秋の甲州を堪能できる2日目のコース …B303 石和温泉(4)
さて、「ホテルふじ」のスタッフの皆さんに見送られて出発したバスは、甲府市内を抜け、坂道を上って武田神社に到着します。
武田神社と云えば、少し前の大河ドラマでおなじみの武田氏館跡「躑躅ケ崎(ツツジガサキ)館跡」に建っていることが知られています。
信虎・信玄・勝頼の三代が60年余りに渡って居住していた「躑躅ケ崎館」が、1919年(大正8年)に創建された武田神社の境内になっている訳です。
赤い「神橋」を渡ってすぐ左にある「三葉の松」は、全国でも珍しい黄金色になって落葉するところから、身につけると「金運」のご利益があると云われているそうです。
年末ジャンボに向かって、ぜひという方は地面をよくご覧くださいね。
さらにもうひとつある鳥居の先に「拝殿」があります。
秋には、境内の木々が紅や黄に彩られその他の、境内名所は上の境内図を参考にしながら、シャッターチャンスを狙ってください。
武田神社の次は、甲州と云えばここでしょ、と言うくらいに有名な「昇仙峡」にバスは向かいます。
写真は「昇仙峡」に向かう途中に車窓から見る「覚円峰(左)と天狗岩(右)」であります。ガイドさんも、必ず説明するのでカメラをお持ちの方々はご準備を。
なんでも、平安時代の僧「覚円」さんが、あの岩に座って修行をしたんだとか。秋には、周囲はすっかり紅葉して美しくなる名所のひとつであります。
昇仙峡と云うと、見渡せるくらいの谷のような処かと、初めて行った頃の私は、そう思ってました。
実は、かなり広い範囲の総称ですので、まずは地図をご覧ください。
このコースでは、地図の右側の「仙娥滝」から「石門」の辺りの散策となっています。
仙娥滝周辺が「昇仙峡」の中心地で、ほうとう会館、影絵の森美術館などを始め、水晶の特産地甲府ならではの土産物店が軒を並べています。
その土産物店の間を通って行くと「仙娥滝入口」のアーケードが見えてきます。
その宝石・貴石の土産物売り場も、こんな展示の仕方もあって、興味のある女性陣は思わず足を止めてしまいそうです。
そんな楽しい寄り道をしながら、仙娥滝への下り坂を降りることになります。
それにしても、滝を見るときには必ずある坂道、う~ん頑張りましょう!
やっと着きました「仙娥滝」。なかなか規模も大きく、周囲とのバランスも取れている美しい滝です。
紅葉の頃は、どんなに素晴らしい風景になっているのでしょう。紅葉の最盛期に、どんぴしゃで観光バスツアーに参加出来たら、その人は本当にラッキーですよね。
昇仙峡を満喫したら、大分歩くのでお腹も空いてくるはずです。
バスに乗って昇仙峡ラインと名付けられた道を下って、昼食場所の「長澤屋」に到着します。
長澤橋というきれいな橋のそばにある「長澤屋」の2階で昼食、お買物をして再びバスに乗って、富士山の西側、朝霧高原を車窓に見ながら帰路に着きます。