2日目は「立山・黒部アルペンルート」を満喫します(4)

立山駅

観光バス旅の2日目は、基本的に帰りながらの観光と、お土産買い物になりがちですが、このコースは違います。
おがわ温泉もなかなか“山の湯”で楽しませてくれましたが、2日目の今日はもっと高い山に登る訳です。
しかも、バスは立山駅で我らを降ろすと、ぐる~っと迂回して「扇沢」駅にまで先回りで、お客は「ケーブルカー」「高原バス」「トロリーバス」「ロープウェイ」を乗り継ぎ、乗り継ぎしての大旅行です。なんだか、子供の頃見た「乗り物大図鑑」みたいで、わくわくしますね。
さあ、立山駅に着きました。ここから「ケーブルカー」に乗りますよ。


立山ケーブルカー

急な階段状の駅に、急な階段状の車内を持つケーブルカーが入ってきました。


全域マップ

このマップは、室堂駅にあったものですが、今回の全コース説明にもってこいなので、ここに掲載します。
まずは、真ん中下側にある「立山ケーブル」で「美女平」まで登ります。


美女平

その「美女平」がここ。高原バス(ハイブリッドの低公害エンジン車)で「室堂」に向かって、GO!です。


阿弥陀ヶ原駅

高原バスは最初、熊笹や白樺林の生えている道を上って行きますが、徐々に高度を上げるにつれ、木々は低くなりそこここに残雪を見かけるようになって行きます。
写真の「阿弥陀ヶ原」に到達する頃には、すっかり高山の風景に変わっています。
撮影した頃は4月末でしたので、雪がしっかりありますが、夏になっても多少は見られるはずです。


室堂駅

そうこうするうちに、とうとう高原バスの終着駅「室堂」が見えてきました。ここまでのバスの所要時間は50分です。5月には、この辺りは雪が壁のように高くそびえている「雪の大谷」で賑わいます。


立山トロリーバス

室堂駅で、こんどは「立山トンネルトロリーバス」に乗り換えです。
電気で走るトロリーバスは、ハイブリッドエンジン車よりもさらにクリーンな乗り物です。このトロリーバスで「大観峰」までの3.7kmを10分で移動します。


大観峰

その「大観峰」からはロープウェイで「黒部平」までの1,710mを、支柱のないワンスパン方式のロープウェイで一気に下ります。
写真は出てきた「大観峰」駅を振り返っています。


黒部ケーブルカー

ロープウェイで「黒部平駅」に着いて、これで終わりじゃありません。今度は、「黒部ケーブルカー」に乗り換えです。
約800mの行程で、次の到着駅は「黒部ダム」のある「黒部湖駅」でございま~す。


黒部ダム

黒部湖駅に着いて外に出ると、黒部ダムの長い堰堤があり、片側に水をたたえたダム湖、反対側は高層ビルのような高さを誇るコンクリートのダムが見えます。
そのままでは、放水をしても部分しか見えず、この写真のような眺めは急な階段を、相当頑張って上った方だけのご褒美なんです。


関電トロリーバス

さてその「黒部ダム」駅から、「扇沢」まで、また「関電トロリーバス」で下ります。
そこで、やっと懐かしの豊鉄バスに乗り換える訳です。
とにかく、山あり雪あり、地中あり空中ありの超立体観光「立山・黒部アルペンルート」完全制覇、お疲れ様でしたっ!

野天風呂まで歩いて7~8分、朝日町指定天然記念物は混浴です(3)

野天風呂

「ホテルおがわ」でもうひとつの“野天風呂”…露天より野性的!なこの風呂に入らぬ手はないと、早起きして出かけました。しかも、混浴、だと聞くと、心が影日向になりますねぇ。
写真は、無事到着して洞窟になっている側から撮ったもので、見えている小屋が脱衣場。
お約束の、入口別々、中一緒ですが、もうしっかり見えてるので、分かり易いです。


川からのホテル

ホテルから川に沿って少し歩き、かかっている橋を渡ります。
橋のたもとに『あと368歩』とあって、元気付けられ(?)ます。
この写真は、橋から見える「ホテルおがわ」で、その名の通り、小川に近いホテルなのがよく分かります。


見えた小屋

橋を渡ると、道は川原伝いになります。川原の石で、ちょっと足元が不確かになりますが、まあ宿の下駄で充分歩けはします。
で、やっと野天風呂の(脱衣場の)小屋が見えてきました。
このさらに少し奥に、“女性専用の”野天風呂があるという表示もあります。


洞窟風呂

これが、これから入ろうとしている野天風呂です。奥の方に(小さい)洞窟が見えています。
湯面と岩の境目の黄色の筋は、「石灰華」と呼ばれる天然温泉の証で、湯中の炭酸カルシウムが沈澱してできたものだと、解説されていました。
お湯はやや熱ですが、すぐ肌に馴染んで周囲の山や川や畑(?)を眺めていると、心が解けます。


蓮華の湯

奥の方の、女性専用野天風呂「蓮華の湯」は撮影できなかったので、ホテル提供の写真をどうぞ。
仲居さんたちが、女性用の方が立派でナイアガラの滝も見えるんだよ、と得意げに言われておりました。だから結局、男性が洞窟風呂、女性がこちらという風に分かれることが多いそうです。
野天風呂は朝6時から夜10時までで、途中で運が良ければカモシカさんなどに出会うそうです。


朝バイキング

野天風呂からの戻りは軽い下り坂なので、散歩気分で帰ってこられます。
それでもお腹が空いて、朝食がうれしいのです。やはりこの宿も、朝食はバイキングです。


朝食

渓流の音と朝の光が、朝食を一層おいしくしてくれます。
このおかゆは、ここの温泉で炊いたものだから、特に体にいいんだそうです。


ロビー

朝食を終えて、部屋に戻って着替えて荷物を持って、いつものようにバスに乗るまで、ロビーに居たり、


売店

売店を覗いたりして、時間を過ごします。


白えびせんべい

ここならではお土産ってなんですか?と訊ねると、「白えびせんべい」が人気有りますよ、と答えが返ってきました。
富山湾の白海老はそれだけ有名なんですねぇ。でも、えびせんべい、でした。試食のお味は。


押し寿司

もっと珍しいのが、この「白えび押し寿司」。なかなか入らないので、ご希望の方は、ホテルに着いたらすぐ訊ねてみると良いようです。

トンネルを抜けるとそこは、「元湯おがわ温泉」だった(2)

おがわ全景
五箇山合掌集落を出て、バスは再び『東海北陸自動車道』~『北陸自動車道』と快調に走り、「魚津IC」「黒部IC」を過ぎて「朝日IC」で高速を下ります。
地図上の小川温泉はこの近くですが、今回お泊りの「元湯おがわ温泉」は海辺ではなく山に向って県道を10kmほど走り、やがて「朝日小川ダム湖」のわきの山を貫く1kmを超える長さのトンネルに入ります。
そのトンネルを抜けると県道は終点で、なんとそこが目的地「元湯小川温泉ホテルおがわ」なんです。なんだか、感動的な出現です。


大浴場

早速入ったお風呂、元湯小川温泉の泉質は「ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」と言い、源泉で54.1℃、浴槽で42℃と証明書に記せられていましたから、やや熱めの温泉です。
また、飲用可の温泉ですから、体によさそうです。
大浴場の床にはまんべんなく浴槽から溢れる湯が流れ、本当に掛け値なしの源泉掛け流しでした。


桶風呂

大浴場から出られる露天風呂は、大きな桧の桶風呂です。


ホテル露天風呂

先ほどの大浴場と桧桶風呂は、フロント・ロビー(2F)のある本館の1Fでしたが、別棟にも露天風呂があるということで、もちろんそちらも試してみました。
さっきの桧桶風呂も露天ですが、こちらはさらに川に近い本格的な露天風呂です。
さらにさらに、もっと野趣あふれる「野天風呂」があるということですが、夕食時も近いのでそちらは明朝に回すことにしました。


夕食フル

そんなこんなで、待ちに待った夕食タ~イム!
よく山海の珍味と言いますが、こちらは特に地元とれとれ感満載の料理が並んでます。


お造り

どこが地元とれとれ感、かと言いますと、例えばこのお造り。エビが新鮮です、刺身も光ってます。
山中の宿なので変ですが、富山湾から10kmくらいしか入っていませんから獲れ立てなんですねぇ。
しかも地元感は、一緒にあったブリのこぶ締め、


こぶじめ

こうやって、箸に取るとほら、糸を引くんです刺身が。
で、知らないお客さんが痛んでるんじゃあ…って言われるんですよ、と仲居さんが話してくれました。
こうすると身も締まって、味も深くなって美味しいのです。一切れだけですが、ぜひ味わっていただきたいお料理でした。
(ピンが合ってなくてすみません…)


鍋

地元らしさと言えば、この鍋もそうです。
鮭や鶏肉の入った寄せ鍋ですが、この大きな油揚げが、山の宿のおもてなしという雰囲気を出してくれています。


にしんそば

そして、にしんそばも、素朴な味で、旅館料理という定番のイメージを覆すものばかりです。


ご飯炊き

なかでも感心したのが、ご飯炊きです。
混ぜご飯や、炊き込みご飯をミニかまどで作るのは、最近多いのですが、ここのは普通の白飯です。
赤子泣いても蓋取るな…、のあの炊き方です。


ご飯

火が消えて、はいどうぞ、でよそったご飯が輝いてました。
普通、旅館やホテルでの夕食は、料理を食べるだけで、ご飯はなんとか食べて、なんですが、これはおいしいご飯でした。満足感味わいました。

山鳥の声に囲まれて時が止まっているような、穏やかな生活風景(1)

集落の佇まい

豊鉄ハニットアゼリアツアー「お湯・お風呂自慢おがわ温泉泊りで立山黒部アルペンルート」は、1日目に世界遺産の「菅沼合掌集落」に寄った後、「元湯おがわ温泉」に到着します。
翌2日目は、おがわ温泉を早めに出て、「立山」ケーブル~「美女平」高原バス~「室堂」トロリーバス~「大観望」ロープウェイ~「黒部平」ケーブル~「黒部湖・黒部ダム」~「扇沢」と、高山気分を満喫できる観光バス旅です。
豊橋を出て最初の立ち寄り先「菅沼合掌集落」は、実際に人が住んでいる山間の集落です。


集落マップ

富山県南砺市菅沼にある越中五箇山菅沼集落は、世界遺産・菅沼合掌集落と呼ばれています。
全13戸のうち、現存する合掌造り家屋は9棟あります。
地図の右半分が合掌集落で、左側には合掌造りコテージの宿泊施設を備えた「五箇山青少年旅行村 合掌の里」があります。
ここには移築された13棟の合掌造りがあり、菅沼集落の雰囲気そのままに、合掌造り生活体験ができるようになっています。


上からの集落

同じく、地図の真中あたり「現在地」の表示がある左が、国道156号線沿いにある「展望広場駐車場」で、上の地図表示板や下の合掌集落へのエレベーター施設があります。
写真は、その展望広場から見た「菅沼合掌集落」です。


説明書き

合掌集落についての説明書きにあるように、江戸時代末期から大正年間にかけて造られている合掌集落は、実際に人が住んでいる生活の場でもあるので、気を使った見学を心掛けたいものです。


あらい・民俗館

下に降りて見ると、合掌造りの大きさが実感されます。
写真左に食堂と土産物売り場のある「あらい」と、その右の普通屋根の2階建の右奥が「民俗館」です。


民俗館

「五箇山民俗館」では菅沼集落の日々の暮らしを、学ぶことができるようになっています。


民俗館図面

その民俗館の構造図面が公表されていました。


放水銃

構造上、火災には真剣に対処しているようで、集落内のそこここにこのような放水銃が設置されています。


塩硝の館

五箇山は江戸時代、和紙や養蚕、鉄砲の火薬の原料である「塩硝(えんしょう)」が主な生産品でした。
「塩硝館」では、その塩硝の詳しい作り方を学ぶことができます。
「塩硝館」の右に見えているのは、次にご紹介する「与八」です。


与八

「塩硝館」の隣にあるのが、食事と土産物を商う「与八」です。


与八店先

お店先はこんな風に、素朴な山村ならではの土産物が並んでいます。
時間が止まっているような合掌集落ではありますが、私たち日本人の心の底にあるなにかが共鳴するひとときが味わえそうな、そんな観光タイムに出会えそうです。