もうひとつの紅葉名所「高雄」へ …C953 洛西の紅葉名所の旅(2/2)

嵐山高尾パークウェイゲート
京都市街遠望嵯峨野の清凉寺駐車場に皆が集合すると、バスは化野念仏寺の近くから「嵐山高雄パークウェイ(全長10.7㎞)」に入ります。

このパークウェイのコースには、途中「保津峡の見える展望台」や「フラワーパーク」、「大文字展望テラス」などがあり、道のカーブの向こうに京都市街が遠望できる場所が所々あります。


車窓景色また、山の木々の紅葉も見事さは、この取材時(10月)の写真が、更に色鮮やかになるとお思いください。

パークウェイ終点の高雄(高尾とも云う)には、「高雄山神護寺」「槙尾山西明寺」「栂尾山高山寺」等の、紅葉名所の名刹があり、高尾・槇尾・栂尾の三山を総称して、「三尾(サンビ)」と呼ばれています。


神護寺への赤い橋バスは、神護寺、西明寺に近いパークウェイの駐車場で待機し、皆さんはそれぞれ自由散策という形で、三山(実際は1~2寺がやっと?)巡りとなります。

ここでの散策時間は約1時間20分が設定(当日の交通事情で変わります)されています。

写真は、駐車場から近い「神護寺」に渡る橋で、ここの紅葉も見事になっているはずです。


高雄山神護寺登り口ところで、この高雄山の三山巡りは、嵯峨野のお寺巡りと違い、なかなかハードなコースになっています。

山門に至るまで、まずはこの石段を上っていかなければなりません。


高雄茶屋もうそろそろ、山門では…と思う頃、現れるのがこの「高雄茶屋」です。

まだまだ登りは続きますよ~。


神護寺山門さらに数軒の土産物茶屋を過ぎ、コーナーを回るとやっと「山門」が見えてきます。

真言宗「高雄山 神護寺」は、和気清麻呂(寺内にお墓がある)が天長元年(824年)に開基した、最澄、空海とも縁の深い歴史あるお寺です。(拝観料500円)


神護寺山門紅葉上の山門の紅葉時季は、このようになります。


神護寺金堂この「金堂」に安置されているご本尊は、木彫りの薬師(如来)三尊の立像で、唐招提寺の薬師如来像と比べると胸と腹が小さく、腰から下が強調された圧倒的な重量感が特徴だと言われています。


西明寺指月橋足に自信のある方ならば、こちらの西明寺も観光することができるでしょうか。

こちらも渓流に架かる赤い橋「指月橋」を渡るところからスタートとなります。
脇に茶店があるので、一息入れて、渓流と紅葉の景色を眺めるのも良いかも、ですね。


西明寺指月橋紅葉紅葉シーズンは、こんな景色が楽しめます。


西明寺への石段橋を渡れば、やはり石段!

頑張って上った方には、素敵な紅葉景色がご褒美になるはず(!?)ですよ。


西明寺山門神護寺ほどではありませんが、そこそこ上るとこの「山門」が現れます。

真言宗大覚寺派「槙尾山 西明寺」は、天長年間(824年~834年)に空海(弘法大師)の高弟 智泉大徳が神護寺の別院として創建した、紅葉名所のお寺です。

ご本尊の釈迦如来像(重文)は高さ51cmほどの小像で、脇陣の千手観音像(重文)は平安時代に彫られもので、繊細な顔立ちをした立像です。(拝観料500円)


高山寺入口先の二山とは、大分離れたところにあるのが『 京都 栂尾 高山寺 恋に疲れた女がひとり♪ 』~デューク・エイセス 「女ひとり」の歌詞に出てくる真言宗「栂尾山 高山寺」です。

こちらのお寺も神護寺の子院で、それが荒廃した跡に神護寺の文覚上人の弟子の明恵が入り寺として再興したものです。

しかし、こちらもやはり石段。真言宗などの密教寺院は、どうしても険しい石段が付き物ですね。


 高山寺本堂高山寺も紅葉の名所ですが、それ以上(?)に有名なのが「鳥獣戯画」のあるお寺だということです。
正式名「鳥獣人物戯画」をはじめ、絵画、典籍、文書など、多くの文化財を展示(撮影禁)しています。(石水院拝観料 入山料500円とは別に600円)

限られた時間なので、どれだけ観光できるか、あなたの脚力次第…ですよ。※写真は、石段の先にある「本堂」です。

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
C953 洛西の二大紅葉名所競演

京料理を頂き、嵯峨野の紅葉に遊ぶ …C953 洛西の紅葉名所の旅(1/2)

妙心寺花ごころ
昼食会場京都洛西の二大紅葉名所「嵯峨野」と「高尾」を訪ねる今回の旅は、右京区花園にある、臨済宗妙心寺派の大本山「妙心寺」に隣接した「花園会館 花ごころ」の、京料理の昼食から始まります。

昼食会場は、いくつかあるお座敷や、写真のようなホールが設定されています。


京竹籠膳、竹かご期待の昼食「京の湯豆腐竹かご膳」の竹かごには、京料理らしい華やかさがあり、


 京竹籠膳の湯豆腐禅寺らしい、手づくり豆腐料理の粋があります。


左右にある売店お食事が済んだ後は、館内1階の売店を覗いてみましょうか。

左右にある売店は、左側のお店が妙心寺さんの直営店で、右側のお店がテナント店という違いがありますが、どちらもお寺さんの施設らしく、仏具とお菓子類中心の品揃えになっています。

どこが違うのか、探してみるのも面白そうです。


06 DSC_0443 清凉寺仁王門「妙心寺 花ごころ」から、バスは釈迦堂の名で親しまれている嵯峨野の「清凉(セイリョウ)寺」の駐車場に移動します。

この清凉寺さんの駐車場を起点に、約1時間半ほどの間、嵯峨野の名刹巡りをするようになっています。

それでは、若き日の法然上人(浄土宗の開祖)が、このお寺に祀られている「生身のお釈迦様」の前で7日間おこもりをしたと云う由緒あるお寺の、仁王門をくぐりましょう。


07 清凉寺パノラマすると、目の前に広がる境内。

本堂、阿弥陀堂、一切経蔵、薬師寺、宝物館、弁天堂、狂言堂、聖徳太子殿、法然上人求道青年像、鐘楼、豊臣秀頼公首塚、多宝塔など多くの堂塔が建ち並んでいます。


若き法然上人求道誓願像24歳の、若き法然上人像が見つめる視線の先には、国宝釈尊像が安置されている「本堂」があります。


宝筐院総門清涼院のすぐ近くにある、臨済宗「宝筐院(ホウキョウイン)」は、平安時代に白河天皇(1053~1129)の勅願寺として建立された古いお寺です。

このお寺には、「小楠公」と呼ばれる南北朝の忠臣楠正成(マサシゲ)の子「楠正行(マサツラ)」の首塚があるということです。


宝筐院紅葉お庭が見事で、新緑の頃や雪景色も風情がありますが、やはりなんといっても素晴らしいのは秋の紅葉。

取材に立ち寄った10月には紅葉は間に合わなかったので、宝筐院さんの紅葉写真からその一端をご覧ください。(拝観料500円)


二尊院門前茶屋宝筐院を拝観した後は、嵯峨野の町の細道を辿って、落柿舎~二尊院に向かってみましょう。

かれこれ20分弱くらい歩く(落柿舎は外から眺めるだけ)と、写真の「二尊院門前茶屋」などの、いかにも京都らしい風情のあるお店が数軒並ぶ辺りに着きます。


二尊院境内図それらのお店の向かいが「二尊院」で、修繕工事中の総門の横に、二尊院の広い境内の案内図が立っています。


二尊院紅葉こちらの紅葉庭園もご覧の通り素晴らしいもので、その一端を二尊院さんの紅葉写真から拝借して、ご覧頂いています。
(拝観料500円)


小倉百人一首文芸苑「新古今集」「詞花集」最後にもう一か所ご紹介。

二尊院総門の手前、「二尊院門前茶屋」の前あたりに、低い車止めがある脇道があり、その先が「小倉百人一首文芸苑」のひとつ、「新古今集」と「詞花集」の歌が、自然石に彫られている和歌の庭園になっています。

入場料も無料ですし、訪れる人もまばらな静けさ、百人一首を好む方なら、なにか良いものが味わえる場所でしょう。※バスの集合時刻にご注意を!

◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ → 「C953 洛西の二大紅葉名所競演