日本最初の森林浴発祥の地、赤沢美林の中を走る …「赤沢森林鉄道」

赤沢森林鉄道
ハニットアゼリアツアー「B330 横谷温泉の旅」2日目に乗車する「赤沢森林鉄道」を、ご案内させて頂きます。

日本三大美林の一つで樹齢300年を超える木曽ヒノキの天然林がある「赤沢自然休養林」を走る森林鉄道は1975年に一旦廃線となったものが、1985年の伊勢神宮御用材の運材で活躍する姿がテレビの全国放送されて人気を呼び、1987年より観光鉄道として再運行となったものです。

森と渓流の眺めに恵まれた森林鉄道は、現在ディーゼル機関車5両編成で往復2.2㎞、約25分で運行しています。


「赤沢自然休養林」入口広場駐車場からすぐの処に、こんな広場があり、夏には渓流プールがあったり、セラピー体験館、森林交流センターなどが点在しています。


コースマップこのコースマップが示すように、森林鉄道のほか森林浴を楽しめる散策コースが幾つかあります。

例えば、森林鉄道の終着駅「丸山渡(マルヤマド)」で下車して、線路に付かず離れずで歩くコースでも、約45分ほど要するので、今回のバス旅は往復ともトロッコ列車で森林浴を楽しんで頂くようになっています。


乗車券発売所と交流センターこちらが、森林鉄道の乗車券販売所と木曽三銘木の説明や、木の温もりを感じさせる木工製品を販売している「森林交流センター」です。

森林鉄道の乗車券は、なんと木で出来ています。良い記念品になりますよ。


交流センターの木工製品即売コーナーこんな温かみのある木で出来た小物、大物が並んでいます。

列車の出発時刻まで、或いは森林鉄道を体験した後で、お土産選びに立ち寄られると良いでしょう。


停車場へ森林鉄道の乗り場は、小高い丘の上にあります。

この木の階段には、ウッドチップが敷いてあるので、うきうき気分がさらに高まります。

ちなみに、この先の乗り場は標高1,080mにあり、ここから森林鉄道で1,170mの終点「丸山渡」まで上るのです。


赤澤停車場とボールドウィン階段を上り切ると、停車場があります。

本来なら、全く静かな山の中の停車場なのでしょうが、私たち観光客が一杯いるので、活気のある停車場になっています。

停まっているのは、米国製のボールドウィンという蒸気機関車で、創業当時の花形機関車で戦時中に木の枝を燃やして走る為の、日本だけの独特の形の煙突が特徴で、絶好の記念写真のスポットになっています。(この汽車は動きません)


ディーゼル機関車のひく現在の森林鉄道そうこうしているうちに、ディーゼル機関車に曳かれた現役の森林鉄道が到着します。

単線なので、この始発駅と終着駅の「丸山渡」で、機関車だけが前と後ろに移動して、運行するスタイルになっています。(これも見ものですよ)


出発進行さて、いよいよ出発です。

記者は5両編成の前(丸山渡に対して)から2両目の先頭から、1両目とその前にいる機関車を撮っています。

案内係の車掌さんは、この位置に陣取っています。


森の中を走る森の中を走ると、木々や風が本当に身近に感じられるでしょう。

この感覚はトロッコ列車ならではですが、他所のものより森との一体感があるように思えるのですが…。


散策コースを歩く人たち列車から見ていると、森の中にこうした散策コースの木道があって、四季折々の森の変化を感じられるようになっています。

写真の「ふれあいの道(片道1.4㎞)」は、全線が舗装と木橋で整備されており、車椅子や足に自信のない方でも気軽に森林浴を楽しめるのですが、前述したように時間がかかるので今回は、列車から眺めて頂くことになります。


呑曇渕(どんどんぶち)この「呑曇渕(ドンドンブチ)」が見えれば、終着駅「丸山渡」は、もうすぐです。

写真の大部分は「ナメ床」という、平板な岩の川床部分で、手前側(写真下端)に渓流が流れ落ちている処が、深くなっている「呑曇渕」です。

その名の由来は、川水がどんどん流れ落ちていて、深くなって穏やかになった渕に、空の雲が映えるところから“呑曇”渕となったと云います。


丸山渡駅とうとう到着しました。ここが終点の「丸山渡」の駅です。

ホームが低いのが特徴です。


ここで一旦全員下車ここで、一旦全員下車します。

ご覧の通り、駅とは言ってもなんにも無い駅です。


ディーゼル機関車が出発駅側に移動お客が下車すると、ディーゼル機関車が戻り方向に位置を換えます。


セラピー体験館往路に乗った列車に再び乗り込んで、森林浴をしながら帰路に着き、再び広場に戻ってきます。

木造のこの建物は「セラピー体験館」と云い、この自然に恵まれた環境で心が伸びやかになるセラピー効果を体験させてくれます。

セラピー体験館の反対側は、きれいな渓流を活かした自然プールになっていて、夏は家族連れで大いに賑わっています。

◆使用した写真は全て、2011年8月14日に撮影したものです。