海に海蝕洞窟、山に大噴湯と伝説の滝を巡る …A013 宇久須温泉(4)

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2日目は、少しバスで走っての堂ヶ島散策です。
堂ヶ島遊覧船船着き場の、道路を隔てて反対側に加山雄三ミュージアムがあって、海の気分が盛り上がります。
1Fはレストラン、2Fは加山雄三グッズの並ぶ売店、そして3Fにお目当ての加山雄三ミュージアムがあって、彼の描いた絵画を中心に秘蔵フィルムや映画セット再現コーナー等々が展示されています。
入場料は各自別途:大人720円。「加山雄三ミュージアム」の公式サイトに10%割引券があります。また、ホテルに割引券があるかも、です。


遊覧船乗り場

散策時間内に、行って帰って来られるなら、遊覧船で堂ヶ島巡りをするのも良いかもしれません。


天窓洞

でも、その時間が無い時には、遊覧船乗り場から歩いて「天窓洞」を見に行きましょう。
上から覗くと、地面にぽっかり開いた穴の奥に青い海面が見えて、運が良ければ遊覧船が洞窟内に入ってくるのが見えるかも。


大噴湯

堂ヶ島の次は、中伊豆の山道をバスは「峰温泉大噴湯公園」に向かいます。
東洋一の大噴湯といわれるだけあって、やぐらからもうもうと湯気が立ち上っています。
9時30分から15時30分の間、1時間に1回バルブを開け、30mの高さに吹きあがる100℃の熱湯の噴出の様を見せています。


図説

日本では、このような¨自噴泉”は珍しく、そのメカニズムがこのように解説されています。


ゆで卵作り

もちろん、ただ学術的なだけでなく、高温の温泉噴出口らしく、売店で売っている生卵をゆで卵にする設備も用意されています。
こういうのが、好きな方って結構多いですよね。


足湯

また、公園内には「足湯」も用意されていますので、ちょっとでも天然温泉噴出公園の気分を味わうことができます。


浄蓮の滝観光センター

さらにバスは伊豆山中を走って、あの「浄蓮の滝」に立寄ります。
ここでは、「浄蓮の滝観光センター」で昼食となっています。
なお、ここで売っている「わさびソフト」は、元祖ちょい辛の本格的(?)わさびソフトです。お試しあれ。


滝への階段

ところで、ここまで来たならもちろん、あの¨天城越え”で歌われている「浄蓮の滝」を見なけりゃいけません。
で、帰りの上りの心配をしつつ、こんな階段を下りていくことになるわけです。


浄蓮の滝

さすがに、女郎蜘蛛伝説にふさわしい神秘的な(と云っても観光客が多いので賑やかですが)滝がどうどうと落ちている様子は、あの歌のせいもあって、女性の情念も表わしているような、いないような…迫力を感じます。


シーポート沼津

こうして、中伊豆から三島に出て東名高速沼津インターに入る前に、最後のお土産処「シーポート沼津」にバスは立寄ります。
あいにく取材時は遅い時間でしたので閉まっていましたが、大きなお店一杯に沼津特産のアジをはじめとする、地魚の干物を売っていますので、これもバス旅の楽しみのひとつという方も多いようです。

きれいな夕食、きれいな施設 …A013 宇久須温泉(3)

夕食フルセット

お待ち兼ねの夕食です。
ホテルに合わせたように、これもきれい、に見えます。
お味ももちろん、きれいです。
例によってフルセット並べてありますが、ちゃんと順序良く出てきますので、食べるのもきれいに食べられます。


キンメダイ朴葉みそ風味

最初にお箸を伸ばすのは、上の写真にあるお造りでしょうね。
笹の葉の上にあるお刺身の真中は、地魚のイサキです。獲れた魚をお造りにしているので、必ず並ぶとは限りませんが。
次に、目立つ真中の大きな葉を開けると「キンメダイの朴葉みそ風味」が顔を出します。


串揚げ天ぷら

甘めの味噌味のほっこりしたキンメダイを食べ終え、さて次はと思う頃、目の前で揚げたてを出してくれる「串揚げ天ぷら」が登場です。
天ぷらは温度で食べるものだなあ、と再確認できる美味しさは、柚塩で頂きます。


牛乳鍋

一番目立つ写真の鍋ものは「西天城高原牧場の牛乳鍋」です。
海鮮のつみれが入っていて美味しいし、全然乳臭くはありません。
なお、フルセットの写真ではふたが載っていて見えませんが、煮物は「鴨肉と里芋のそぼろまんじゅう」です。食べると口中でしゅわっとした感じになる不思議な食感、でもいいお味。でも秋の料理なので、冬の料理をお楽しみに。


デザート

こちらも目立っているデザートは「姫りんごの赤ワインコンポートに栗のムース」です。
めったにデザートまでご紹介していないのですが、思わずご紹介の一品です。が、これも秋のメニューなので、冬のメニューをお楽しみに。
そのほか、フルセット写真の左上のお釜は「湯津上(ユヅガミ)産コシヒカリ」を名水で炊くもので、おいしいご飯で夕食を締められます。


夕食宴会場

今回のバス旅の夕食会場は、写真の宴会場か、レストランまたは部屋食(グレードアッププラン)を選べるのが、新しいバスツアーのスタイルですね。


ナイトラウンジ「バー アンカー」

それでは、お腹がしっかりできたので、館内施設でも散策しましょう。¨きれいな”とわざわざ付けた訳もわかっていただけるはず。
まずは、大人の食後タイムはナイトラウンジ「バー アンカー」でいかがでしょうか。
テーブルごとのキャンドルライトが、旅の一夜をムーディーに彩ってくれます。


売店

ムーディ好きな方も、そうでない方も同じくこのきれいな売店には、行かれるでしょう。


ロビー

前回は、フロントしかご紹介していなかったロビーは、こんな感じです。
間接照明を活かした天井の美しさに、思わず見惚れちゃいますよね。


レストラン「ドルフィン」

さらには、レストラン「ドルフィン」。


プール

冬は役に立たないけど、やっぱりあるとリッチさが漂うお洒落なプール。
このほか、ウエディングホールやお庭など、いずれもいい気分にしてくれる¨きれいな”施設巡りが楽しめます。
言い忘れましたが、朝食はいい気分がさらに味わえるバイキング形式ですので、お楽しみに。

きれいなホテルのきれいなお風呂 …A013 宇久須温泉(2)

西伊豆クリスタルビューホテル

修禅寺で歴史に想いを馳せた後、再びバスに乗り込んで伊豆の山道を走ると、海の西伊豆に至ります。
土肥温泉から堂ヶ島温泉の中間、その名も恋人岬を過ぎてしばらくすると「宇久須(ウグス)温泉・西伊豆クリスタルビューホテル」に到着します。


フロント

海辺の丘の上のホテルは、瀟洒な佇まいで玄関を入ると、シティホテルのようなフロントが私たちを迎えてくれます。
以前は西伊豆ホテルニュー岡部と云っていましたが、2009年10月1日から現在の「西伊豆クリスタルビューホテル」に変わりました。


レンタル浴衣

フロントだけではなく、ロビー周りも素敵なホテルですが、それは後からご紹介させていただくとして、まずは定番のレンタル浴衣など見つくろいましょうか。(※女性客のみ1着1000円)


部屋畳敷き

きれいな客室は、和+洋(ベッド)の2間続きか、和+和の二通りあります。
写真は、その和の畳敷きの間で、


ベッドの間

ベッドルームは、こんな感じです。
和+和の部屋は、このスペースも畳敷きになっています。


檜大浴場

それでは、お風呂に行きましょうか。
まずは、こちらが総檜大浴場となっています。
泉質は硫酸塩泉で、無色透明無味無臭ですが、カルシウムを多く含んでいるので血圧を下げ、痛みを和らげる鎮静作用があるそうです。


サウナ

こんなサウナもありますし、


露天風呂

大浴場の外には、同じく檜造りのジェットバス付きの露天風呂もあります。


クリスタル風呂

そして特筆すべきは、もうひとつの大浴場が和風の檜風呂とは対照的な、洋風のクリスタル風呂だということです。


明るい洗い場

洗い場もこんな風で、見たことないようなものです。
これほど男女のお風呂の様式が違っているとなると、どっちにも入ってみたいのが温泉好きですよね。
ご安心ください、夜の7時半から8時を入れ替え作業タイムにして、その後翌朝まで男女の入れ替えをしていますから、全く違うお風呂が楽しめます。


クリスタル風呂外周

ところで、クリスタル風呂の方には露天ぶろはありません。
でも、違う浴槽やサウナは、丸い大浴槽の外周部分に小部屋のように付いていますので、そのあたりも楽しみましょう。
さあ、そろそろ夕食の時間でしょうか。

「かつらぎ山パノラマパーク」と「修禅寺」 …A013 宇久須温泉(1)

パノラマパーク

観光バスツアーには、空中散歩が必須です、と言い切りたいほどの観光気分の盛り上がり。
伊豆半島に入ってじきに、バスが立寄る「かつらぎ山パノラマパーク」のこの建物を見ただけで、わくわくしてくるのはロープウェイ大好き人間の証拠でしょうか。


かつらぎ山へ

かつらぎ山パノラマパークロープウェイは、標高452mのかつらぎ山の山頂と山麓の全長1,800mを、片道約7分で上ります。


ロープウェイ

乗車(?)定員は6名、30秒間隔で次から次へと動いているので、こんな風に何回もすれ違います。
お天気が良いと、どんどん小さくなる麓の風景が高いところへ上る者の気分と視界もどんどん良くしていってくれます。


かつらぎの舞台

頂上駅に着いて、下りるとすぐに「かつらぎの舞台」と名付けられたウッドデッキになっていて、富士山や駿河湾が一望のもとです。


葛城神社

山頂公園は、一番奥の「さえずりの丘展望台」まで行くのはちょっと大変ですが、駅のすぐ近くに「見晴し茶屋」や、平安時代からその名を聞く「葛城神社」があったりします。


独鈷の湯

山麓駅で、土産物など見た後、バスは修善寺温泉の「修禅寺」に向かいます。
写真の「独鈷(ドッコ)の湯」は、修善寺温泉のほぼ中心を流れる桂川の中に湧き出ている、修善寺温泉の原点とも云える源泉です。
昔、桂川で父親の体を洗っていた親孝行な少年に感じて、弘法大師が手にした独鈷杵(仏具)で川底を打って温泉を湧出させたと云う伝説の湯です。


修禅寺の石段

独鈷の湯を眺められる橋のそばに、「修禅寺」(お寺の方は¨禅”)の石段があります。


山門

石段を上ると、歴史を感じさせる山門があって、


手水場も温泉

龍の口から温泉が出ている手水場があり、


本堂

平安初期(807年)に、弘法大師が開創したと言われている修禅寺ですが、本堂が平成の大修復が成って、平成19年に開創1200年祭を迎えています。
源頼朝の弟の源範頼と、鎌倉幕府2代将軍の源頼家が修禅寺に幽閉され、その後殺害されたと云う、岡本綺堂の小説「修禅寺物語」の舞台としても知られています。


弘法大師像

寺内の一隅には、開祖「弘法大師像」が佇んでいます。
歴史ある観光名所には、きっとあなただけが見出す¨なにか”があるようです。