越後に育まれた食材と芸術に出会う …A705 越後湯沢温泉の旅(4)
2日目最初の観光先は、1673年創業の老舗酒造会社玉川酒造の「越後ゆきくら館」です。
お酒好きの方のみならず、最近はお酒の力を活用した「化粧品」も女性に人気です。
写真の「ゆきくら館」と表示された建物の中は、豪雪地帯で知られるこの地ならではの、冬降った天然雪を特殊なシートで覆って溜めた貯蔵庫になっています。
ここで、年間を通して大吟醸酒を“低温貯蔵”して、美味しく熟成させているのです。
ゆきくら館と酒造りの工程を見学した後、新潟の美味しいお米から生まれた大吟醸「越後ゆきくら」や吟醸「越乃雪蔵」を始めとする日本酒を試飲できる、売店が待っています。
また、昔から蔵人の手が白くてスベスベなことに注目して生まれた「天然化粧酒」を素にした美白水、モイスチャーミルク、エッセンスソープ 、エッセンスクリームなどが並んでいます。
次に訪れる「針倉山 永林寺」は、500年以上前の創建で、徳川家康の孫松平忠直公(作州津山藩祖)と、その子松平光長公(越後高田藩主)の香華所(=仏前に香や花を供える役割の寺院)として本堂建築を認可され、三葉葵の紋章を許された由緒深い曹洞宗の名刹です。
幕末から明治にかけての名匠「石川雲蝶」が永林寺に来たのは安政2年(1855年)で、慶応3年(1867年)までの13年間滞在して、100点余りの彫工・絵画を残しています。
その後明治14年(1881年)に再度来山し、晩年最後の作品「燈籠台」と「香炉台」を完成させています。
雲蝶の作品は撮影禁なので、永林寺さんのHPに掲載されている作品の一部をご紹介しました。この彩色と彫の深さが雲蝶作品の特徴です。
永林寺の次の立ち寄り先「日本海フィッシャーマンズケープ」は、写真手前の「お魚の三十三間堂 日本海鮮魚センター(CELLARと表示)」と、奥の「浜焼きセンター」「レストラン(昼食会場)」の建物から成り立っています。
まず、奥の方にある「浜焼きセンター」と、昼食場所になっている「レストラン」に向かいましょう。
レストランの建物の1階は、海に関したものが一杯の土産物フロアです。
昼食が終わったら、店内をゆっくり見たいもの。
可愛いもの、面白いもの、貝殻から鮫の口(!)まで、見て廻るだけでも興味深い売り場になっています。
店内の階段を上がると「海鮮自慢の店 福浦」があります。
こちらが「福浦」の昼食会場です。
レストラン棟の隣りの浜焼きセンターには、ご覧のような日本海の魚を豪快に焼いた「浜焼き」が種々並んでいます。
昼食が物足りなかった方や、バスの車内でビールのつまみにでもしようか、と思う方はぜひどうぞ。
最初の写真の、手前側に並んでいる「日本海鮮魚センター」の店内は、長~い建物の中に、日本海の鮮魚を始め、北海道の鮭など全国の鮮魚や乾物など、様々な海産物がずら~っと並んでいます。
最後の、日本海らしいお土産物選びができる場所なので、お見逃しのないようにどうぞ。
◆このバス旅に参加してみたい方は、こちらへどうぞ↓
「A705 寒ぶりツアー 越後湯沢温泉」