風呂が楽しめるのも温泉バス旅のよいところです。
地階にある「翠の湯=男湯」と「紅の湯=女湯」で朝風呂といきましょう。


翠の湯大浴場

こちらは男性用の「翠の湯」です。女性用もほぼ同じ規模だということです。
こちらのお風呂には、露天風呂こそありませんが、


「翠の湯」大浴場の景色

昨日の「渓の湯」より低い階にあるため、窓外の景色はパノラミックな素晴らしい眺めです。


化粧コーナー

湯上がりの整えには、男性用でもこれだけの化粧コーナーですから、女性の皆様にも充分満足のいくものかと思います。


朝食会場ロビーレストラン

朝食会場のレストランのダイナミックな景色の広がりは、この延対寺荘の真骨頂ともいえるでしょう。


眼下を流れる黒部川

食事をしているテーブルのすぐ下を、黒部川の清流が音を立てて流れています。
こんな贅沢な朝食は、そうはあるものではありませんね。


天井の装飾

逆に目を上に転じると、円形の天井に下がる装飾が目につきます。
バスの出発まで時間があったら、


天井の装飾、2階から

2階に上がって、天井の装飾を真横から眺めると、なにやら繭玉に似たオブジェの優しいフォルムに心がなごみます。


山の神様

さきほどのロビー天井の装飾を眺め、反対側の壁面のくぼみに目をやると、暗くて見えにくかったものが、実はこのような女性の形をした「山の神様」だということに気づくでしょう。
どこに、この神様がいらっしゃるのか、この宿に泊られた方でもなかなかご存知ないのでは、と思います。


おみやげ処

館内探検はこのくらいにして、バスの出発に遅れないよう、下に下りてまだ時間があるのなら、もう一度「みやげもの処」でも覗いてみましょうか。


売店店内

そう言えば、あの人に買うの忘れてた、とか我が家用にもうひとつ買っておこうか、ってことありますものね。

黒部川と、いい湯、美味い料理に満足 …A017 宇奈月温泉の旅(2)

ロビー

黒部川電気記念館から今宵の宿「延対寺荘」に移動して、
玄関から一歩足を踏み入れると、日本旅館の伝統に現代の洗練されたデザイン性をミックスした
吹き抜け展望ロビーと、眼前に広がる黒部峡谷が私たちを迎えてくれます。


延対寺荘

延対寺荘は、富山県高岡市で明治33年に料理旅館として創業、
大正14年に、当時開湯したばかりの宇奈月温泉に温泉旅館として移転・開業した歴史ある観光旅館で、
竹久夢二・与謝野晶子・川端康成などの様々な作家・文化人が愛した宿でもあるということです。

明治33年とは、中国で義和団の乱が起きた年でもあり、
年賀状郵便が始まったり、12歳以上の男女の混浴が禁止になったりの年でした。
また大正14年は、徐々に大陸に暗雲が漂い始めた年であり、NHKのラジオ放送が始まった年でもあります。
(ちょっと雑学.1)

ちなみに延対寺荘の名は、経営者の方の苗字からきていて寺の名から取ったのではありません。
(…そう思う方もみえると思いますが)


部屋

まずはお部屋で、浴衣に着替えましょう。
この部屋は、基本的には4名用のお部屋になっています。


渓の湯大浴場

男性陣は着いた日の夜7時45迄に行っておくとよいのが、男女入れ替え制の露天風呂がある1階の「渓の湯」です。
(※女性は夜8時~翌朝です)
写真は「渓の湯」の内風呂で、この浴槽の中を渡って外の露天風呂に出られます。


露天風呂

こちらが露天風呂。お湯は100%天然温泉で、源泉温度90℃の無色無臭のアルカリ性単純泉です。
アルカリ性ということは、お肌が滑らかになるお湯ということですね。


目の前の黒部川

お湯もさることながら、なんと言っても素晴らしいのが眼下を流れる黒部川の眺めでしょう。
とにかく、明るいうちに(女性は朝)行くのがお奨めなのは、こういうことなんです。


夕食会場

さて、明るいうちにお風呂に入ったので、宴会場はまだ準備中のようですね。
バスの人数によっても夕食会場は部屋の広さが変わりますが、すっきりした伝統的な宴会場を見ると、日本人の血が騒ぐのは私だけではないはず、ですよね。


夕食フルセット

部屋でちょっと寛いでいると電話でお呼びがかかり、いそいそ夕食会場へ。
この写真は取材時のお料理の内容が大分違っていたので、今回のハニットアゼリアツアー用に用意された「延対寺荘」提供のお夕食フルセットです。


ぶりしゃぶ

でも「ぶりしゃぶ」は間違いなくこんな感じに盛りつけられ、
私たちのファイトを湧かせてくれるようです。


ぶりしゃぶしゃぶ

火を点けてもらうと、鍋の煮立つのももどかしく、こんな風にしゃぶしゃぶして頂くわけです。


かに

一人に一杯ずつ付く「越前ガニ」は、逃げないのでぶりしゃぶの後、ゆっくり頂きましたが、こちらを先にして口数がめっきり減った方々も大勢みえると思います。
宴たけなわではありますが、カニに専念させて頂くということでひとまずここまで。
次回はもうひとつのお風呂「翠の湯」「紅の湯」と、要所要所に手の込んだ飾り付けが施されている館内のご案内とさせていただきます。

古き良き飛騨古川と黒部川電気記念館 …A017 宇奈月温泉の旅(1)

まつり会館

最初の立寄り地、飛騨古川「まつり会館」は、天下の奇祭『古川祭』に関する博物館です。
館内では、大太鼓を数百人の裸の男が守り、付け太鼓の若者たちとぶつかりあう熱気溢れる『古川祭』の3D映像が見られます。
また、古川祭屋台の実物3台や御輿の展示の他、古川祭の屋台行列で披露されるコンピュータ制御の”からくり”人形の実演もあり、『起し太鼓』の古川祭を体験できる施設となっています。
※入館料800円、飛騨の匠文化館との2館共通入館券が1000円になっています。


飛騨の匠文化館

「飛騨の匠文化館」は、大和朝廷時代に、釘を使わずに神社仏閣を作りあげた飛騨匠の高度な木工技術を展示する博物館です。
「匠の業績と足跡」「匠の道具」「匠の技と技術」「体験と遊び」など、実際に千鳥格子などを組んで遊ぶことができます。
この建物も飛騨産の木材を使い、釘をひとつも使わずに建てられています。


起こし太鼓

「まつり広場」にある御旅所の「起し太鼓」は一回100円で試し打ちができます。
大きな音が鳴り響くので、その音にびっくりする方もみえるようです。
ここからが、古川の町を彩る「瀬戸川」散策の出発点となっています。


瀬戸川

古川の街なかを巡っている瀬戸川には、4月から11月までの間は目に鮮やかな錦鯉がたくさん泳いでいます。
冬場は、積もった雪を流すのに使われるため、市内にある池に移されるのだそうです。
この瀬戸川と白壁土蔵の景色が、最も飛騨古川らしい眺めと云われています。


渡邊酒造所

瀬戸川沿いの小路を離れ、街なかに行くと時代を感じさせる様々なお店が並んでいます。
この「渡邊酒造店」が、酒造りを始めたのは明治3年と云います。
「蓬莱」と云う銘柄は、仙人が住むという不老長寿の桃源郷のことで、人に慶びを与え開運をもたらす縁起のよい「酒ことば」です。


味処古川

こちらの「味処古川」は、飛騨の匠の伝統技術を駆使した、どっしりとした町家造りのお食事処です。
飛騨牛朴葉味噌ステーキ定食2100円が名物ですが、手軽さがいい飛騨古川ラーメンや飛騨牛カレーも人気です。今回は食べる時間がないと思うので、また機会があったらお試しください。
お土産物売り場もあるので、そちらを覗いてみてはいかがでしょうか。


三嶋和ろうそく

江戸時代に創業の「三嶋和ろうそく店」は、240年以上続く全国でも希少な手作り和ろうそくの老舗です。
店内の作業場では、ご主人の説明を聞きながら和ろうそく作りの実演を見学することもできます。
NHKの朝の連ドラ「さくら」の舞台にもなったことでも有名です。


黒部川電気記念館

飛騨古川を離れたバスが、次に立寄るのは今宵の宿泊地でもある宇奈月です。
バスは宿を通りすぎて、町の端にある黒部峡谷鉄道の宇奈月駅そばの駐車場に停まります。
そこにある関西電力の「黒部川電気記念館」は、「黒四ダム」建設のため美しくも厳しい黒部峡谷に挑んだ人間のドラマを広く紹介するために、昭和62年に旧黒部川電力所跡地に建設された建物です。
向かい側が黒部峡谷鉄道の「宇奈月駅」になっています。


記念館内部

記念館の中に入ると、美しい案内嬢が私たちを笑顔で迎えてくれるでしょう。
館内には「黒四ダム」を建設した当時の苦闘の歴史が映像や模型で語られています。
あの石原裕次郎主演の「黒部の太陽」の舞台になった黒四ダム建設の元のお話です。


黒部峡谷鉄道

電気記念館の向かいにある「黒部峡谷鉄道・宇奈月駅」には、宇奈月温泉側から黒部峡谷に向かう電車の入出光景が見えます。


やまびこ展望台からの新山彦橋

宇奈月駅から徒歩3分くらいにある駐車場の奥にあるのが「やまびこ展望台」です。
写真の新山彦橋を真下に望む撮影スポットになっていて、ポスターにもよく使用されるポイントになっています。
運がよければ橋を渡る黒部峡谷鉄道の電車が眺められるのですが…
それでは再びバスにちょっとだけ乗って、宿泊先の「延対寺荘」に向かいましょう。