白いお湯の優しさと山の緑と爽やかな風 …白骨温泉「白船グランドホテル」

白船グランドホテル外観
今の季節、したたる緑と山間を渡る風、そして名高い白濁の湯に恵まれた「白船グランドホテル」と「白骨ゑびす屋」が今回ハニットアゼリアツアー「B335 白骨温泉」の宿泊先になっています。

この「白船グランドホテル」は、以前「B324 「白骨温泉の旅(3)」でもご案内していますが、今回はまだご覧に入れていない写真で乳白色の湯の魅力に浸って頂きます。


白船GH位置マップ「白骨(シラホネ)温泉」の名称は有名ですが、はっきりここだよ、と言える方も少ないのではないでしょうか。

信州の名湯と謳われる白骨温泉は、この地図にあるように乗鞍高原と上高地の山の間にあり、高山市と松本市の中間でもあります。


白骨の由来そもそも、なんだか怖いような「白骨」という名称は、温泉成分(石灰)が湯船に付着して、この写真のように、なんだか骨のように見えることから名づけられています。

また、お泊りの「白船グランドホテル」の白船は、“しらほね”がなまった訳ではなく、浴槽がいつのまにか白い船のようになるところから、名付けられたと言います。


安曇村 墳湯丘と球状石灰岩の碑「白船グランドホテル」と「白骨ゑびす屋」に行く手前に、白骨温泉を象徴する「特別天然記念物 安曇村墳湯丘と球状石灰岩」の所在を示す記念碑と案内板があります。

温泉の成分に炭酸水素塩を含む湯が、長年に渡り「炭酸石灰」を沈殿堆積して盛り上がってできた「墳湯丘」(写真の小山)と、球状になっている石灰岩は、温泉が多いわが国でも大変珍しいので「天然記念物」に指定されているのです。


播隆上人像お話を「白船グランドホテル」に戻しますと、上のホテルの入口を入ったところにあるロビーラウンジには、茶室「松風庵」があるのですが、その傍らに立っているブロンズ像が、皆さんの眼を引くと思います。

この像は「播隆(バンリュウ)上人」と云う僧で、山中での修行中に見た「槍ヶ岳」の峻烈な姿に打たれ、文政11年(1828年)に苦労の末、登頂に成功、以後数回登頂するうち、登山道を開くことを思い立ち、登山者の安全対策として鉄の鎖を懸けた「大いなる初期アルピニスト」です。


ダイニングルームこちらは、「白船グランドホテル」の印象を象徴しているような「ダイニング」。

大きな窓の緑が、訪れた人の心を新鮮に甦らせてくれているようです。


女性用大浴場「元禄の湯」内湯さて、それでは本題の温泉のご案内に移りましょう。

このホテルでは、男女ははっきり分かれていて(よく似たしつらえですが)、こちらが女性用の「元禄の湯」の内湯です。(窓の外に露天風呂が見えています)

乳白色のお湯を、満々と湛えた浴槽は、前述の「炭酸石灰」が沈殿してこびりついていて、足裏にソフトな感触を伝えてくれます。


女性用露天風呂こちらが、外にある女性用の露天風呂です。

本当にオープンなロケーションは、私たちの心を自然の中に解き放ってくれるようです。


露天のサウナ小屋露天風呂の横には、サウナ小屋もあります。

露天風呂は、女性の方が、やや得をしているような…です。


 男性用「薬師の湯」内湯代わってこちらが男性用の「薬師の湯」の内湯となります。

女性用の「元禄の湯」とは逆になっていて、窓の外に見えているのは「サウナ小屋」です。

壁を隔てて「元禄の湯」と、高い丸木の梁のある天井でつながっています。


 「薬師の湯」内湯にある飲泉白骨温泉の湯はもともとも無色透明ですが、石灰分が含まれているため、時間とともに白濁化して乳白色に見えるのです。

男女とも、こうした「飲泉口」があり、温泉中の硫黄と炭酸成分を飲むことで、消化器系の臓器の血流と働きをよくし、便秘にも効果があるそうです。(お味は、ちょっと、ですが体に良いなら!)

また、この温泉が標高1400mの高所にあるため、人体の栄養分摂取の働きを促進するということです。


男性用露天風呂「薬師」こちらが、男性用の露天風呂です。

板塀に掛かっている「薬師の湯」の文字は、この宿の常連さんが作って、寄贈してくださったものだと、宿の係の方が嬉しそうに教えてくれました。


露天風呂からの眺めそれでは、貴方も露天風呂に入ったつもりで、この景色にお浸り下さい。

竹の柵以外、遮るものなしのこの景色。

お湯は、硫黄分のある温泉にしては珍しい、お肌にやさしい弱酸性(中性)です。

の~~んびり、小鳥やひぐらしの声、頬に涼し~い風………♪


湯上り処存分にお湯に入った後は、こんな「湯上り処」で、さらにゆ~ったり。

これが、温泉旅、バス旅ですよ。

◆使用した写真は、全て2009年5月26日に撮影したものです。