2日目は、謙信公の新潟県上越市を目指します …A022 姫川温泉(4)

大糸線電車

「國富翠泉閣」は、山峡の秘湯というだけあって、実に静かな良い環境に佇んでいます。
荷物を確認して、部屋を出る前に窓の外を見ると、大糸線の電車がジオラマのように見えます。
青い屋根の建物は、朝入った大浴場と露天風呂の建物です。


ホテル右側外観

出がけに振り返ると、山の中とは言ってもなかなか大きな建物だったことが分かります。この写真は、ホテルの右半分と云ったところです。


魚勢外観

せっかく、日本海のおいしい魚がある上越市にやってきたのだからと、2日目の最初の立ち寄り先は「魚勢・上越店」です。


店頭

この店も、日本海の新鮮魚介類が並んだ活気溢れる海産物店です。


売り棚

地魚の刺身などもあり、魚好きには楽しいところです。


春日山神社の石段

続いてバスは、今年の大河ドラマの舞台「春日山城跡」に到着します。
バスを降りると、待っているのが153段あると云う「春日山神社」の石段です。


春日山神社

春日山神社は、山形県米沢市の上杉神社より分霊された、謙信公を祭神に祀った神社です。
明治23(1890)年に、旧高田藩士であった小川晴明氏によって創建された、比較的新しい神社です。


謙信公像遠望

“春日山城”ですから、春日山神社を出ると上りの山道になります。
最初に山道のカーブ地点の上の方に佇む「謙信公像」をお見逃しなく。


謙信公像アップ

アップで見ると、理知的な風貌です。武田信玄と5度も戦った川中島合戦は特に有名ですね。
謙信公は幼名を虎千代、14歳で元服して景虎となり、32歳のとき関東管領上杉憲政から家督を継いで、その際政虎と改名して長尾姓から上杉姓に変わりました。
我々に馴染みの謙信という号は、7歳から14歳まで文武の修行を積んだ、林泉寺の宗謙の一字を授ったと云うことです。


毘沙門堂

「春日山城跡」と云うだけあって、建物はこの「毘沙門堂」だけで、謙信公の信仰された毘沙門天の尊像が安置されています。
昭和6年11月に昔の堂跡にこの祠堂が建てられました。
付近には、「毘沙門堂跡」「護摩堂跡」「不識院跡」「諏訪堂跡」「春日山城跡」「本丸跡」などの碑があるだけです。


信州フルーツランド

上越市から上信越道を走って長野県中野市、バスの最後の立寄り地「信州フルーツランド」で、昼食と最後のお買物。新鮮しゃきしゃきのリンゴが人気です。

朝風呂、おめざ、は朝飯前…って? …A022 姫川温泉(3)

風呂入口

さあ、朝です。観光バスツアーの醍醐味、朝食前にお風呂に行きましょう!
朝の大浴場への入口が、清々しく私たちを迎えてくれているようです。


内湯

夜のお風呂が、疲れを取ってくれるお湯だとすると、朝のお風呂は元気をくれるお湯ですね。
泉質はナトリウム塩化物・炭酸水素塩温泉で、神経痛や関節痛、五十肩などに効能があるようです。


露天風呂

露天風呂は、完全かけ流し源泉(源泉温度が高いので、内湯は若干加水しているとのこと)で、アルカリ性質、酸性質の中間のバランスの取れた源泉は、成分の塩素イオン(CI)が保温効果に加えお肌に潤いを与え、炭酸水素イオン(HCO)は、美肌効果に優れているのだそうです。
男性にも、です。


湯上り休憩所

後は、朝ごはんを待つだけの贅沢気分を、さらにアップしてくれるのが、湯上り休憩所でのひとやすみ。


おめざの用意

そしてもうひとつ嬉しいのが、フロントの前にあった囲炉裏コーナーで、朝7~8時に用意されている「おめざの海鮮味噌汁」です。


甘えび味噌汁

これがそのおめざ、この日は「甘エビの味噌汁」でした。
早起きして、お風呂に入って、朝ごはんまでのつなぎに最高です。


朝食

さてお待ち兼ねの朝食です。
目立っているのは、火の気があること。


炙り

「木の葉かれい」と「薩摩揚げ」を金網で炙って、アツアツを頂きます。
左上のミニかまどは「野菜蒸し」で、これから冬が近づくに連れ、ありがたさが身に沁みそうですね。


和雑貨なごみ

そうこうしているうちに、朝食も済んでバスの出発時間待ちとなります。
この宿のお土産物コーナーは、2ヶ所あって、こちらが和雑貨の「なごみ」です。


なごみ店内

食べ物ではないお土産も、ちょっと良いものかなんて思う方は、覗いてみませんか。


うまいもんや

もちろん、誰にも喜ばれる、あるいは自分も嬉しい食べ物系土産物売店「うまいもんや」もありますので、ご安心ください。
さあ、お土産買ったらバスに乗り込むだけですよ。

『本州一の清流』姫川の前に建つ「國富 翠泉閣」 …A022 姫川温泉(2)

國富外観

姫川温泉「國富 翠泉閣」のこだわりは、“女性に優しい宿”なのだそうです。
目の前を流れる姫川の川音が、いかにも山の中の秘湯らしさを醸し出していますが、実は山の宿のよさをテーマにした近代的なホテルなのです。


ロビーラウンジ

木を活かした内装は、心をしっとり落ち着かせてくれるようです。


お茶請け

ロビーのラウンジでちょっと一休みして、通されたお部屋にあったお茶請けは、お菓子だけでなく小さな器の山の幸の佃煮もあります。


夕食フルセット

山の中とは言っても、もう少しで日本海側の糸魚川に出られる土地らしく、夕食はこれぞ“山海の珍味”と云った品揃えです。
撮影のため全部を並べていますが、もちろんお客の箸の進み具合に合わせた順番で出てきますのでご安心を。


前菜

秋から冬にかけてはズワイガニにつきる、と云う方も多いでしょうが、板さんの腕がふるわれているお料理を、一品ずつ舌で確かめるのもバス旅の楽しみ。
例えば前菜は、しゃきしゃきした歯触りの「糸魚川もずく」と、軽く炙った鮭の豊かな風味とゼリーの食感のマッチングが秀逸な「鮭たたき土佐酢ゼリー」、甘味の「ピーナッツムース胡瓜」の組み合わせ、が楽しめます。


たこしゃぶ

あるいは、かにの上にある錫(かと思いますが)の鍋で食す「たこしゃぶ」のおもしろさ。


甘海老の重ね焼き

前菜の上にある焼き物は、フレンチ感覚の「甘海老の重ね焼き」です。
このほか、お造り、煮物、季節の釜めしなどなど、その時の一番の食材と料理の工夫が、あなたの舌もお腹も十二分に満足させてくれるでしょう。


夜の内湯

夕食後にお風呂に行くことだってあると思います。
写真は男性用内湯「八千矛の湯」で、浴槽中央部のかめから湧き出る源泉温度が高いので、若干の加水で湯温を(あつめの湯、ぬるめの湯に)調整しています。


夜の露天風呂

外に出ると、天然温泉100%の源泉かけ流し!露天風呂。
お天気が良ければ、星空の露天風呂です。


茶室コーナー

お風呂に入って、フロントの前を通りかかると、こんな茶室コーナーがあります。
囲炉裏があって、田舎の雰囲気も漂ってますが、ここが朝には活躍するスペースなんです。


2次会処「越後」

その茶室の奥隣には、2次会処「越後」があって、もう寝ちゃうの?と呼びかけているようです。ここからは、自由時間でしょう。
どっちにしても、明日朝早く、もう一度お風呂に行きましょうね。

安曇野スイス村で昼食&古宮の森に心癒され …A022 姫川温泉(1)

スイス村

豊科インターで長野自動車道を降りたバスは、何分か後にいかにも安曇野らしい明るいイメージの「スイス村」に着きます。
まずは、写真のメインの建物「スイス村」で昼食になります。


店内

スイス村の店内は、いかにもリゾート地安曇野らしいお土産もありますが、さすが蕎麦処信州、そばや、おやき、といった日本の山里らしい土産物も数多く並んでいます。


ホースランド安曇野

広い敷地の中には、自然食品の店や、ラーメン店、そば屋、コンベンションホールなどもありますが、それらを飛ばしても行ってみる価値があるのは、その先にある「ホースランド安曇野」(初心者でも乗れる、ひき馬ショートコース1000円)や、


ワイナリー

たくさんの地元産ワインやジュースが並んでいる、「スイス村ワイナリー」があります。


試飲ワイン

ワイナリーの店内には、試飲できるワインが何種類もあるので(確かにちょっぴりずつですけど)、集合時間に余裕があれば行ってみられるのも良いかも。


三本杉

ふわふわ気分だったのが、すっと静まるのが次の立ち寄り地「仁科神明宮」です。
参道にそびえている杉の古木が、偉大なものに接した気持ちにさせてくれます。
この杉の巨木は、根元が癒着した「三本杉」だったのですが、昭和54年の突風で真中の木が倒れたので、根元部分をもとの位置に復元保存しているものです。


鳥居

この鳥居は、平成5年の伊勢神宮の第61回遷宮で、撤下(払下げ)された材木で造られたものです。と、脇に立っている立札に記されています。
このように「仁科神明宮」は、伊勢神社と大変深い関係がある神社です


中門、(釣屋)、本殿

仁科神明宮は、平安時代の終わり頃、伊勢神宮の庄園を守るために、仁科氏により祭られたのが始まりです。以来、千年以上に渡って伊勢神宮と同じように、20年に一度の遷宮(式年造営)が行われてきました。
現在の建物は江戸時代初期のものですが、「神明宮」の様式を正確に踏襲していることから、本殿、釣屋(写真では中門の陰に隠れて見えませんが)、そして中門が国宝に指定されています。


若一王子神社

続いて、1日目の3番目の立ち寄り先「若一王子(ニャクイチオウジ)神社」は、鎌倉時代の初期に、この地を治めていた仁科氏が、熊野権現那智大社・第五殿の若一王子を分社して頂いた神社と伝えられています。
また、神社でありながら境内には三重塔(長野県宝)や観音堂(大町市指定文化財)が残るなど、「神仏習合」様式になっています。


三重塔

その「三重塔」の一階軒下をよく見ると、かえる股内部に、方位に合わせて能衣をつけた十二支の動物という珍しい彫刻が施されており、松本平に唯一の優雅な塔になっています。


本殿

本殿は、地方色豊かな安土桃山時代の様式をよく留めており、国の重要文化財に指定されています。
若一王子神社を出た後、バスは松本街道と呼ばれている国道148号を、糸魚川方面に向けて北上、山間の秘湯「姫川温泉」を目指して走ります。