山岳、峡谷、涼しいトンネル~全てが楽しい黒部峡谷トロッコ電車

旧やまびこ橋と新やまびこ橋を渡るトロッコ電車
夏のバス旅は、海よりも山方面が多いように思われます。
中でも深い谷川に沿って走る「黒部峡谷トロッコ電車」には、人気集中で大勢の観光客が黒部峡谷の絶景を楽しんでいます。

左のカテゴリー欄の「B210 宇奈月温泉の旅(1)」でも、トロッコ電車についてご紹介していますので、今回は補足ご案内となります。

写真は、次の宇奈月駅周辺地図の「現在地」の辺りから、「旧山彦橋(手前)」と、その奥の「新山彦橋」を渡るトロッコ電車を遠望したところです。


宇奈月駅周辺地図最初の写真の位置関係はこの地図でご覧ください。

宇奈月駅を出たトロッコ電車は「新山彦橋」を渡ってから、大きく右にカーブしてから、宇奈月ダムによるダム湖「うなづき湖」を右手に見た後、そのまま黒部川に沿って、終点の「欅平駅」を目指す全長約20㎞のコースで、

今回の私たちは、全体の3/4ほどの位置にある「鐘釣駅」で下車、黒部川の河原の天然露天風呂「鐘釣温泉」観光の往復乗車になっています。


宇奈月駅ホーム明るくきれいな「宇奈月駅」の改札を通って、階段を下りるとホームにトロッコ電車が停車しています。

出発が間近になると駅のスタッフが、地ビール「十字峡」とか、おつまみやお菓子などを駅売りに来たり、

『乗車記念写真をお撮りしましょうか?』と声を掛けてきたりの慌ただしさの後、やがて発車のベルが鳴り、いよいよ出発となります(…ワクワク)。


新山彦橋を渡るトロッコ電車よりホームを出ると、じきに訪れる撮影スポットが、この「新山彦橋」の渡橋です。

最初の写真で見えているトロッコ電車からの眺めが、こちらです。
ちなみに、向こうに見える「旧山彦橋」のその先に見えている建物は「宇奈月杉乃井ホテル」です。


「うなづき湖」ほとりの柳橋駅間近ダム湖特有の長く続く「うなづき湖」を眺めながら走るうちに、ヨーロッパの古城を思わせる建物が湖畔に見えてきます。

これは、関西電力専用の「柳橋駅」にある関西電力新柳河原発電所の建物です。


黒部川沿いを走るトロッコ電車の車両の長さが、こうして黒部川沿いを走る姿を際立たせてくれます。

乗客のデジカメや、スマホのシャッター音があちこちで聞こえるでしょう。


サル橋線路のところどころにある名所を示す立て札や、観光案内をしてくれている富山県出身の女優〝室井滋さん〟の声で、あっちを見たり、こっちに視線をやったりの忙しさです。

写真は、ダム設置のおかげで川幅が広くなった黒部川に渡されている、お猿さん専用の「サル橋」です。ほかにも、仏様の姿に似た「仏石」などがあるので、一生懸命きょろきょろしてみて下さい。


出し平ダム「柳橋駅」から「森石駅」、と関電の専用駅を通過して、鐘釣温泉と並んで人気の黒薙温泉に行ける「黒薙(クロナギ)駅~※この駅は観光駅」に停車します。

さらに、黒薙駅を出るとすぐに遭遇する「後曳(アトヒキ)橋」などを見つつ(と言っても、なかなか見つからないデスガ…)

その次の「笹平駅」を過ぎると、やがて黒部川に「出し平ダム」が見えます。それにつけても、電源開発をいかに多くやっているか!、と感心。


 出し平駅ですれ違いその「出し平ダム」の管理補修のための関電の業務駅「出し平駅」で、戻ってくるトロッコ電車とすれ違いました。

実は、単線の黒部峡谷鉄道では、しばしば駅でのすれ違いがあります。

すれ違うトロッコ電車の、白い客車は雨でも濡れない「密閉型ボギー車」(3つの系統があり、塗装色が異なる)で、これは通常R型(リラックス車)になります。※乗車には追加料金が必要


「出し六峰」の表示看板「出し平駅」を出るとじきに、この「出し六峰」の表示看板が見えます。

「出し六峰」は、出し平ダム湖の対岸にそびえたつ岩山で、垂直に切り立った勇壮な岩山が湖に向かって垂直に落ち込む姿が、中国の水墨画の世界を思わせる、ということで名所になっています。

この名所も、事前に身構えていないと〝見過ごしそう〟なので、お気を付けを。


東鐘釣山「出し六峰」を過ぎて5分ほどすると、左欄カテゴリー「B210の(1)」でご紹介している「黒部川第二発電所」と「ねずみ返し」の絶壁が対岸に見えます。

その次の駅「猫又駅」を過ぎると、写真の「東鐘釣山」が現れます。

釣鐘を思わせる山容ということで、その名も関連している「鐘釣駅」は、いよいよ間近です。


鐘釣駅の土産物屋宇奈月駅から約55分かかって、やっと着いた「鐘釣駅」は、かなり大きな駅で、こうした土産物売店や、そば屋、休憩待合室、トイレなどが揃っています。

この駅で途中下車した私たちを残して、トロッコ電車は、終点の「欅平駅」を目指して発車して行きます。


万年雪展望台駅の端に「万年雪展望台」と書かれたコンクリートと鉄骨製の洞門があるので、まずはそちらを目指して歩きます。

洞門を2~3分歩くと、写真の「万年雪展望台」に出られる出入り口があり、さらに1分ほど歩けば、この展望台に着きます。


万年雪展望台からよく見える対岸の「万年雪」は、黒部峡谷鉄道の方曰く『ティラミス』雪で、夏でも残る雪の上は、土などで黒っぽくなっているのがご愛嬌(?)です。


鐘釣温泉へ万年雪を見て、さらに進むと次の目的地「鐘釣温泉・河原露天風呂」の表示があります。

ここから約10分ほど歩けば、左カテゴリー欄「B210(1)」でご紹介している「鐘釣温泉・河原露天風呂」に到着します。

今回は、宇奈月への戻り時刻もあるので、川の温かさに触れるくらいですが、川底の砂の間から湧く温泉にはまたいつか来てみたいと思う方も多いことでしょう(アイル ビーバック!)。

◆写真は全て2013年6月24日午前撮影のものです。シーズンイン直前の平日午前なので、観光客が少なかったのですが、夏~秋には大勢の人で賑わっているでしょう。