開田高原の各処を廻って「奈良井宿」迄の旅 …B330 濁河温泉の旅(4)

売店

朝食が済んで、荷物をまとめるとそろそろ出発時刻です。
バスに乗り込む前に、いつものように売店を覗いてみます。
「濁河せんべい」小740円大1050円や、お茶請けに出た「にごりごの湯」800円・1050円が、お土産向きかなとおもいますが、


望遠鏡

天文台のある「旅館御岳」にふさわしい、望遠鏡なんて子供連れだったら心が動くかな、と思いました。
その他、地酒から温泉を活かした入浴剤まで、お菓子以外にもいろいろあって、バス旅ならではのお買物気分が味わえます。


霧しなそば工場

旅館御岳の送迎バスで、チャオまで山道を下って、懐かしのアゼリア号に乗り換えてしばらく走ると、最初の立ち寄り先「霧しなそば工場」に着きます。
開田高原という避暑地のイメージにふさわしく、広々した敷地に工場の建物が点在している、うらやましくなるような環境です。


工程見学

工場見学らしく、「霧しなそば」を造っているところを見たり、


売店
ちょっぴり試食の後、工場内の売店で“信州そば”のお買物です。
「霧しな」は信州そばのメーカーですが、信州そばには大きく3種類あって、甘みとのど越しの「更科=白っぽい蕎麦」と、腰と香りの「やぶ=黒っぽい蕎麦」に加え、蕎麦の実の中心からわずかに採れる“御膳粉”でつくった真っ白な「御膳=吟醸酒のような蕎麦」があるので、お好きな方はじっくりお選びください。


木曽馬の里

「木曽馬の里」では、常時約30頭から繁殖期には40頭の近隣から預かった木曽馬を保護・育成しています。
放牧場の奥にある「乗馬センター」では、調教した木曽馬の乗馬や馬車などを観光客に提供しています。


くらしの工芸館と与志田

「道の駅木曽ならかわ」内にある」「木曽くらしの工芸館」は、中仙道奈良井宿の隣にあり、400有余年の歴史を誇る「木曽漆器」の生産地である「木曽平沢」にあります。
木曽平沢は、漆器産業で全国的にも認められる産地として発展していき、メンパの弁当箱に漆を施したものや、お六櫛に漆を塗ったものは、中仙道を往来する旅人にたいへん人気のあるお土産として喜ばれていました。
その伝統と、新たな技術を伝える「木曽くらしの工芸館」は、和の工芸品の趣味のある方には堪らないでしょう。


与志田昼食

その木曽くらしの工芸館のお隣にある「与志田」で、昼食になります。
山菜の天ぷらと、とろろかけご飯が、山の昼食気分を盛り上げてくれます。


奈良井宿

続いて、バスが訪れる「奈良井宿」は、中山道十一宿のうち北から2番目の難所・鳥居峠を控えた宿場町でした。
その鳥居峠の上り口の鎮神社を京都側の入口とし、奈良井川に沿って今の「JR奈良井駅」まで約1km、中山道沿いに町並みが形成されています。
この道に立てば、当時の中山道の宿場のざわめきが聞こえてきそうです。


下町水場

奈良井宿の通り沿いには、5つの水場があって、当時の旅人の喉をうるおしてくれたように、現代の私たちにの清冷な水を提供してくれています。
写真は「下町水場」です。


大宝寺への小路

中山道沿いの宿場町の街並みから、ところどころ山側に入る小路があります。
それらは、「専念寺」「法然寺」「大宝寺」「長泉寺」「浄竜寺」などのお寺に続く道です。
写真は、宿場通りの中ほどの「大宝寺」に行く小路です。
また、お土産物屋や喫茶などの食べ物屋さんも多くあるので、覗いて歩く楽しみで1kmを知らずに歩いてしまいそうですから、バスの集合時間にはくれぐれもご注意を。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
B330 標高1800m!星降る里の秘湯集客情報
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。

屋上に天文台、崖下に渓流と露天風呂 …B330 濁河温泉の旅(3)

天文台

夕食を頂いて、普通ならカラオケとかもう一度お風呂とか、部屋に戻ってのんびりしましょ、とかですが「旅館御岳」に泊った方には、“星を見る”があるのです。

それも、外に出て1800mの高地で見る澄み切った夜空、を天文台の反射望遠鏡で見るのです。


天文台内部

この旅館に着いた時に、案内書きは見ましたが、こんな本格的なものとは思いませんでした。
お天気次第、というところはありますが、運の良い方はぜひこの反射望遠鏡で宇宙を覗いてみましょう。
そのうち、観光バスツアーも「宇宙ステーションまで2泊3日の旅」とか、「憧れの月世界10泊12日の旅」みたいになるんでしょうが、まだまだ先でしょう。
でも、このツアーでちょっぴりですが宇宙が間近に感じられそうですね。


部屋

そんなこんなを眺めているうち夜も更けて、お部屋に戻る時間になりました。
明日は早起きして、もうひとつのこの旅館の呼び物「渓谷露天風呂」に行くとしましょう。


渓谷風呂への階段

こちらの方です、混浴になっておりますので、それから足に自信のある方はぜひどうぞ、という係の方の言葉に送られ、この下り階段を見て、ちょっとびびります。


注意書き

下り口にはこんな注意書きが。
これはもう「警告風呂」といった感じ。
以前に行ったバス旅の、〇〇寺や△△寺の石段が何段だったか、思い出して、160段くらいなんとか大丈夫、大丈夫、と自分に活を入れましょう。


階段途中

ずんずん階段を下って行くと、やっと渓流が見えてきます。道幅も狭く、秘湯気分は満点ですが、帰りのことを考えると段々気分が重くなる地点です。


渓谷露天風呂

やっと着きました「渓谷露天風呂」。
鉄のやぐらは源泉井戸です。
苦労もあるから、余計にいいお湯です。


渓谷露天風呂の小屋

振り返ると、脱衣場の小屋が見えます。
お約束の、扉は二枚あるけどお風呂は一か所、という混浴露天風呂の造りです。
低い仕切りの岩から覗けば、すぐ下に急流が走っています。
お湯はやや熱の源泉温度。鳥の声と急流の音だけの別世界です。


朝食

ふうふう言いながら、休み休み160段を登り切ると、運動した満足感と空腹感がどっと押し寄せます。
さあ、朝食をいただきましょう。山の朝餉が待ってます。


温泉かゆ

ご飯は、土鍋にたっぷり炊かれた「温泉かゆ」です。
飲泉だけじゃなく、おかゆにして食べられる温泉づくしになってます。
それから上の写真の左上の「朴葉みそ」は、めちゃおかゆに合うので、しっかり味を思い出に残してくださいね。

自慢の源泉は、飲める食べれる優れもの …B330 濁河温泉の旅(2)

大浴場

標高1800m、御嶽山7合目の「旅館御岳(オンタケ)」は、源泉100%掛け流しが自慢のお宿です。部屋に案内されたら、浴衣に着替えて早速大浴場に出かけます。
ここの温泉は、「ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩・硫酸塩温泉」という、長い名前の泉質で、湧出温度が45.6℃と源泉掛け流しにぴったりの温泉です。
ゆったり広い大浴場は、窓から見える景色がいかにも山の温泉宿に来たなぁ、と思わせるものです。


露天風呂・男

男女とも、大浴場から外に出れば、より山の空気を感じられる露天風呂になっています。
こちらは男性用の露天風呂で、視線を落とすと、ずっと下の方に谷川が流れていて、そこまで下りていける「渓谷露天風呂」もあるという話に、ぐっと興味が湧く眺めです。


飲泉

また、ここの温泉も、飲用OKの温泉なので、こんな風に飲むことができるようになっています。
ただし、飲んでみると微かに苦味も感じられる味わいで、「慢性消化器病や便秘、糖尿病、肥満症」に効用があり、逆に「腎臓病、高血圧症、甲状腺機能亢進症や下痢」の方には、NO!のようですので、お気を付けください。
はっきり言って、美味しくはありません、でした。


露天風呂・女

そして、こちらが女性用の露天風呂です。基本的には、男性用と変わりがほとんどありません。
写真を見ても分かるように、微かに青白濁色を帯びた湯は、源泉が空気に触れて着く色で、これだけでなんだか体に良さそうな気がしますね。


夕食

お風呂に入れば、お腹も空きます。お待ちかねの夕食タ~イム!です。


飛騨牛

「豆乳豆腐胡桃風味」や「先付」、「鮭と蒟蒻のお造り」から始まって、山の宿らしいご馳走が並ぶ中、やはり目を引くのが「飛騨牛」でしょう。
霜降りの入り具合が、食欲を刺激します。


木の景焼

陶板焼きで食べる「飛騨牛木の景焼」は、飛騨牛ももちろん素晴らしいんですが、添えの野菜に混じった「美女餅(白くモンゴウイカのように見えている)」が、意外に美味しいんです。


温泉鍋

そして、自慢は源泉で煮る「温泉鍋」。飛龍頭(ヒリュウズ)、野菜類、ひえ、あわを鍋にした料理で、山の生活を彷彿させる、この地ならではのご馳走です。


山菜天ぷら

天ぷらも、山の香味が活きた山菜中心で、ピンクの塩か天つゆで頂きます。


桜蒸し

他に、珍しく思ったのが「桜蒸し」という、もち米を蒸した中に鰻を細かく刻んだ具が入っているもので、どれもこれも山に住む者の工夫が施されている料理です。


うまか刺し

山のご馳走と言えば、こんな特注品も用意されています。
刺しの入っている方が「馬刺し」で、赤い方が「鹿刺し」の、呼び名を「うまか刺し」という山国ならではのお肉の刺身です。(※馬鹿刺しではありませんよ)
宿到着時にフロントにオーダーして頂ければ、夕食にお出しできるそうです。追加料金は写真の状態の一皿が、2100円です。
ちょっと、味を試してみたいという方なら、2~3人で一皿頼むなんていうのが面白そうです。
擦ったニンニクなどの薬味を入れた醤油を付けて召し上がれ。

名勝「寝覚の床」から、御岳間近の秘湯へ …B330 濁河温泉の旅(1)

寝覚の床遠望

今回の豊鉄ハニットアゼリアツアーの1日目は、中央道伊那インターから「桃介橋」「寝覚の床」から始まって、「長野県製薬」に立寄り、おんたけチャオで迎えのバスに乗り換えて、御岳山麓の「濁河温泉・旅館御岳」までのコースです。
天気に恵まれた夜なら、天文台のある「旅館御岳(オンタケ)」で秘湯と星の世界に遊べます。
ということで1日目は、日本一の木製橋「桃介橋」と、あの浦島太郎さんが長い夢(竜宮城観光の)から目覚めた場所といわれる「寝覚の床」からスタートです。
写真は、国道19号線の駐車場から見下ろした「寝覚の床」の遠望です。線路はJR中央本線ですね。


桃介橋

最初の立寄り地「桃介橋」は、1922年、木曽郡南木曽の読書(ヨミカキ)発電所の建設資材運搬路として木曽川に架けられ、同社の社長福澤桃介にちなんで名付けられたと云います。
1993年、老朽した橋を改修復元して通行可能に。橋の長さ247.762mは、木造橋としては日本一です。


パノラマ

桃介橋から近くの木曽川の渓流への急な坂を降りると、何層もの花崗岩が連なる「寝覚の床」が眼前に近付いてきます。昔から、景勝地として木曽街道の道中でも名高い渓谷を見るにつけ、これが名勝なんだな、と思えるでしょう。
硬い花崗岩が、木曽川の水流によって様々な形に侵食され、屏風岩、畳岩、烏帽子岩などと名の付いた岩があります。


右側

龍宮城から帰ってきた浦島太郎が、帰る場所を探してさまよい、辿り着いたのがこのあたりだと言われています。
それからこの川で毎日釣りをしていた太郎が、とうとう思い切ってお土産の玉手箱を開いた場所だといわれる伝説になっています。
この川に向かって右側がその舞台で、浦島堂というお堂が建てられています。


長野県製薬本社工場

続いてバスが立ち寄る先は「長野県製薬」の工場見学です。
長野県製薬、って…知らないなあ、と言われる方も「百草丸」の、と言われれば、「ああ、あの…」と思い出すでしょう。


説明パネル
この工場は観光客の工場見学に前向きで、上の写真の看板や工場見学通路の真面目な説明パネルに、その意欲がよく表れているようです。


長野県製薬売店

最後に工場事務所にある売店で、「百草丸」や「八味地黄丸」といった、昔ながらの効能のお薬が買い求められます。


白樺林

「チャオおんたけリゾート」の案内板が見える頃から、白樺林が多くなって、がぜん高原ドライブ気分が湧いてきます。


チャオ駐車場

チャオおんたけスキー場の駐車場に辿り着くと、ハニットアゼリアのバスとは一旦お別れです。
この先で道路拡幅工事をしているので、大型の観光バスから「旅館御岳」の迎えの車に移動して今夜の宿に向かいます。


全景

そうこうするうち、ついに御岳を背景にした、星にとても近い宿「旅館御岳」が姿を現しました。


ロビー

ゆっくり寛げそうなロビーは、山の宿らしい空気に満ちて、ここに滞在している間は日常生活のせわしなさを、忘れさせてくれそうです。
さあそれじゃあ、まずは部屋に行って浴衣に着替えて、お目当ての温泉、といこうじゃないですか。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
B330 標高1800m!星降る里の秘湯集客情報
※お電話の際、「バス旅ガイド」で見たと係員にお告げください。