雄大な山岳パノラマに感動! …C601 御岳ロープウェイ日帰り旅
夏の高原を走るバスの前方に、今回の目的地が見えてきました。
バス窓の景色も随分涼しそうになってきました。しばし別天地で、下界の憂さを忘れてしまいましょう!
日本百名山の一つ御嶽山(=御岳山オンタケサン)は、長野県と岐阜県の境界にある標高3,067mの火山で、標高3000m級の山としては日本最西端にあります。
御岳ロープウェイの駐車場にバスが着くと、目の前にあるのが「センターハウス」の建物です。
これはロープウェイの駅ではなく、ここを通りぬけた処に駅舎はあります。
センターハウスの前には、お花畑があるので、上から戻ってきて時間があったら写真を撮りましょう。
鹿ノ瀬駅の脇に立っている御嶽山の看板を見ると、御嶽山が連峰の集合体だということがわかります。
いよいよロープウェイに乗り込みです。
銀色の丸っこい、窓面積の大きな眺めのよさが充分期待できる形です。
周りの景色に見とれているうちに、意外なほどの速さでロープウェイは上昇を続け、やがて前方に山頂駅がくっきりと見えてきます。
こちらが「山頂飯森高原駅」標高2150mの眺望です。
左手の乗鞍、北アルプスから右手の中央アルプスまでが、ぐーんとワイドに見えるのです。(お天気のよいことを祈っております)
駅舎の屋上には、展望台があるので、ぜひ上がってみましょう。
取材に言ったときにはまだやっていませんでしたが、7月中旬から夏の期間は、足湯もあるそうなので、天上界の足湯をぜひ味わってみてください
また、山側(御嶽山側)を見れば登山者の姿も見られそうな望遠鏡も備えられています。
山頂駅の周辺は冬ならスキーゲレンデが広がっているのでしょうが、夏は高山植物(それも薬草にもなるような)の植物園と、御嶽社が祀られています。
せっかくこんな高いところまでやってきたのだからと、御嶽社さんに詣でる方も多いのではないでしょうか。
御嶽社の祭神は、大己貴命(オオムナチノミコト)・少彦名命(スクナヒコナノミコト)です。 大己貴命は「男女の縁結び」「家庭円満」「子宝」「子孫繁栄」の神様と言われているので、お願いのしがいがありますよね。
一通り山頂駅周辺を散策して、下りのロープウェイになるとこれから山頂駅を目指す方々とこうしてすれ違います。
自分が乗っているところは見えませんが、こんな風に結構可愛く見えるんですね。
最後に、センターハウスでお買いものです。
夏山の便りを買って帰りましょう。
御嶽ロープウェイから下ってくると、そこは木曽馬とそばで有名な「開田高原」になります。
その開田高原に、美味しいそばづくりに取り組んでいる「霧しなそば」の工場があります。
広い敷地の中の奥の方にある工場では、観光客に工場見学と、霧しなそばの試食などを提供しています。
霧しなそばの試食は、工場2階のこの食堂で。
窓の景色もなかなかのものです。
ちょっぴり試食の後、工場内の売店で“信州そば”のお買物タイムです。
「霧しな」は信州そばのメーカーですが、信州そばには大きく3種類あって、甘みとのど越しの「更科=白っぽい蕎麦」と、腰と香りの「やぶ=黒っぽい蕎麦」に加え、蕎麦の実の中心からわずかに採れる“御膳粉”でつくった真っ白な「御膳=吟醸酒のような蕎麦」があります。
◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
「C609 御岳ロープウェイの旅」
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。