日光の名所を巡りつつ、吹割の滝へ …B411 鬼怒川温泉(4)

華厳の滝

日光と言えば、必ず出てくる「いろは坂」は一方通行で、上りが第2いろは坂、下りが第1いろは坂と云います。昭和初期に、この坂にカーブが48か所あることから名付けられ、カーブ毎に「いろは48文字」がつけられています。
そのいろは坂を上って、最初に立ち寄る華厳の滝は、高さ97mをほぼ一気に落下する豪快さが魅力。和歌山県の那智ノ滝、茨城県の袋田ノ滝と併せ、「日本三大名瀑」とも呼ばれています。
エレベーターが営業を開始したのは昭和5(1930)年で、それから間近に滝を見られるようになりました。料金は大人530円、団体は470円です。
写真は、エレベーターで下りた展望台からの華厳の滝です。


ロマンチック街道

今回のバスコースになっている「日本ロマンチック街道」は、長野県小諸市から栃木県日光市までの全長約230kmの広域観光ルートで、1987年4月にドイツのロマンチック街道にならって発足した街道です。
途中の道端にこんな看板も立てられています。


中禅寺湖

華厳の滝を後にして、次に車窓から見る「中禅寺湖」は、周囲約25km、最大水深163mの湖で、水面の海抜高度1269mは、日本一の高さ(人工湖と面積4k㎡以下の湖を除く)を誇っています。


戦場ヶ原

中禅寺湖を過ぎて国道120号線を走っていると、やがて景色が開けてきます。ここが「戦場ヶ原」で、実際の戦場だったのではなく、二荒(フタラ)山(=男体山)の神様と、赤城山の神様が争った神話上の戦場だと云うことです。湿原の自然が保たれていて、春から夏までは様々な山の花が咲くことで人気の高い高原です。


吹割の滝の説明

戦場ヶ原を越えて、沼田市に向かう途中にある「吹割の滝」は、凝灰岩と、花崗岩でできた河床を流れる片品川の清流が、岩質の軟らかい部分を浸食して、多数の割れ目を生じ、その様が巨大な岩を吹き割ったように見えるところから、その名で呼ばれています。


吹割の滝への道

例によって、美しい滝を見るためには、まず下に降りて行かなければなりません。


吹割の滝1

大きな川に沿って歩いて行くと、やがて川床がえぐれたようになっているのが見えてきます。


吹割の滝2

これが天然記念物に指定された吹割の滝で、高さ7m、巾30m余の瀑布はその姿から、東洋のナイアガラと言われています。
写真で見るより実際の景色の方が、何倍もすばらしい素敵な滝だと思えるでしょう。


原田農園

吹割の滝を出て、バスは沼田の「原田農園」に立寄っての昼食です。


お土産ベスト3

果物狩りもできる大きなドライブインの原田農園では、この地区の最後のお土産タイムでしょう。ちょうど、こんなベスト3が掲示されていましたので、ご参考まで。


りんご丸ごとクーヘン

こちらが一番人気の「りんご丸ごとクーヘン」の雄姿です。
バスはこの後、一路帰路に着く訳です。

鬼怒川パークホテルズの湯加減、味加減 …B411 鬼怒川温泉(3)

夕食セッティング

お待ちかねの夕食です。
こんな具合にセッティングされたお料理。でも、ちょっと寂しい感じが…。
よく見ると、火のもの系の鉄板(というよりアルミ薄鍋?)と、鍋がどちらも白です。
どんなお料理なんでしょう?と、思わせるのも旅の料理の醍醐味でしょうか。


沖目鯛西京みそ漬け

鍋に火を付ける前に、焼き物が冷めないうちに頂きましょう。
「沖目鯛の西京みそ漬け」と云うことですが、身がしっとりしてかつ脂の乗りもよく、西京みその味がよくなじんで大変マイウ~です。


豚肉オーブンシート焼き

で、アルミ薄鍋の方は「豚肉のオーブンシート焼き」です。
バター焼きですが、豚肉から出る脂がオーブンシートに吸収されて、意外にあっさりしたお味です。


生湯葉豆乳しゃぶしゃぶ

鍋の中の白い液体は、やっぱり豆乳でした。しかし、具の方が意表を衝いていて「生湯葉の豆乳しゃぶしゃぶ」でした。
湯葉と豆乳って合うんですねぇ。まったりと上質な大豆の香りが、口中に広がりポン酢で頂くと、どんどん食べられるんです。
その他、最初のセットの写真の赤いトマトに見えるのは「鮭のマリネ」で、こんにゃくの刺身など、いずれもヘルシーに配慮されてます。
一応、今回のお料理は夏バージョンでしたので、秋のツアーにご参加の方には少し内容が異なるかも知れませんが、そこはまあお楽しみ、ということで。


江戸浮世風呂

ところで、夕食の後でお風呂に出かけたのですが、館内探検の時と男女が入れ替わっておりました。
夜の8時から12時までは男性用になるのです。随分広い浴槽で、思う存分手足が伸ばせます。


古代桧、桶風呂

翌朝は、しっかり早起きをして朝から夜の8時まで男性用になっている「古代桧風呂」に。大浴場に入ると、最初にあるのがこの桶風呂です。
かなり大きなもので、複雑な形の手すりと桶の中の木製の椅子が具合のよい作りになっています。


桧風呂

続いて、ゆったり広い桧風呂に入って、大きな窓の向こうの露天風呂越しの景色に目をやると、秋たけなわの頃の紅葉に期待が膨らみます。


露天風呂

その露天風呂は、大きな石で出来ている露天風呂の王道をいっています。
鬼怒川温泉の湯は、単純泉ですから透明度が高くさらっとしています。しかしそこは天然温泉、体の芯から温まり、いつまでもぽかぽかです。


朝食セット

お風呂から出てくると、昨夜あれだけお腹一杯だったのに、しっかりお腹が空いています。この山里らしい朝食が、健康な今日一日を約束してくれるようです。
特に美味しいのが、席に着いてから火を着けてくれる鍋の味噌汁です。ぱくぱく食べちゃいますよ、きっと。


朝のラウンジ

出発間際のちょっとした時間に、鬼怒川の流れをもう一度眺めておきましょう。夜とはまた違う、朝のラウンジです。


道路から見るホテル

夜とは違う、と言えばパークホテルズの姿も随分違って見えます。
ホテルの前の道路から見ると、緑の中で泊ったことが分かります。またこれも、秋の盛りならば紅葉の中なのでしょうか。

随所にデザインセンスが感じられるホテル …B411 鬼怒川温泉(2)

パークホテルズ夜景

日光東照宮を観て、今夜の宿泊先「鬼怒川パークホテルズ」ニバスが到着するのは、夕方5時頃の予定です。
今なら明るいうちですが秋が深まると、こんな感じのホテルが迎えてくれることでしょう。
入口には樹々が一杯の、なんだかお洒落な感じのホテルです。


部屋

このツアーでは、本館の木楽館に泊るのですが、部屋は和洋室、和室、洋室とあって、今回は和洋室に案内されました。
8畳の和室の奥の方にベッドと応接セットがあります。


休憩コーナー

夕食まで間があるけど、ゆっくりお風呂に入っていられるほどではなかったら、ちょっと館内探検にでかけましょうか。
まずは、フロントロビーに行ってみましょう。こんなお洒落な休憩コーナーがあります。


ロビー越しにラウンジ

その休憩コーナーから、喫茶コーナーでもあるロビー、そしてその向こうにラウンジと大きな窓の夜景が見えます。
う~ん、なんだかムードがありますねえ。


パソコンルーム

そして、こんな勉強(?)スペースもあります。壁際には、パソコンが使えるデスクも並んでいます。デスクや椅子のセンスがよいので、頭が冴えそう(?)です。


男湯(8時まで)入口とアートコラボ

さらに、8時までは男性用の「古代桧風呂」の入口と、アートギャラリーが。


益子焼絵付け教室

そのアートギャラリーでは、益子焼の絵付け体験ができるようです。どんどん芸術心が刺激されますねぇ。


通路

通路にも芸術が…。


映画会場

このホテルは、バスで着いたときに思ったよりもずっと広く、本館(木楽館)から木心亭、木の館と廊下伝いに展開していきます。
ここは、木の館の談話室のような部屋で、夜は懐かしのカサブランカの映画をやっています。この部屋も家具が見事です。


売店

そうそう、部屋ばかり見て歩いてましたが、肝心の土産物売店もチェックしておかないといけませんね。
こんな風に益子焼も飾られていますが、もちろん普通のお土産品もしっかりありますよ。


きぬの清流

はい、やっぱりあります部屋のお茶請けのお菓子「きぬの清流」です。やや渇きめの、餡入りの薄い焼きまんじゅうです。やっぱり食べてみたものがお土産としてよく売れるんですねぇ。
次回は、お待ちかねの夕食とお風呂をご紹介します。

ここを見ないうちは、結構と言ってはいけない!? …B411 鬼怒川温泉(1)

杉並木と石鳥居

日光という地名は、一説に二荒山と二荒神(宇都宮二荒山神社)の「二荒」(フタアラ)を「にこう」と読んで、弘仁11年(820年)に、この地を訪れた空海が、初めて「日光」の字をあてたのだそうです。
そして日光と言えば、国の特別天然記念物の日光杉並木は、寛永2年(1625年)頃から、約20年の歳月をかけ植えたものなのだそうです。
また、写真奥に見える石鳥居は、東照宮設立の翌年・元和4年(1618)に、筑前(福岡県)藩主黒田長政公によって奉納されたもので、九州から石材を海路~陸路を経て、人力で日光まで運ばれたものです。


境内図

現地にある案内図は、「家光墓所」から「二荒山神社」「稲荷川」「大谷川」までの日光全域が紹介されていますが、ここでは「東照宮」と「輪王寺」との位置関係をアップでお見せします。


輪王寺

最初に訪ねる輪王寺は、奈良時代に中禅寺の地に建立されたものを、江戸時代に有名な天海大僧正が現在の場所に移し、後水尾天皇から「輪王寺」の号がを与えられたものです。
本堂の三仏堂には、ご本尊の「阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音」の三体が安置され、金色の三尊は高さ7.5mの威容を誇っています。
お話の上手い名物のお坊さんガイドがちょうどみえたら、そのあたりを説明してくれます。
また、三仏堂の向かいにある宝物殿には、奈良時代から現代までの国宝、重要文化財が6000点も収蔵、展示されています。


五重塔

輪王寺を見て、最初の写真の石鳥居をくぐると、左手に「五重塔」が見えます。
この五重塔、初代の塔は慶安3年(1648年)若狭(福井県)小浜藩主酒井忠勝公によって奉納されたものでしたが、火災で焼失してしまい、その後、文政元年(1818)に同藩主酒井忠進公によって再建されたものなのです。


三猿

表門を入るとすぐにある、あまり目立たない建物が「神厩舎(シンキュウシャ)」で、本来ご神馬をつなぐ厩(ウマヤ)です。
古来、猿が馬を守るとされているところから、長押(ナゲシ)の上に人間の一生を風刺した猿の彫刻が8面あり、中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿(サンザル)が有名です。


陽明門

そしてこちらが、あまりにも有名な国宝「陽明門」です。日本を代表する最も美しい門と言われ、宮中正門の名をいただいたと伝えられている門です。
いつまでも見飽きないところから「日暮の門」とも呼ばれており、故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など500以上の彫刻が施されていると云います。全部見ていたら確かに日が暮れそうです。
その他、「眠り猫」や「鳴き龍」など、東照宮は気を付けてないと、あれっ私見たっけ…となってしまうかも、です。


富士屋外観

内外の観光客が“日本の観光名所”として大挙して訪れる日光ですから、観光客の食事やお土産物を扱うお店なども充実しています。
今回の「鬼怒川温泉への旅」も、東照宮のすぐ近くの「富士屋観光センター」に立ち寄ります。


三猿一刀彫り

店内には、昔ながらの観光土産物らしい「三猿一刀彫り」や関所手形のような、懐かしいものや、


店内お菓子類

もちろん漬物、日光湯葉や、お菓子類も一杯並んでいます。
そのなかで、のぼりを用意するほど力が入っているのが「とちおとめチーズケーキ」のようです。


とちおとめチーズケーキ箱

「とちおとめ」は、もちろん栃木県が誇るイチゴの有名ブランド。日持ちもするということだったので、私も土産にと求めてみました。


ケーキ

こちらが、家に戻って切り分けた「とちおとめチーズケーキ」です。
きれいなピンク色とイチゴ味が、好評でありました。