まだまだ続く長い坂道のほぼ真ん中の辺りまで …馬籠宿(後編)

馬籠宿 | 月曜日 10月 31 2016 11:53 PM | Tags: , , ,

「うさぎや」前の坂道
後編になっても、石畳の坂道は続いています。

幸い、比較的なだらか(?)で、そんなに大変でもないのですが、この先もまだまだです。

写真は、前回の続きの「うさぎや」さんの前辺りの風景です。


「山城屋」「うさぎや」の隣は以前は営業していた「馬籠茶屋」の食事処、そのお隣が写真の「山城屋」で、木製品に特化した土産物屋です。

木曽五木(ネズコ・アスヒ・ヒノキ・サワラ・コウヤマキ)は有名ですが、それにしても沢山ある暖簾の木偏の字!

檜(ヒノキ)、欅(ケヤキ)、楓(カエデ)はなんとか読めるけど…。


馬籠郵便局道の反対側(進行方向右側)には、この「馬籠郵便局」があります。

撮影のとき(2007年)には「臨時出張所」の木の看板が出ていましたが、現在はそのまま「馬籠郵便局」と書き換えられているだけで、後はこの通り(女性はみえないと思いますが)、簡素な郵便局です。


藤村記念館「郵便局」「民宿の馬籠茶屋」などの次が、文豪島崎藤村の「藤村記念館(入館料550円)」です。


藤村記念館2「藤村記念館」の入口を入ると、明治28年の大火で焼失した生家を記念して、昭和22年に藤村記念堂、25年に藤村記念文庫が完成、その後、藤村の祖父母の隠居所、ふるさとの部屋(DVDコーナー)、第二、第三文庫(常設展示室)などがあります。

常設展示室には処女詩集『若菜集』から絶筆『東方の門』までを展示、 神奈川県大磯町の書斎が復元されています。


大黒屋の前の道の様子「藤村記念館」のある辺りは、こんな風に開けた感じになります。

これは、写真左手、奥まった処にある「大黒屋」さんのオープンスペースのおかげでしょうか。


「大黒屋」こちらが、その「大黒屋」です。
「大黒屋」は、造り酒屋と馬籠宿の問屋を営んでいて、小説「夜明け前」では伏見屋として登場している家です。

島崎藤村の詩集「初恋(まだあげ初そめし前髪まへがみの 林檎のもとに見えしとき…)」の中に登場する女性は、大黒屋の「おゆふさん」がモデルらしく、現在は、重厚な木曽の伝統的建築の母屋に民芸品コーナーと奥にはギャラリーがあります。


「大黒屋茶房」大黒屋の敷地内にある「大黒屋茶房」は、名物栗こわ飯、わらび餅・栗ぜんざいなどと共に、「大黒屋」と併せ和モダンな雰囲気に、女性の人気が集まっているお店です。


「岩茸」「史料館」「菓子処 末木」「大黒屋」の隣りは、「旅館 岩茸」「脇本陣史料館」「菓子処 末木」と続いています。

まだ、登り坂ですが、道の両脇を眺めながら食べながらだと、案外平気で歩けちゃいます。

「岩茸」は旅館ですが、栗おこわや山菜料理を食べられる食事処にもなっています。


「馬籠宿脇本陣史料館」「岩茸」の隣りにある「馬籠脇本陣史料館(入館料300円)」が、馬籠宿の大体真ん中にあたります。

この先、隣りの「妻籠宿」への街道はずっと続きますが、バスの集合時刻を考えると、そろそろUターンしないといけませんね。


「馬籠脇本陣史料館」「史料館」は、こんな風になっています。

「八幡屋」と云うかつての脇本陣(大名などの宿泊する本陣の予備宿)が明治28年の大火で消失した跡地に、当時の脇本陣の上段の間を復元、使用していた家財や什器の展示、江戸時代の木曽路の独特の文化や制度が紹介されています。


「近江屋」向かい側の「近江屋」は、馬籠名物五平餅と蕎麦のお店です。

馬篭の五平餅は、私たち三河のとは異なって、竹串に丸い団子を3つ刺してあるのが特徴(一皿に5本で450円)です。

お米は自家製のコシヒカリ、クルミとゴマをすり鉢ですりつぶし、しょう油と砂糖で味付けしたタレは、みそ味の五平餅と食べ比べてみたいものですね。


帰り道、「民宿 馬籠茶屋」前帰り道は、来たときとはまた違った角度の景色が見えるので、また楽しきもの。

なんてったって、帰りはずっと下り坂ですから…♪

左右に見えているのは、民宿の「馬籠茶屋」の建物です。


帰り道、清水屋の「茶房 土蔵」前帰りは足の運びも軽く、ずんずん進んで、もう最初の「清水屋」の辺りまで戻って来ました。

左に見えているのが、清水屋の「茶房 土蔵」です。景色よさそう!

それにしても、最初の登り坂が結構きつかったのが分かりますねぇ。


「茶房 土蔵」「茶房 土蔵」は、米蔵を改装して、囲炉裏を置いたレトロな雰囲気の喫茶店です。

樹齢400年のしっとりとした檜のカウンターで、香り高いコーヒーを味わいながら、眼下に馬籠宿の街道や、遠く中津川市内の眺めが楽しめます。

◆使用した写真は全て、2007年6月30日撮影のものです。

ほっこりのんびり石畳の坂道を歩く旅 …馬籠宿(前編)

馬籠宿 | 日曜日 10月 30 2016 11:50 PM | Tags: , , ,

馬籠宿の観光バス駐車場の「馬籠館」
ハニットアゼリアツアー日帰りコースの「C943 秋色の木曽路食べ歩きと 飛騨牛すきやき膳」で、栗きんとんで有名な「川上屋」に立ち寄った後に訪ねる、中山道の宿場「馬籠宿」の詳細をご案内します。

使用している写真は、大分前に撮ったものですが、昔ながらの風情を大切にしている場所なので、今も変わっていない景色をご覧頂けると思います。

この写真は、私たちがバスから降りる駐車場にある観光施設「馬籠館」で、土産物売場にもなっています。


馬籠宿マップ江戸時代、東海道と並ぶメイン街道の中山道に発達した木曽十一宿の中でも、「妻籠宿」と並んで繁栄していた「馬籠宿」は、島崎藤村の「夜明け前」でもおなじみの宿場です。

石畳の街道の両側にある土産物屋や飲食店は、いずれも味のあるお店ばかりなのでこの馬籠宿マップを基に、これからご案内していきましょう。
※マップ左側下の目立つ十字路に、駐車場と「馬籠館」があります。


馬籠宿に入って行く桝形の道駐車場から、大勢の観光客とともに歩くとじきに、この石畳の坂道の入口があります。

ここは江戸時代、宿の防御のために桝形にしてある坂道で、折れ曲がる正面に、ゆっくり回っている水車が見えます。


現役の水車この水車は、水力発電用の現役なのだそうです。

ごとんごとん、と生真面目に回っている様は、なんとなく童謡や童話の世界を彷彿させてくれるようで、見ているとちょっと童心に戻りそうです。


坂の家と坂のくら水車のすぐ隣にあるのが「坂の家」と「坂のくら」。

似たような店構えで、どちらも喫茶と食事だから商売敵?と思いきや、同じ店。
「坂のくら」が旧店名なんだとか。なんだか紛らわしいですな。

しかし、まだまだここは序の口、お茶するならお帰りがけにどうぞ。


清水屋資料館坂の家の斜め向かいにある「清水屋資料館(入館料200円)」は、島崎藤村の作品「嵐」にでてくる「森さん」こと原一平さんの家なのだとか。

藤村の書簡、掛軸、写真などをはじめ、江戸時代に宿場として栄えた頃よりの文書、書画、陶磁器などが展示されています。

かつての(?)文学青年、文学少女の皆さまには、心動かされる佇まいですね。


新清水屋その清水屋資料館の隣りにあるのが、現在の「清水屋」さんで、更にその向かい側にあるのが「新清水屋」です。

どちらも、土産物と喫茶、お食事処になっていて、そんなお店の並ぶ坂道の様子は、こんな感じになっています。


下扇屋新清水屋からもう少し歩くとあるのが、写真の「下扇屋(シモオオギヤ)」です。

このお店の人気商品は、昔から馬籠で手作りされている、木曽馬をかたどったワラの民芸品の「春駒(300円)」や、栗きんとん(季節限定)、とちの実せんべい、五平餅などの素朴な味わいの土産物です。


煎餅堂下扇屋の隣りが、五平餅の「やをや」、そのまた隣が食べ歩きお奨めの「つたや 煎餅堂」となっております。

名物の「わらじ煎餅」など、焼き立ての温かくてパリツとしたお煎餅が食べられます。


民家の軒先に見られる用水の鯉この「馬籠宿」は、いかにも昔のままの家の並びのように見えますが、

実は、明治・大正と2度の大火で、江戸時代の家並は失われしまったので、比較的最近に再建されたものです。

そのためか、住民の防火意識は高いようで、道の脇をきれいな水が流れ、家々には湧水が曳かれ、写真のように鯉を飼っているお宅も見られます。


土産物店いずはら煎餅の「つたや」の向かいにある「いずはら」は、木曽の地酒やワイン、雑貨などを売っているお店です。


うさぎやその「いずはら」の向かいにある「「うさぎや」は、店名の通りにうさぎの小物が…


「うさぎや」のうさぎの小物たちこ~んなに、沢山揃っています。

うさぎ年の方や、うさぎが好きな方は、ぜひ覗いてみられることをお勧めします。


「うさぎや」の手焼き煎餅もうひとつ、うさぎやの得意技がこのお煎餅です。

自然薯入りの「ぬれおかき」も名物だと云います。
向かい側にある「つたや 煎餅堂」と同じく、1枚買って歩きながら食べるのもOK.

煎餅好きな方なら、食べ比べてみるのもおもしろいかも。

◆使用している写真は全て、2007年6月30日撮影のものです。