信州上田の有名社寺を巡る2日目の旅 …B377 七味温泉の旅(4)

信州味噌蔵・新田醸造
良質の大豆と糀と信州の清水で仕込まれた「信州白樺印みそ」の「信州味噌蔵 新田醸造」が、2日目の最初の立ち寄り先です。
バスが駐車場に着くと早速、工場見学をしてその後、白樺印みその味噌汁試飲となります。


味噌蔵店内昔の味噌蔵を改装した店内には、白樺印みそのほか、各種野菜の味噌漬けや味噌せんべい、おかず味噌などや凍り豆腐、野沢菜などの信州らしさに満ちたお土産物が並んでいます。
穏やかな明るい褐色の「白樺印みそ」は、我らが三河の赤味噌よりマイルドな味わいで、100年以上使い続けている木樽で1年半熟成させられた確かな味わいのお味噌です。


生島足島神社東鳥居入口
朝一でお味噌屋さんを訪ねた後は、格式を感じさせる鳥居が目に鮮やかな「生島足島(イクシマタルシマ)神社」を訪ねます。
写真はバス駐車場側にある「東鳥居」で、看板に大きく書かれている文字「式内大社(シキナイタイシャ)」には、延喜式神名帳に記載されている国が認めた神社(延喜式の式の内)という意味があります。
※「延喜式神名帳(エンギシキジンミョウチョウ)=延長5年(927年)編纂の、「官社」とした全国の神社一覧帳」のこと。
また、「大社」は、規模が大きく社格の高い神社のことを云います。


池の中の小島の神社この「生島足島(イクシマタルシマ)神社」には、生島神(生国魂大神)と、足島神(足国魂大神)の二つの神様が祀られています。
東鳥居からの参道から臨む本社の佇まいです。
このように、神池に囲まれた社殿の様式を「池心の宮園池(イケココロノミヤエンチ)」と称し、我が国最古の様式のひとつと云われています。


本殿こちらが、池の中の小島にある本社の本殿です。
ご祭神の二神共に、古くから日本全体の国の御霊として、国土の守り神として祀られています。
戦国時代以後の真田昌幸・信之等の武将を始め、代々の上田城主の信仰も厚いものでした。


諏訪社夫婦欅また、池の中の小島に建つ本社の向かいに、「摂社(セッシャ=祭神と関わりの深い神様の社)諏訪社本殿があり、
その前には、夫婦円満の神木、樹齢800年と云われる「夫婦欅」が立っています。


きのこむら深山
身も心も洗われた私たちですが、お腹はちゃんとお昼の催促をしてくるようで、バスは期待に応えて2日目の昼食場所「きのこむら深山」の駐車場に入ります。


昼食会場昼食会場は、山小屋風の雰囲気のある素敵な場所です。
こちらで昼食を頂いた後は、「きのこむら」らしいお土産が選べる売店を覗いてみましょう。


北向観音
昼食後の(最後の)観光先は、歴史ある温泉地「別所温泉散策」となっています。
散策に最適な石畳の坂道を歩いていくと、石造りの多宝塔のある「常楽寺(入山料100円)」、国宝の八角三重塔のある「安楽寺(拝観料300円)」と、順番に訪ねられます。
そして、最後のゴールがこの厄除観音として知られる「北向観音堂」となります。
「北向観音堂」は、平安時代初期に比叡山延暦寺座主慈覚大師円仁により開創された霊場です。
善光寺と向き合っているという北向きの本堂は大変珍しいもので、その由来は、観世音菩薩の「北斗七星のように、自分も皆のよりどころとなるであろう」というお告げからと云われています。


喫茶 風の坂道結構歩くことになる「別所温泉散策」には、休憩処が何か所かあるのでご安心を。
写真の、喫茶「風乃坂道」は、駐車場から石畳散策路を歩き始めてじきの、「常楽寺」の手前にある洒落た喫茶店です。
名物の温泉珈琲(600円)にオリジナルケーキをセットすれば、もうここまででいいや(?)となっちゃうかもですが…。


足湯せっかく別所温泉に来て、散策だけでは…と思う方も多いのでは。
ご安心下さい、こんな足湯が「北向観音堂」から、商店街の方の道を下ってくる途中に右に入る小道にあります。
別所温泉の泉質は、皮脂を溶かして古い角質層を軟化させ、その効用で肌がすべすべになるという弱アルカリ性のいわゆる「美人の湯!」なので、タオルのような足ふき持参で、おみ足を美人にしてあげましょう。

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B377 七味温泉

オールシーズン、囲炉裏の夕食は、いけてます …B377 七味温泉の旅(3)

夕食スタート
ところで、前回の最後の写真のお膳がちょっと寂しかったように見えたと思いますが、夕食スタートになっても、いつものフルセットになりません。
というのも、この囲炉裏のもてなしにふさわしく、宿の係りの方がせっせとお料理を運ぶ(もちろん、どの宿でも基本そうですが、こちらは撮影時でも徹底)スタイルだからです。
席に着いて食事が始まるときの膳は、左下赤絵鉢の「先付け・若竹煮」、囲炉裏に「焼き物・岩魚(イワナ)塩焼」、真ん中「お造り・信濃雪鱒と信州サーモン」、右端「酢の物・春キャベツとサーモンの博多押し」、左端「台の物・鴨鍋」。
そして、出来立ての「天ぷら・山菜5種」というラインアップになっています。


山菜天ぷらでは、と箸を伸ばしたのは「山菜天ぷら」。
やはりアツアツを食せねば、ということです。
撮影時の4月下旬では山菜がまだまだ旬で、ウド、こごみ、フキノトウ、タラの芽、カンゾウと、ひとつひとつの味わいを、梅塩で頂きます。
季節が変ると、山菜も何になるのか、それも楽しみではあります。


お造り~カルパッチョ風にこちらは「お造り」ですが、普通にわさび醤油にというのではなく、天つゆ?かと見えたポン酢をかけて、カルパッチョ風に頂くのです。
赤身の信州サーモンも美味しいのですが、白身の信州雪鱒が、さらっとして甘味があって、絶品です。


鴨鍋
そろそろこの辺りで、銀色に光る「鴨鍋」に火を入れてもらいます。
その前に、蓋を取って中を確認。鴨肉の横にある白い団子は「筍しんじょ」なのだそうです。
ところで、これは冬から春までの料理ということで、皆さまはどんな趣向のお料理と巡り会われるのでしょうね。


うなぎ桜蒸しそうこうするうち、後から登場するのが「炊合せ・うなぎの桜蒸し」です。
写真からは、うなぎが見えていませんが、緑の桜の葉の中に、ピンクの半突き桜餅と蒲焼が隠れていて、板さんの技が感じられます。(夏はどんな趣向でしょうね)


岩魚塩焼そうそう、宴会場に入ってきた時から囲炉裏に炙られていた「岩魚の塩焼」も食べ頃です。
背中側に塩が振ってあるので、このままガブリと頭からいっちゃいます。
頭の骨はちょっと気になる方もみえるとは思いますが、中骨もなにもかも食べられるのが野性的です。


ご飯、汁物、デザート、香の物いよいよ最終コーナーになります。
ご飯「五穀米」、汁物「かき玉汁、香の物、デザートのフルーツの登場です。
鴨鍋も煮えて、美味しくお腹いっぱいに頂きます。
『あ~もう動けないよ~』という悲鳴が聞こえてきそうです。


朝湯大浴場
お腹いっぱいに頂いた後、一休みしてから寝る前に、大浴場に出かけた方もあるでしょうが、どっちにしても、朝湯にいかなくっちゃあ、ですよね。
朝の白濁湯もサイコー!
ずっと入っていたくなるお湯なんです。


朝湯露天風呂大浴場に付いている露天風呂も、伸び伸び感サイコーです。
ところで、お湯がいい、天然かけ流しが素晴らしい、と思っていて気にならなかった硫黄臭ですが、結構着ているものに付いているので、お宅に帰ってから2~3日は思い出に浸れますよ(笑)。


朝食会場もう食べれない、と思っていたのに、よく入るね、という朝食会場は、昨夜の囲炉裏の大広間ではありません。
やっぱり日頃慣れてるせいで、椅子テーブルがうれしい方、多いようです。


朝食そして、こちらがついつい食べれちゃう朝食です。
右手の鉢の中の白いものは、麦飯団子と山芋とろろです。
その斜め上の黒鉢の卵は、卵かけご飯でもよし、はたまた左上のベーコン鍋に溶き入れて、卵とじにする手もあります。
バスに乗って、お腹空かないようにしっかり食べておきましょうね。ごっちゃんです!

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B377 七味温泉

これぞ本物の白濁温泉、純粋かけ流し …B377 七味温泉の旅(2)

白い湯の野天風呂
5時半で終了の野天風呂「恵の湯」は、白い優しい純粋天然温泉であります。
特徴ある硫黄の臭いも、温泉好きにはたまらないものです。
岩松院さんを出て、山道を走ったバスが「七味温泉ホテル渓山亭」に到着したら、
少しゆっくりしたくても、野天風呂に出かけましょう。
なぜなら、翌朝のオープンは10時からなので、出発に間に合わないのです。


渓山亭
渓流沿いに建つ「渓山亭」は、いかにも山のお宿といった風情で目の前に現れます。


玄関からロビーを見る玄関を入ったところで靴を脱ぐと、温かな山のおもてなしが期待できそうなロビーが目の前に広がります。


畳の部屋到着して、まず通されるお部屋は基本的に、この畳の間ともう一部屋、ベッドが2つある部屋か、和室がもう一部屋あるお部屋になります。
それでは早速浴衣に着替えて、さっきの玄関からカラコロ下駄に履き替えて、


野天風呂「恵の湯」が見えてきた歩くこと5~6分(くらいに感じます)、橋を渡って少し言った辺りから「野天風呂 恵の湯」が見えます。
写真の道の突き当りの大き目の建物で受け付けてもらって、


野天風呂 恵の湯建物写真の建物に向かいます。
手前側が「女性用」で、奥側が「男性用になっています。
さらに手前の女性用の建物の手前に(写真には写っていませんが)、貸切風呂の建物があります。


野天風呂脱衣場のガラス戸をがらりと開ければ、そこはまさしく“野天”です。
岩風呂に、イメージ通りの白濁湯がなみなみと。
肌にしっとり(とお湯に形容するのもおかしいですが)優しいお湯が迎えてくれます。
このお湯、加水加温なしの本物の源泉かけ流しの「カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉」です。
源泉温度65℃で、入浴できる場所の温度が42℃という適温です。
これは、なかなか無いありがたい温泉(しかも、かけ流しておける湯の量)なんです。


恵の湯の内風呂野天風呂だけでなく、内風呂もあるのが便利です。
なぜなら、洗い場があるからです。
もちろん、後でご案内する館内の大浴場もありますが、こんな野趣ある野天風呂でも、体を流したい方だってみえるのでは。
まあ、ご覧の通り多人数は無理なので、本格的には夕食後に大浴場でどうぞ。


貸切野天風呂「せせらぎの湯」本当に源泉たっぷりのこの宿には、「野天風呂 恵の湯」と大浴場のほかに、こんな貸切野天風呂もあります。
「せせらぎの湯」と名付けられた貸切野天風呂は、写真のお風呂ともうひとつ、ロビーの横から入ったところにあります。
どれもみな、白濁湯のすばらしい温泉ですが、ちょっと気を付けたいのが、白濁ゆえ岩風呂の深さがよく見えないこと。
浴槽に足を入れるところから、さらに一段深くなるのでご注意を。


売店コーナーさて、お湯をしっかり堪能したら、お腹が空いて来る頃でしょう。
夕食会場に集合前の、しばしの時間はお土産物選びなどして、わくわくしながら参りましょう。


囲炉裏のある夕食
なんと言っても、今回の夕食の楽しみは、囲炉裏のある山里のおもてなしが待っていることなんですから。

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B377 七味温泉

国宝善光寺と北斎画の岩松院を訪ねる1日目 …B377 七味温泉の旅(1)

仁王門
豊橋から高速道路を乗り継いで、やがて残雪の中央アルプスや、北アルプスの山々が見えると、そこは信州。今回は、北信州長野周辺の山の旅です。
最初の訪問地「信州善光寺」は、牛にひかれて…の善光寺さんで、この「仁王門」から始まります。
仁王門の、仁王像や背後の三宝荒神・三面大黒天は全て高村光雲と弟子の米原雲海の作で、その原型は「善光寺史料館」に展示されています。
宝暦二年(1752年)に建立されたものですが、現在の門は二度焼失後、大正七年に再建されたものです。


仲見世通り
仁王門の先にあるのは、両側に土産物店などが建ち並ぶ「仲見世通り」です。
修学旅行の学生さんや、私たちのような観光客、地元の参拝客などで大いに賑わっている参道です。
帰りがけに、名物の「七味唐辛子」や「かんずり(雪に晒した唐辛子・黄柚子・米糀・塩を混ぜ合わせ熟成・醗酵させた妙高市・かんずり社の商品)」、「みそまんじゅう」などがお土産にするのがよいかも。


ぬれ仏と六地蔵仲見世を過ぎて、境内に入ると参道の右に見えてくるのが「六地蔵」とちょっと離れて「ぬれ地蔵」です。
写真左の大きなお地蔵様(延命地蔵)は、江戸の大火を出した八百屋お七の霊を慰めたものという伝承から「八百屋お七のぬれ仏」と呼ばれています。
木の陰で全部は見えていませんが、右に並んでいるのが「六地蔵」で、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六つの世界で我々を救ってくださると云われる菩薩様です。


大勧進ぬれ仏の反対側、参道左の池に架かる橋の奥が「大勧進(ダイカンジン)」です。
この大勧進には、本堂の万善堂の他、無量寿殿・不動堂・地蔵八角円堂・紫雲閣・宝物殿・僧侶が修行をする聖天堂などがあります。
大勧進の住職は貫主(カンス)と呼ばれ、大本願の上人(ショウニン)と共に善光寺の住職を兼ねています。


山門右に六地蔵・ぬれ地蔵、左に大勧進の橋を見て、次にあるのが、この「山門」です。
山門の楼上には、輪王寺宮筆の「善光寺」と書かれた額が掲げられています。
通称「鳩字の額」と呼ばれており、三文字の中に鳩が5羽隠されているということです。
この門の建立は、寛延三年(1750年)で、平成の大修理(H14-19年)によりサワラ葺きの往時の美しさを取り戻しています。


本堂
山門をくぐると、目の前に見えるのが「本堂」です。
信州善光寺は、一光三尊阿弥陀如来様が御本尊で、創建以来約1400年の歴史がありますが、大いに興隆したのは江戸時代になります。
一貫して男女平等の救済を説いていたため、女性の参拝者が多いことが善光寺詣りの特徴と云われています。
開山以来度々火災にあっていて、この「本堂」が宝永四年(1707年)に落成を皮切りに、現在の寺院の伽藍(建物)群が形作られました。
本堂の中に入ると、種々の仏像のある「内陣」や、さらに奥の「内々陣」にある「お戒壇巡り」があります。


日本忠霊殿・善光寺史料館本堂のわきを入ると、三重塔が木立の向こうにちらりと見えます。
三重塔の形の「日本忠霊殿」は、戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでに亡くなられた240万余柱の英霊を祀る、我が国唯一の仏式による霊廟です
1階は、善光寺所蔵の什物を展示する「善光寺史料館」になっています。仁王門の仏像の原型もここに所蔵されています。
ここを見るには少し時間がかかるので、バスの集合時刻にご注意を。


岩松院
バスは善光寺を離れると小布施の街を通り抜け、次の立ち寄り先「曹洞宗 梅洞山 岩松院(ガンショウイン)」に到着します。
のどかな田舎の景色の中に建つこのお寺には、名高い「北斎画の発砲睨み鳳凰図」と、小林一茶の句にもある「かえる合戦の池」があります。
岩松院の開創は、文明4年(1472年)で、雁田城主の荻野氏が開基し、開山は不琢玄珪(フタクゲンケイ)禅師と伝えられています。


かえる合戦の池こちらが、本堂の座敷から見た「かえる合戦の池」になります。
春の花見が終わる頃、本堂裏庭のこの小さい池に、大人の手のひら大のアズマヒキガエルがいずこともなく集って来るのだそうですが、最近は随分少なくなりましたとは、このお寺の大黒さん。
かの小林一茶が文化13年(1816年)にこのお寺を訪れ、合戦を見て『痩せ蛙まけるな一茶これにあり』の有名な句を詠んでいます。


発砲睨み鳳凰図本堂中央(大間)の天井に描かれている鳳凰図は「八方睨み鳳凰図」と言い、葛飾北斎89歳の時に描いた絵で畳21畳の大きさがあります。
部屋のどこに居ても、鳳凰の眼が睨んでいるところから「八方睨み」の名が付いています。
大変色鮮やかな絵ですが、160年以上経っていても塗り替えは1度もしていないそうです。
ところで、本堂内は写真撮影が禁止なので、この画像は岩松院さんからの提供になります。


福島正則公霊廟本堂の真裏の石段を登ったところに、戦国武将の福島正則の霊廟があります。
豊臣秀吉の重臣として賤ケ岳の戦いで「七本槍の第一」と称せられ、また関ケ原の合戦では徳川方として戦い、一時は50万石の大大名になった正則公も晩年は幕府の謀略により国替えとなり、この地で没したのです。
…岩松院で昔を偲んだその後は、今宵の宿泊先「七味温泉」に向かいます。

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B377 七味温泉