穏やかな瀬戸内海が育んだ風景の良さ …A156 花樹海温泉の旅(2/2)
花樹海温泉・喜代美山荘の窓から、穏やかな瀬戸内海と、(意外に?)大都会な高松市街が一望できます。
黒く見えている島は、どうやら「女木島(メギシマ)」のようです。
早速元気に、朝風呂に直行!(という方が大多数でしょう)
視界200度のこの景色は、湯船の中からだと、もっと値打ちが上がるってもんです(笑)。
昨夜はよく見えなかったところがはっきり見えて、気分爽快な朝湯です。
朝風呂から上がると、お腹の空いたのが良く分かること。
そそくさ朝食会場に赴くと、日本旅館の伝統的朝食が待っています。
火の着いている鍋は「湯豆腐」、赤い器の「さやいんげんの胡麻和え」、甘く煮た「空豆」、「切り干し大根の煮物」、こんがり焼けた「アジの開き」と「卵焼き」、
これに「茶わん蒸し」「みそ汁」「焼き海苔」「漬物」と揃うんだから、朝のご飯が進みます。
しっかり朝食を頂いて、バスに乗り込んで2日目の観光にGo!
最初の観光先「屋島」は、標高293mの屋根型の台形をした半島で、那須与一の扇の的のお話しなどで有名な、源平合戦の古戦場の史蹟で知られています。
バスは、約3.7Kmの「屋島ドライブウェイ」を通って、この屋島の中にある「屋島寺(ヤシマジ)」に到着。
※写真は、屋島寺仁王門の次にある「四天門」で、仏を守る四天王像がおわします。
四天門をくぐると、写真の「本堂」と左に一部見える、雪の庭が有名な「宝物館(入館料500円)」、右の石灯籠の向こうに「大師堂」などがあります。
ここ「第84番札所 南面山 千光院 屋島寺」は、天平勝宝(754年)のころ鑑真和上の開創と伝えられる古刹で、
その後、弘仁6年(815年)、弘法大師が来訪した折、北嶺にあった伽藍を今の南嶺に移すと共に、十一面千手観音像を彫造{現在のご本尊は天暦年間(947〜57年)彫造の像}され、それ以降ご本尊としています。
その屋島寺の近くにある「屋島展望台」からの眺めもご覧のように素晴らしいもの。
絶好のカメラスポットとなっているので、皆さん揃って「はい、チーズ」ですよ。
次の観光先は、屋島ドライブウェイに入る前に見かけた「四国村」となっています。
入村すると早速あるのが、この「かずら橋」。
徳島の「祖谷のかずら橋(本家は長さ45m)」の2/3サイズの、カズラで編んだ吊り橋で、結構スリリングな気分が味わえます。
「四国村」は、四国各地から移築された江戸時代から大正時代の建造物33棟が、当時のままの姿で村のあちこちに点在している心の古里的なタイムワープエリアです。
この写真は、小豆島の「農村歌舞伎の舞台」を移築したものです。
村内には、このような江戸時代から大正時代の民家が12棟移築復原されていて、室内には当時使用されていた農具などが展示されています。
ほかに、「旧丸亀藩斥候番所」や、同じく資料館にもなっている「旧丸亀藩御用蔵」などが往時を語っています。
また、香川県は庵治石をはじめとする石の産地で、写真の「染が滝」や、「地蔵菩薩」、「流れ坂」など、いずれも彫刻家・流政之氏の石作品が村内の情景にマッチした形で、展示されています。
四国村を観光して、ノスタルジックになったところで、バスは懐かしの我が家に向けて帰路に着きます。
とは言っても、長い道中、まだまだ見どころ、食べどころも一杯あるのです。
写真は、四国から淡路島に渡る「大鳴門橋」を、淡路島側に渡ってから休憩する「道の駅うずしお」から
眺めたところです。
この「道の駅うずしお」で、写真の昼食を頂きます(淡路島は玉ねぎの有名産地!)。
そして、食後のお土産物ショッピングも充実しております。
その土産物売り場には、ご当地バーガーグランプリの「あわじ島バーガー」もあるので、バーガー好きの方は、お腹の調整に気も配らねばなりませぬ。
そして、バスは「神戸淡路鳴門自動車道」の淡路島区間約54.5㎞をひた走って、「淡路SA」で再び小休止。
世界最長の吊り橋「明石海峡大橋(全長3,911m、中央支間1,991m)」を渡る前に、眺めて頂きます。
写真は、アイドルキャラ「わたるくん」と明石海峡大橋の雄姿です。
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「A156花樹海温泉 [喜代美山荘]宿泊」