輪島の朝市、金沢のひがし茶屋街ぶらり …A016 輪島温泉の旅(4)

朝市

高州園を出てすぐ、バスは「輪島朝市」そばの観光バス駐車場へ。
そこから歩いて、お買物の原点とも言える「輪島朝市」の体験です。
「輪島朝市」の起源は一千年以上も前から続いており、神社の祭日ごとに物々交換の市が立ったのが始めと言われています。


朝市風景

売る者も、買う者も女が中心の輪島の朝市は、『買うてくだぁー』の呼び声が飛び交い、野菜などは周辺農家のおばちゃん、活きのいい魚貝・海草は漁師町の女衆が売りに出て来ているのです。


朝市魚屋

朝市で売られるものに「値札」はあまり付いていないようです。その値段は交渉しだい、買い手も売り手もそこが楽しいのでしょうね。
この朝市の露店の場所は親から子へ、子から孫へと何代も引き継がれているのだということです。
そのほか、こんな露天のほか、通りに面した商店も大勢集まる観光客をめぐって、商売合戦を繰り広げています。


漆喫茶ルネッサンス

ウィーンのシェーンブル宮殿の「漆の間」を参考にして造られた漆喫茶「ルネッサンス」は、
ロココ様式のテーブルと椅子に輪島塗をほどこし、リモージュのカップにサンルイのグラス、輪島塗のカップでコーヒーが頂けます。
また、館内は「イナチュウ美術館」になっており、世界各国の王朝時代の華やかな品々が展示されています。
(※入館料大人500円、喫茶だけなら入館無料)


高州園の土産物館

それから、朝市通りの真中より奥にホテル高州園のみやげ物館「駅長さんの店」があります。駅長さんの人形が目印!
館内には輪島の土産物がずらりと並んでいるので、どちらかと云えばこのお店だけでも用が足りそうな品揃えです。


ひがし茶屋街マップ

輪島朝市を満喫して、バスは能登半島を南下、石川県の県都金沢に。
加賀藩の栄光を今も残す、金沢市は歴史のある文化が街のいたるところに漂わせています。
それは、兼六園や金沢城址といった当時の大名の史跡よりも、町人が作ったお茶屋街の方に色濃くあるのかもしれません。
今回訪ねるひがし茶屋街は、金沢に残っている3つの茶屋街の中でも最も規模が大きな茶屋街です。


自由軒

バスから下りて通りを南に歩いて行くと、最初に目立つのがこの明治の香りのする「自由軒」の建物です。「レストラン自由軒」は、1909年創業の伝統の¨洋食の味”を守り続けているお店です。
数あるメニューで人気が高いのが、レストラン自由軒を代表する定番の4品を盛り合わせた「ランチ(1,835円)と「日替わり定食(920円)」です。


広場

自由軒の前はこのような広場になっています。
観光客が、ひがし茶屋街の気分を味わいながら歩く出発点のような処と言えるでしょう。


茶屋街通り・鶴亀あたり

この辺りから、イメージ通りの景観が目の前に展開します。
ひがし茶屋街の他に西茶屋街、主計町茶屋街がありますが、ひがし茶屋街が最大規模で、いまでもお茶屋さん8軒が営業していて、芸子さんや芸者さんが20名ほどいるそうです。
街を歩いていると、何処からか笛や太鼓、三味線などの音が聴こえ、昔の風情を残す景観と相まって、しっとりとした大人の雰囲気が漂っています。


志摩

重要伝統的建造物群保存地区にも指定されているひがし茶屋街で、建物の内部を見学できる施設としては、写真の「志摩」と「懐華楼(上の地図参照)」に加えて新たに「お茶屋文化館(同)」が開館しました。(※いずれも有料)


素心と九連波

歩いているだけでも情緒はクラシカルになりますが、さらに思い出を深めるには、こういったお店でひと休憩するのがよいでしょう。
写真は「茶房 素心」と「九連波(クレハ・和菓子喫茶)」。
この後、バスは懐かしの¨ひがし三河”目指して、高速道路を走ります。

夜のショーに朝風呂&美味しい朝食! …A016 輪島温泉の旅(3)

お祭り広場

夕食が終わると、9時過ぎから「お祭り広場」でショーがありますから、ということなので、出かけてみることに。
別途入場料1500円ですが、折角、能登に来たのだから本場の「御陣乗太鼓」見なくっちゃ、という方も多いと思います。


御陣乗太鼓

太鼓の演奏って、なぜ人の心を沸き立たせるんでしょうか。とにかく、打ち手が増えていくにつれ、どんどん盛り上がりますねぇ。
御陣乗太鼓とは、現在の珠洲市三崎町に上陸した上杉勢を、村の知恵者といわれる古老の指図で樹の皮の仮面と海藻の頭髪で、太鼓を打ち鳴らしながら夜襲をかけ、戦わずして退散させたという言い伝えが元になっている勇壮な太鼓です。
打ち手は、輪島市名舟町の皆さんで、石川県指定無形文化財、輪島市指定無形文化財、に指定されているということです。


歌謡ステージ

太鼓で盛り上がった後は、しっとり大人の歌謡ショーです。
歌手の方はなんと…!答えは、入場した方の特権ですのでここでは言いません。


クイズ大会

最後は、クイズ大会(賞品ありますよ)で、和気あいあいでお開きになります。
観光旅行の夜は、こうじゃなくっちゃぁ、と言う方も多いのでは。


部屋から海

その後、前回ご案内した「まいもん街」に行ったり、もう一度お風呂に入ったり、
で夜が明けると、多分お部屋からこんな景色が見られます。(※お泊まりの日により若干違うでしょうが)


大浴場

そう言えば、昨夜は暗くて見えなかったお風呂からの景色も見なくっちゃ、ということで大浴場へ。
さすがに広い浴槽、そして窓の外には日本海が。


大浴場壁画

目の前の大海原もですが、印象的なのはこの大きな壁画です。
海に潜る海女と魚群を描いたこの絵は、能登羽咋市在住の陶芸作家・磯見篤介氏作の大社焼(タイシャヤキ)の大作です。
1階にある男湯からはこうして海底から見上げる図に、壁面吹き抜けの2階女湯からは海面から見下ろす図柄になっていますので、ぜひその辺りをご覧ください。
(もちろん上下お互いは見えませんのでご安心を)


露天風呂

露天風呂に出てみれば、こうして一層海を感じます。
海に近いだけあって、泉質は少ししょっぱいナトリュウム塩化物泉で、神経痛、筋肉痛、慢性皮膚病などに効果があるようです。


朝食

朝湯でいい気分になって、空腹を感じれば美味しい朝食が待っています。
これこそ温泉バスツアーの醍醐味ですね。


干物を炙る

小鯛の干物を、小さな七輪で炙って頂くとき、こうしてのんびりバス旅に参加できた幸せも噛みしめているのかも知れませんね。


土産物売り場

さあ、バスの出発までもう少しです。
忘れ物がないようしっかり準備できたら、最後にもう一度土産物売店を一回り。
これも観光旅行の楽しみなんですよね。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A016 朝市と漆塗りの街 輪島温泉 
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。

能登一のお風呂の後はカニ、その後は …A016 輪島温泉の旅(2)

ロビーラウンジ

お部屋割りを聞いたラウンジは、目の前に海が広がる素晴らしい眺めだそうですが、残念ながら明日の朝までおあずけです。


部屋

部屋で浴衣に着替えたら、早速ひと風呂といきましょう。
夕食まではまだ少しありますから。


露天風呂から大浴場を見る

早速出かけたお風呂は、1階が男風呂で2階が女風呂になっています。
入替えなしなので、朝風呂は気を付けましょうね。
能登半島随一の広さを誇る大浴場の壁面は、大きい壁画になっています。
外に出ると波音が聞こえる露天風呂。明朝は必ず朝風呂に入って海の景色を楽しまなければ、と思う方が多いはず。


夕食フルセット

いいお湯だったねぇ、と余韻を楽しみつつ、お待ちかねの夕食です!
例によって、こんなに一度に並んでいるわけではありません。おいしいタイミングで出てきますので、ご安心ください。
それにしても、冬のカニは見事ですねぇ。


ぶり陶板焼き

もちろん前菜からいくのが普通ですが、ここは珍しい「ぶりの陶板焼き」からいってみましょうか。
ぶり大根など想像していた方は、嬉しい予想外れです。
う~ん、新しいぶり料理だなぁ、と感じ入ること間違いなしです。


ぶり刺身

だったら、続いて「ぶりお造り」といきましょう。
脂ののったこりこりの新鮮ぶりのお刺身は、ビールよりお酒に合いますねぇ…


かに

なぜ最初にこれにいかないの、と異論があるとは思います。
が、好きなものは後にという方、始めは少しお喋りしながらがいいのだ、という方もみえると思いますよ。
では、「かに」の甲羅をばりっといきましょう。


海鮮なべ

かにを黙々と食べているうちに、「海鮮なべ」がぐつぐつしてきます。
なんて忙しい、美味しいひとときでしょう!
この海鮮なべは、塩だし味でさっぱりとしつつ魚介の旨味が凝縮した、い~い味です。


ちらし寿司

そのほか、甘エビもこれが¨甘エビ”なんだ、というくらい美味。
前菜も板さんの工夫が感じられる品々ですし、写真の「ちらし寿司」もうまいです。
そうこうするうち、やがてご飯といわしつみれとワカメのみそ汁が出て、最後にデザートと、お腹いっぱいになりますよ~。


飲み屋街

お腹は一杯でも、夜はまだまだこれからです。
館内探検に出かけると、あるある「まいもん街」です。
まいもん=うまいもの、ですね。
こちらには、麺処、カラオケルーム、シーサイドラウンジ「漁火」などが、
軒を並べて旅の夜を彩っています。


シーサイドラウンジ「漁火」

こちらがムードあふれるシーサイドラウンジ「漁火」です。
でも、今は偵察だけという方もみえるはず。
実は、夕食後に「お祭り広場」で能登名物「御陣乗太鼓(別途有料1500円)」があるのです。
次回は、その御陣乗太鼓(ゴジンジョウダイコ)をご紹介です。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A016 朝市と漆塗りの街 輪島温泉 
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。

なぎさドライブウェイと能登金剛、二つの海岸 …A016 輪島温泉の旅(1)

なぎさドライブウェイ-1

初冬の能登半島ツアーで「千里浜(チリハマ)なぎさドライブウェイ」を走れるのはラッキーのようです。
能登有料道路の途中で下りたバスは、海岸に向かいます。
長い砂浜が続くそこが「なぎさドライブウェイ」です。


なぎさドライブウェイ-2

千里浜なぎさドライブウェイは、石川県羽咋郡宝達志水町今浜~同県羽咋市千里浜町までの延長約8kmの観光道路で、
日本で唯一の¨砂浜の波打ち際を走ることができる道路”として有名です。
当日のコンディション次第では、かなり波打ち際を走る快感が味わえる(!?)のでは。


能登金剛センター

なぎさドライブウェイで味わえたのが、砂浜のクッションの効いた優しい能登の海だとすれば、次にバスが訪れる「能登金剛」は、初冬の日本海の荒々しさむき出しの男性的(昨今はそうとは言い切れないかも…)な海です。
バスが着く「能登金剛センター」が能登金剛・巖門(ガンモン)のすぐ近くで、見物後はトイレ休憩や、能登の海産物のお買物タイムでしょうか。
中でも時間持ちのする「いしる(魚醤)漬け」の干物などが目を惹きます。


巖門マップ

能登金剛の有名箇所の位置関係は大体こんな感じで、バスが付いた能登金剛センターは図の右端、ブーメラン型の建物です。
「能登金剛」とは、約30kmに亘って奇岩、奇勝、断崖が連続する海岸で、能登半島国定公園の代表的な景観の一つに数えられています。
松本清張の小説「ゼロの焦点」の舞台となったことは、あまりにも有名(推理小説フアンの方には)で、歌碑も建っています。
ここから歩いて見られる範囲は「松本清張の歌碑」や「巖門」でしょうか。
海から見られる観光船の案内が、そこらじゅうにありますが、バスの出発時刻からするとちょっと…(※別料金大人1,000円一周約20分)


能登金剛センターから見える巖門の海岸

能登金剛センターから海岸に下りる道を行く途中、眼下に海岸が見えるところがあり、想像通りの荒々しい海岸風景が目に飛び込んできます。


船着き場への道

急な坂道が終わる頃、岩場が印象的な海が見えます。
この先は、観光船の船着き場になっています。


巌門船着き場

船着き場のあたりは少し平らに開けているので、荒々しい巌門らしさがよくわかります。
左側の奥の方に行けば「巌門」の名のいわれになった岩小島が見えるはずです。


巌門

「巌門」は、能登金剛の奇勝のひとつで、波食によって形成された幅6m、高さ15m、奥行き60mの天然の洞門です。


巌門洞窟

右側には、満潮でなければ「巌門洞窟」まで海岸伝いに歩いて行けそうです。
でも、足元には充分お気を付けくださいね。


高州園夜景

能登金剛センターを出発したバスが、今宵の宿泊先「ホテル高州園」に着くころには、短い冬の日は暮れているでしょう。
夜の中でホテルの灯が、旅にちょっぴり疲れた私たちを暖かく迎えてくれているようです。


ロビー

「ホテル高州園」は、なかなか立派なホテルで、ロビーに迎えられた私たちは、一気に元気を取り戻し、今宵の楽しい時間の予感にわくわくがこみ上げてくるのを感じるはずです。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
A016 朝市と漆塗りの街 輪島温泉 
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