見事なる袋田の滝と新鮮魚介おさかな広場 …B412 袋田温泉の旅(4)
2日目の観光先、「袋田(フクロダ)の滝」は、茨城県久慈郡大子町(ダイゴマチ)袋田にあり、久慈川の支流である滝川上流にある長さ120m、幅73mの大きな滝です。
別名「四度の滝」と云い、滝が4段に岩肌を落ちていることから名付けられたと云う説と、昔、この地を訪れた西行法師が「この滝は四季それぞれの姿を見ないと真の風趣は味わえない」と、絶賛したと云うことから名づけられたとの2つの説があります。
日本三名瀑(サンメイバク)に数えられているだけあって、バスから降りた駐車場から、軽い坂道を上って行く間にはちょっとした食べ物屋や土産物店が軒を連ねています。
ちょっと面白いのは、滝を観に行く時にいつもある下り階段ではなく、軽い上り坂のこんなトンネルがあることです。
トンネルはかなり長いもので、このような構造になっています。
途中右側に出られる最初の支道の先にあるのが、滝川にかかっている吊り橋で、そこからの滝もまた異なる風情のある眺めだと云います。
本命の眺めは、その先にある右への支道に入るとじきに目の前に現れるこんな景色でしょうか。
トンネルという閉鎖された空間から不意に広がる大空間の迫力。
この「袋田の滝」は、「華厳滝」、「那智滝」とともに日本三名瀑のひとつに挙げられており、「日本の滝百選(1990年の人気投票では1位)」にも選定されているほどの見事な眺めの大滝です。
さらにトンネルを先に行くと新たに造られた展望台へのエレベータが2基あります。
上った先にある展望台からの眺めは、滝の全体像がはっきり見え、また周囲の山の様子もよくわかるもので、特に今時分の紅葉シーズには素晴らしい眺めになっているでしょう。
袋田の滝でたっぷりオゾンを吸い込んだ後、バスは山中から太平洋岸を目指して走ります。
着いた先は、茨城県ひたちなか市の日本を代表する沿岸・沖合遠洋漁業の基地「那珂湊(ナカミナト)漁港」。
そこに水揚げされる獲れたてぴちぴちの鮮魚介類から乾物に至る豊富な海の幸が、ずらり並んだ「那珂湊おさかな広場・森田水産」に立寄ります。
店内には所狭しと鮮度の良い生の魚介類や、地元の手づくり干物や乾物などの海産物が並んでいます。
とれとれの魚介類が¨お値打ち価格”で並んでいると、お土産買いにも力が入るってもんです。
しっかり買い込んだお魚類のスチレン箱をバス下部の荷物スペースに収めたら、「東水戸道路」「北関東自動車道」「常磐自動車道」を経由して、首都高の車窓に「スカイツリー」を見ながら、バスはひたすら懐かしの我が家目指すのです。